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間抜けの見本

司馬遼太郎さんのコラムで、戦時中にやたら男らしさをアピールしたり、西郷さんの真似をして太っ腹を装ったような人がそれはたくさんいたんだそうです。このエピソードの落ちは、そういう人に限って戦争で死なずに生き延びていて、普通にまじめに生活をしている人が戦死したということ。さもありなんと、僕は思いましたね。

社会に入ると、傲慢な人だったり、親分づらする人って結構多い。ただ、僕の50年生きてきて、そういう人はまず小心者。器も小さいし、いつもビクビクしているし、自分に有利に運ぶために裏で下工作をしちゃってる人がほとんどです。
今回の徳洲会病院の件で、猪瀬都知事が色々とやらかしてますが、この人は元々ノンフィクションライターとして、緻密な取材をするということで定評のある人で、僕も何冊か彼の本を呼んだことがありますけど、それはもう良く書けていて、ここまでよく調べたものだと感心した記憶があります。
この人はそういう頭脳で仕事をしているという意識が強い人で、他人を見下すところがあり、上から目線キャラでもあります。その彼が、今回の騒動で追求する記者に対して平身低頭。みっともない。マスコミ慣れしているから、記者のあしらい方が横柄な態度だと見せられているこちらとしても、不快感を感じるのです。
しかし、今回のこの猪瀬都知事のお利口自慢のはずなんだけど、今回のこの一連の対応を見ていると、本当はお利口じゃないんじゃないかと思ってしまうところが随所に見られます。ところが、記者たちも突っ込みどころが甘くて、なにやってんの?という突っ込みどころが満載なのです。
例えば、今回の借用書の件にしても
  • 普通5000万円借金して、借用書を書くとしたら、下記の金員を借用しました。返済期日にご返済することをお約束しますというような一文がない。
  • 収入印紙がはられてない。
  • 印鑑が押印されていない。
  • 手書きとワープロが混在している
  • 本人は原本はこれですということだけど、借用書って普通は貸主に対して提出するものであり、借りた方は普通は原本は持っていないはず
  • もし、持っているのであれば、原本であるという証拠として割印を入れます、普通
こんないい加減なものをよくもまあ都知事もこんないい加減な書類を、マスコミ見せたら、それが報道されて、それを見た一般人がツイッターやSNS、ブログなどでシェアされて、どう言う状況になるのか、わかってないようです。
都知事に就任して、都の職員にツイッターのアカウントをとって、積極的に情報発信をしろと指示していたけど、自分のまずい対応が結局炎上状態になってる。
と、まあこんな感じで笑いもの状態になっている。それは、この人の不徳のいたすところで、今まで傲慢キャラでやってきた人が、このお金の問題で言ってることはコロコロ変わるし、話をすればするほど嘘の上塗になっていて、これはもうどなたも信用しないわけです。ちなみにこの上記のコラ素材で笑えるものを、はりつけておきます。
悪ふざけだなーと思うけど、そうなってしまったのは、この猪瀬都知事があまりにも自分の発言がどうなるかということを全く考えずに、いい加減なことを言いまくってるのがわるくて、さんざん自分のお利口度合いが高いのが自慢だったわけですが、結局日本中に自分がいかに間抜けであることを公表してしまったということです。
そもそも石原の後継ということ自体がもうダメだったし、僕はもちろんこんな人に投票をしませんでしたが、こんな人に史上最高の投票を与えた都民は、僕も含めていかに愚民であったかということを反省しないといけないと思いました。

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