尾野真千子、カーネーション、ブランド
先日Facebookを利用したブランディングについて、友人からそれはもう大変真摯な意見をいただき、かつ、同意してもらい、僕としてはブランドに対する考え方は自分が思った以上に支持されているんだなと思うと、安心した気持ちになれました。
今日も人柄をアピールすること以上にやはり自分がいちばん頑張ってるもので評価してもらえることが、本当のブランディングなんだということを少し書こうと思います。
今日の記事のタイトルに書いてある尾野真千子について。
僕はカーネーションの尾野真千子というか、小原糸子はすごく嫌い。自分勝手だし、自分が批判されればぶすっとして人間的にどうかなと思うのです。しかも、NHKの今一番好きな出演者が常に怒っているか、怒鳴り散らしているかというところが、実に見難くて、このブログでもさんざんケチを付けてましたが、結局最後まで見てしまいました笑
このドラマでものすごく株が上がったのは、小原糸子役の尾野真千子、小原直子役の川崎亜沙美と二宮星ちゃん、そして周防さん役の綾野剛くん。この4人じゃないでしょうか。それは、このドラマで大変好演したと思うし、それが評価されたみたい。このドラマが終わってから、川崎亜沙美以外はドラマやCMで見かけるようになった。いかに連続テレビ小説が、消費者に影響を与えるかということです。
前にNHKで尾野真千子へのインタビューを見たんだけど、彼女は今30ちょっとかな。結構若い時に女優としてデビューをして、役柄としては暗い役とか、ちょっと人間的に問題のある役を演じてました。Wikipediaで彼女の事を調べてみると実に多くのちょい役を演じてます。で、彼女は、連続テレビ小説のオーディションにそれはもう何度も挑戦したそうですね。だから、その話がインタビューでふられると、今まで落選してやっとのことで主役をゲットしたという思いがでてくるんでしょう、涙ぐむんです。よくここまでやってきたという達成感があるんですかね。
尾野真千子は役者としての演技力は素晴らしいけど、そんなにきれいじゃないし、地味なキャラでしたけど、結局カーネーションで巻き舌で岸和田弁を使っていたら、あっという間にブランドが上がった。それは役者としての体当たり的な演技力が、多くの人に感銘を与えたということもそうだし、多くの人が見る連続テレビ小説の主役を掴んだというところもある。
じゃあ、尾野真千子って性格いいの?ということになるんだけど、そんなことはだれも知らないわけですし、知る必要もない。それは彼女が役者としてどれだけ演技力があるかということが大事であって、別に彼女がどうかということは全く重要な問題じゃない。
結局尾野真千子は、この連ドラでおもいっきり上昇して、CMも洗剤とビールのCMにも出てるし、今度は向井理主演のドラマに準主役で出演することが決まった。ちなみに向井くんもゲゲゲの女房の好演で、ダントツの若手俳優に登りつめた。これも向井くんの性格がいいのかということじゃなくて、彼の役者としての能力が買われた結果です。
役者に限らず、会社でもなんでも自分たちで扱っているものがブランドの対象になるんだけど、どういうわけかFBにおけるセルフブランディングは、自分のこと大好き!と言うやり方が横行していて、実に気持ちが悪いのです。
しかし、そういう人達が何かかいたり、どっかから持ってきたような写真を見て、人はプラスのアクションを起こしてしまう。これは結局振り込め詐欺がいつまでも横行するように、我々人間というのが騙されやすいという証左なのかなと思ってしまうのです。この記事を読んだ人は、是非そういう人達のをみて、これらのブランディングがいかにまがい物であるということをわかってもらえると思うのです。