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スイス人選手の妄言

日本人は、アジアで一番早く近代化したということもあって、白人に対するあこがれが未だに強い。明治維新は1868年だから、時間がそんなに経過をしているのに、白人信仰というか、なんとかかぶれが多くて、ひどい奴になるときちんとした日本人の名前があるのに、JamesだPaulとか勝手に称している奴もいて、このあまりの軽薄さにびっくりするしかない。あ、カルロスって言ってる奴もいました。

ロンドンオリンピックが始まって既に1週間位経ちますが、早速白人選手の呆れた発言というか差別発言が2件出ている。スイスのサッカー選手が、試合が終わった後ツイッターで韓国人をボコボコにしてやるという発言をした。ギリシャの陸上選手も、黒人への差別発言をして話題になっている。結果は二人ともその国の代表を追放されたということで、実に浅はかな白人選手の不用意な発言。

改めてこのニュースを紹介しておく。

テレビ朝日
  1. 五輪スイス選手 韓国人差別発言でサッカー代表外れる

    中央日報
    【ロンドン聯合ニュース】ロンドン五輪に出場したスイスのサッカー選手が、短文投稿サイト「ツイ..

この地球上において白人が文明に果たした役割は実に大きい一方で、弊害も大きく残している。弊害というのは、肌の色と文化・文明が違うということで、有色人種対して長い間迫害を続けてきたということだ。もっとわかりやすく言えば、勝手に人の土地に来て、自分たちの利益に見合うことをしないという、植民地政策をして現地の人達を搾取し続けてきた。人類が残した大きな恥の一つだ。

日本の歴史であれば、日本は植民地にはならなかったけど、日露戦争がおきたのは、ロシアが南下政策を取り中国満州を侵略し、その流れで朝鮮半島に進出しようとしたから。日本は朝鮮半島をロシアが占領すれば日本の安全保障が重大な危機を迎えるということで、立ち上がらざるを得なくなり、戦争になった。ロシアは日本を舐めきっていたから結局負けてしまう。

また、幕末に生麦事件という薩摩藩の武士が、イギリス人を殺傷するという事件が起きたけれども、これは日本の風俗も歴史も知らないイギリス人が、薩摩藩の大名行列を馬に乗って横切るということが原因で、郷に入れば郷に従えということを守らなかった。これは当時の日本にいる白人社会でも馬鹿なことをしたものだと誰からも同情されなかったらしい。

東京裁判で日本陸軍の石原莞爾が、太平洋戦争は幕末にペリーが日本に来て、開国を強要しなければ、戦争だった起こさなかったという発言をしてます。これは、当時平和な幕藩体制であったのに、自国の利益を追求するがために日本を開国させなければ、結果的に日本は近代化せず、ひいては軍事国家にはならなかったというやや強引な論理であるけど、僕もそれはたしかにそうだと思う。

このように他国の尊厳を平気でこの白人という人達は破るわけで、その最たる例は、米軍の原爆投下だったり、ベトナム戦争での枯葉剤といった、その後の民族の健康被害を後々まで残した。司馬遼太郎さんは、そのエッセーの中で白人は有色人種に対して倫理観がおかしくなることがあり、それは日本に原爆が投下されたというのがいい例だと。あの戦争ではドイツも相当ひどいことをしているけれども、彼らの原爆を落とされたりしなかったのは、同じ白人仲間には民族を根絶することに対して忸怩たる思いがあったんだろうと思うね。

例えば、同じ事を彼らがやればどれだけ怒るかということです。日本の真珠湾攻撃は、未だにリメンバー・パールハーバーとか言われてるし、911でアルカイダに攻撃をされると、かなりヒステリックな報復が行われた。アメリカは自国の領土が戦場になったことがこの2度しかないわけだけど、敵に回った方はアメリカにひどいことをされているわけです。原爆然り、枯葉剤然り。

これらの話は大時代的なことになってしまうけど、身近な話でも人種差別という話はよく聞く。そんな連中が未だに好きで好きでしょうがない一部の日本人は、僕から見たら実に恥ずかしい存在で、3.11の時も外資系企業で働く日本人は、東京から関西に逃げたり、海外に脱出しようとした奴がたくさんいるけど、同じ日本人として実に恥ずかしい。

その世界を席巻した白人も、ギリシャ危機に始まり、今はスペインもぼろぼろな状況。ヨーロッパで気を吐いているのは、ドイツだけという状況ですが、このヨーロッパの危機が世界的に経済の足を引っ張っているし、今やなんだかんだ世界の経済を支えているのは、かつて侵略をした中国だ。これは圧倒的に人口が多いということもあるし、そういうことを考えると、インドやインドネシアといった人口力のある国や地域がこの地球上において発言権を持つだろうと僕は思う。その時に過去の過ちに対して彼らはどういう発言や行動を取るだろうか。

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