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変人クラブの様相を呈してきた純と愛

僕の友人で、梅ちゃん先生が大好きな人が何人もいるんだけど、今やっている純と愛は見てない人が結構多い。それは見てて面白く無いからということもあるけど、面白くないというのは登場人物が変な人しか出てこないという事に対する嫌悪感というものがあるんじゃないかと思うのです。

僕は好きだと何度も見たくなる方で、井上真央ちゃんのおひさまや宮崎あおいちゃんの篤姫は再放送まで見ました。今もおひさまは、BSプレミアムで再放送しているし、NHKオンデマンドでも見ることができます。

NHKオンデマンドで思い出しましたが、NHKも何故この素晴らしいコンテンツを持っていながら、どうしてタブレットとかスマホ向けのアプリを出さないんですかね。とてももったいないと思うね。

で、何度も見たくなるという話に戻ると、篤姫に関して言えばDVDまで買ってしまいました。こちらはストーリーの他にキャスティングも完璧。西郷隆盛を多くの人が演じてきてますが、小澤征悦の西郷さんはすごく良かった。音楽も良かったです。最近の小澤征悦はかっこつけすぎちゃってるけど、彼は可笑しみを出すことが出来る最近珍しい俳優さんなのです。

そんな中純と愛は、完全に変人クラブの様相を呈してきた観があります。最初から違和感はあったんです。まず、純は、熱すぎちゃって周りの人に自分勝手な善意を押し付ける。兄貴は会話に変な英語を入れたりするし、弟も変。お母さんは唯一まともな感じがするけど、武田鉄矢が演じるお父さんは、極端に器の小さい男。

純が最初につとめたホテルの上司には、一日中携帯電話を覗いていたり、くしゃみしかしない人がいたりと、どう考えてもドラマには全く不要な設定なのです。ここでまともなのは、桐野富士子さんくらいなので、彼女だけがドラマの中で目立っていました。ちなみに桐野さん演じる吉田羊は、彼女のブログを見る限りは桐野富士子とは全く正反対の人と見受けられて、そのギャップは楽しめる。

また、純が結婚をした相手も父親も変だし、お母さんはヒステリー。娘は相手の匂いが気になるということで常にマスクを着用し、結婚相手の愛に至っては、相手の本性が見えるから人と話も出来ない。

そして今度は純の転職先である里やも、オーナーのサトは、経営全く無視だし、料理が苦手な板前や2字熟語しか喋られない従業員などなどといったように、このドラマには普通の人が全く出てこないのです。

このドラマを作るにあたって、遊川和彦はどういうことを考えているのかと思って探してみたらNHKの宣伝も兼ねているんだろうけど、「プロフェッショナル仕事の流儀」でこの人の特集を組んでいて、そのウェブサイトもありました。遊川和彦が純と愛について語っているのですが、そのまま引用します。

遊川は今年、NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を執筆している。この作品で遊川が伝えたいのは、「人を生かすのは、人と人との絆」ということ。絶望のふちにいる時、一人でも自分の事を本気で思ってくれる人がいれば、人は生きられる。震災以降、何度も耳にするようになった“絆”を、あえて正面から掘り下げたいと考えている。また、この絆というテーマは、遊川の人生のテーマでもある。徹底的にお互いをさらけ出しぶつかり合う中で生まれる相手を信頼する気持ち。それが遊川の背中を押してきた。本気で相手の事を考えているからこそ、遊川は誰よりも真剣にぶつかって行く。

これを読んでみると、この遊川和彦という人はいい意味でも悪い意味でも自分勝手な人なんだろうなと思う。前に鶴瓶が遊川和彦を評して変人だと言ってましたが、結局こういう荒唐無稽な作品しかかけないというのは、恐らく自分の中で特異な精神社会を持っていて、それは他人にも当てはまると考えて、それを相手が嫌がるのに無理やり押し付けるというところがあるんだと思うのです。

だから、この純と愛の純にせよ、家政婦のミタでも、女王の教室の鬼教師もすべて遊川和彦そのもので、歪んだ良心を押し付ける事が良しとする人なんだと思う。よほど歪んでいる。

こういうのは、夜のドラマとかだったらいいんだけど、朝の時間にはまず合わない。視聴率のことは、昨日の記事でも少し書きましたが、一度も20%越えがない。それだけ支持されてないということだと思うのです。まあ、遊川和彦のことだから、最後の最後になってどんでん返しを用意しているんでしょうけど、それが連続テレビ小説似合ってるかといえば、僕は否。

次回作のあまちゃんは、宮藤官九郎の本になり、彼の場合はコメディを書かせると楽しいので、これは楽しみにしている。しかも主人公の新人の能年玲奈ちゃんは実にかわいいので早く純と愛が終わらないかと思う今日このごろなのです。

【今日の記事で紹介したURL】
NHKオンデマンド
吉田羊公式ブログ放牧日記
プロフェッショナル仕事の流儀 ぶつかりあって、愛が生まれる

【今日の記事で紹介したDVD】
どちらもお勧めです!

 

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