2016/06/280 Shares

昨日の軍師官兵衛ー命がけの宴

昨日の軍師官兵衛では、北国での戦いのやり方で羽柴秀吉と柴田勝家が対立をして、秀吉が兵を引き上げてしまい、それに対して信長が激怒する一方で、秀吉は長浜に戻るとどんちゃん騒ぎを始めてしまったというストーリー展開でした。

昨日は特に面白かったところは、官兵衛がなにをやってるんですか!!と怒鳴りこんできたところに、秀吉がこっちも命がけで騒いんでいるんじゃーいというシーンで、確かにその通りでした。

ただ、前回の英賀の戦いは実に良かったのですが、昨日は残念なところが何点かあり、そのあたりはもったいなかったと思います。

残念だった件その1

まず残念だったのは、いきなり劇画調になってしまったという点。それは官兵衛の絶叫シーンがあまりにも多くなりました。これは見てるほうがうるさくてしょうがない。このやり方というのは、「龍馬伝」や「平清盛」がそうで、常に誰かが絶叫していて、世の中そんなに大騒ぎすることはあまりないので、現実味がなくなるのです。

それと宇喜多直家を演じた陣内孝則が、やたら哄笑しすぎでした。いくら直家が手段を選ばないと言っても、客人の目の前で自分の家臣を毒殺をするなんていうことはあり得ないし、しかも、最初から最後までワハハハと笑いっぱなしで、北斗の拳に出てくる悪役じゃないんだから、こういうシーンは結局ドラマ自体を幼稚にしてしまうということを制作側は認識するべき。

残念だった件その2

制作する側の歴史の読み方が甘すぎるという点。
昨日の秀吉が柴田勝家を大げんかして長浜に帰ってしまい、長浜で大騒ぎをしたことには大きな理由があったということは描写するべきだったと思うのです。というのは、秀吉が北国から離脱するということは、明らかに軍令違反で、織田家における軍令違反と言うのは、信長に対して反対するということを意味します。それを一番知っている秀吉が敢えて大騒ぎをしたのは何故か?というのはどうして描写するべきでした。秀吉が大騒ぎした理由については、

  • 勝家の勝手なやり方が結局織田軍を窮地に陥るということを身をもって示したかった
  • 信長に二心があれば、あんな馬鹿騒ぎをしない
  • 長浜の大宴会には信長から派遣されているものも参加しているので、彼らがその状況を信長に報告するということを秀吉は当然のごとく意識している
  • 黒田官兵衛も当然そういう秀吉の心情はわかっている
  • 信長も秀吉の心情はわかっている

という点が必要でした。

また、もし、秀吉に二心があれば、長浜城に籠城して毛利と連携を組むことだって可能ですが、そういうことはしませんよというのが、あの乱痴気騒ぎであり、そういう部分を描写しないと、と思いますね。

また、信長が秀吉の軍令違反を許したのは、あの乱痴気騒ぎが信長には二心がないということがわかったということであり、まんまと秀吉の作戦は大成功だったということです。

それに秀吉にせよ、官兵衛にせよ、聡明さが売りの武将なのですが、昨日の状態だと秀吉は破れかぶれになってしまったということだし、官兵衛にしても秀吉の作戦が全くわからずに怒鳴り散らしているという状況になっていて、現実とは離反している部分がありました。頭がいいのは一人半兵衛のみというのはおかしいのです。

来週は、本格的に織田と連携をすることで、その証として官兵衛の一人息子を織田方に人質と出しますが、どういう描き方をするのか、楽しみです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう