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潮騒のメモリー

あまちゃんが先週の土曜日に終わってしまい、あまちゃんロスという言葉が飛び交ってますが、僕もその一人と言っちゃあ、一人です。でも、DVDも届いたことですし、一人楽しもうと思ってます。関連本も買うだけ買って、中身は見てないので、これからじっくり目を通そうと思ってます。


僕は、文化人でもなんでもないので、今更難しいことを論じるつもりはないのですが、最終週に音痴と言われ続けていた薬師丸ひろ子が演じる鈴鹿ひろみが、リサイタルのオープニングでステージの裏にすっ飛んできたキョンキョン演じる天野春子をチラ見して、メッセージを送るシーンがあります。それが春子にはしっかり伝わる。この辺り、さすが女優だなと僕は感心しました。

この目でメッセージができる俳優さん女優さんは、このドラマには多く出演してました。宮本信子さんもそうでしたね。宮本さんも目で自分のメッセージを伝えるシーンはけっこうありました。本来人間のやりとりは、特に仲が良い場合は、目でのやりとりって必ずあります。ただ、それを演じるというのは相当技術のいる縁起じゃないかなと思ったりしますが、あまちゃんではそういう演技の出来る人が多かったように思いますね。これは、新人である能年さん、有村さん、橋下さんといった、すごく力のある若い女優さんにはものすごく刺激になったと思いますね。心理描写というのは、役者にとって重要なファクターだと思います。

だいたいダメなドラマというのは、大声で叫ぶのが多いです。最近だと大河ドラマの平清盛や龍馬伝がそうでしたし、あまちゃんの前作だった純と愛もそうでした。最初から最初まで叫んでいて、実にうるさいドラマで、僕はいつもケチをつけながらみてましたけど、実際に人間のやりとりで大声で叫ぶということはまずないです。

このドラマで重要なポイントは、「潮騒のメモリー」という曲でしたし、結局この曲がこのドラマの中心になっていった観があります。

最初は、北三陸のスナックで春子が歌った。でも、これはただ歌ったのではなくて、春子自身がアイドルになるべく東京に行き、そこで太巻さんと知り合い、当時デビューするはずだった鈴鹿ひろみの影武者として歌ったという非常に濃い思い出が春子にはありました。

その歌う姿を見て、アキが今度はアイドルを目指すべく、親友のユイちゃんと潮騒のメモリーズを結成。これが岩手で大ブレークをして、アキは上京し、そしてなんと鈴鹿ひろみの付き人になる。

その後紆余曲折があり、アキが潮騒のメモリーのリメーク版のヒロインとなり、最後にソロで潮騒のメモリーを歌うことになり、上映を果たしますが、東日本大震災が起こり、映画の上映を自粛。アキも望郷の念があり、岩手に戻ります。

そして、鈴鹿ひろみが今度は東北チャリティーリサイタルのスタートとして、北三陸を選び、そこで潮騒のメモリーを歌う。音痴だと言われていたけれども、実は歌うことが嫌いだった鈴鹿ひろみがわざと音程を外して、音痴を装ったようでした。しかし、実際の本番のステージでは見事に歌いきった。

このように中心となる人物にはこの潮騒のメモリーの存在がありました。しかも、それに関わった人たち全てが、過去にわだかまりをもっていたけれども、この曲によって全てとは言わなくても、そのわだかまりを解消させたという、実に壮大なドラマでしたね。

あまちゃんロスということで、色々な人がツィートしているようですけど、僕の場合も同じですね。唯一救いは、あまちゃんのDVDが届いたということですかね^^


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