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ストーリーが完全に崩壊してきた純と愛

純と愛も来月いっぱいで終わることになっていますが、見なければいいんですが、BSプレミアムで7時15分から「おひさま」をみて、そのまま純と愛が放映されるために、結局見てしまってるのですが、これは見てて苦痛を感じて来ました。

僕も友人には朝のテレビ小説が好きな人は何人もいますが、純と愛に関しては僕以外見なくなってしまいました。このドラマは、遊川和彦ワールドが満載なんだけど、変なところで友情とか愛とか暑苦しいテーマを押し付けるところがあり、見ててしんどいです。

何度も書いて来ましたが、主人公の愛の性格がもうダメ。たまに場を盛り上げるような人間はいるけど、ここまで自分の良心を押し付ける人はいないだろうし、副主人公の愛も、うだつのあがらないジャニーズのわざとらしい演技も痛くて痛くて、見るに堪えないのです。

先週、さとやの女将がこのさとやを急に売りだすと言い出しました。だいたいこのドラマはこういう展開なんです。まず、この売り出すという事自体があまりにも急すぎて、実生活でそういうことはないのです。そのためみんなであたふたして、さとやの売りを見つけ出して、見つけ出したのが、

  • 純のお兄さんのマッサージ
  • セクシーさんのヘアメイク

ここまでは許せるけど、チュルチュルの人間ジュークボックスというのはひどい。ま、それはいい。これでさとやの売りが出来たら、今度は借金取りが乗り込んで出て行けと言い出して、また、みんなでわ~大変だー!といっていたら、愛のお母さんが弁護士として彼らを追い出し、かつ、借金も肩代わりをして、その借金を純に返済させることになるという、昔、こういうジェットコースター系のドラマがありましたが、これを朝やられると、実に疲れるのです。

今週は、さとやは色々なウリができたので、経営も順調になっていたら、宿泊者どうしでカップルが出来たということになりました。まずホテルでそういうことはありえない。それも、男の苗字が水田で女の苗字が火野という実に安易なネーミング。こちらも紆余曲折があって、いきなり結婚ということになって、しかも結婚式を知り合った里屋でやり披露宴をやっていると女の火野が実はアル中で、酒を飲んで披露宴をぶち壊し、それが結婚の破綻に結びついてしまった。さらに、酒の失敗で失意の火野は、寝煙草で火事を起こし、さとやは全焼になる始末。すごい展開です。

遊川和彦のストーリーは、このヒトの押し付けというか、見ろ見ろと頭を押さえつけられてるような感じがして実に不愉快で、いいところが全くないのです。登場人物も、自分のことをアピールするか、あるいは、自分の殻に閉じこもってしまって絶対に人に心の中身を見せないような奴ばかりで、まともな人が全く出てこないのです。

本来変人というのは可笑しみがあるものなんです。例えば梅ちゃん先生で言うと松岡先生は典型的なところがあり、こういう人は何かアクションをするたびにクスっと笑ってしまう。梅ちゃん先生のお父さんだって、とても謹直な人だったけど、それはそれで真面目なところがおかしいという、前向きな捉え方が出来るのです。

ところが、この純と愛だと出てくる人物が全員崩壊しちゃってるんですよね、人格が。壊れ切ってる人たちがドラマを構成しているので、ストーリーもボロボロになってしまう。今日のところで言えば、火野が寝煙草で火事を起こしたら、それで逮捕でしょう。でも、そうならなそうなんですよね。

さとやが焼けちゃったから、これからどうするんでしょうか。そもそも「魔法の国」をつくるという事自体が、僕としては受け入れられないのですが、早く3月で終わってくんないかなと思う日々です。ま、見なければいいじゃんということなのですが、前と比べれば、最小限でしか見てません。

結局このドラマは、悪い意味で漫画なんです。これは平清盛と一緒で、清盛も日本のトップにもいるような人が、平気で人を殴ったり、後は、いつも誰かが大きな声で叫んでいるか、後は対抗勢力が常にちょこまか悪いことをして、それが当たると哄笑したり、とにかく見てれれませんでしたけど、北斗の拳にすごく近いドラマでした。

純と愛も、出てくる人が一癖もあるというのではなく、みんな極端に変な人か精神的に病んでるか、そんな人しか出てこないドラマというのが、実に見てる方を不愉快にさせるかということが、このドラマを見て良くわかったという感じです。

因みに視聴率はWikipediaのここを見るとわかりますが、案の定視聴率は低迷しているんです。おひさまだと、後半20%超えてるし、梅ちゃん先生は、スタート時からすでに20%を超えてます。ところが、純と愛は、先週は18%を割っていてる。これは完全にストーリーが全く評価されてないということなんだと思いますね。

前にもこのブログの記事「マーケティングに失敗した純と愛」という記事でで遊川和彦がこのドラマを見るターゲット層を見誤ったと言うことを書きました。つまり、朝の8時くらいにテレビを見れる層は誰なのかということです。それを間違えて、漫画のような展開の早い、しかも突っ込みどころ満載のドラマを作った。実験といえば実験ですが、結局それが失敗だということは、視聴率を見ればわかる。

カーネーションも、僕個人は尾野真千子が嫌いということもあるけど、面白いとは思いませんでしたが、それでも、高視聴率を稼いだのは、現実的に勝ち残った人物がモデルであり、その中には戦争があったり、不倫があったりと涙を誘う場面もありました。

ところが、この純と愛に関して言えば、全くそういうものがない。後味の悪さだけが残って更に視聴率が下がると思いますね。それだけは十分予想できる。

次回は、脚本が宮藤官九郎さんなので、楽しみ。彼は阿部サダおと組んで結構面白いコメディをやっているので、それをNHK連続テレビ小説でやってくれるでしょう。

 

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