2016/06/120 Shares

これは面白そうです。映画「柘榴坂の仇討ち」

浅田次郎の短編「柘榴坂(ざくろざか)の仇討ち」が映画化されることが決まって、キャスティングが発表されました。僕はこの浅田次郎の作品自体知らなかったのですが、「仇討ち」という言葉に惹かれて、調べてみたらなかなか面白そうなので、調べてみました。

内容は、主人公の彦根藩士志村金吾は、藩主である井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていたが、目の前で直弼が水戸浪士らに首をあげられてしまう。金吾は切腹も許されずに仇を追い続け、明治6年、桜田門外の変から13年後に金吾は、仇の一人佐橋十兵衛を探し出す。しかし、明治政府は法律で仇討ちを禁じていた…。というもの。

話的には吉村昭さんの「敵討」と「桜田門外の変」におもいっきり重なると思いましたが、ここでは言わないことにします。

吉村 昭 新潮社 2003-11-28

この主人公金吾を中井貴一、仇役の佐橋十兵衛を阿部寛が演じます。この映画では色々なドラマがあり、金吾についていうと、両親が自害、妻セツは酌婦にまで落ちてしまう。これがどれだけ大きなことかというと、江戸時代における井伊家は、譜代大名筆頭で、いわば名門中の名門。その殿様の近習役と言うのは、殿様に仕える名誉あるものでした。ところが、金吾は殿様の命を救えなかったばかりか、目の前で殺害され、首をあげられてしまうというのは、武士として恥辱以外ありません。しかも責任を取るための切腹さえも許されないというのは、当時の武士として非常に苦しい立場に置かれていたと言ってもいいと思います。この設定は本当にうまくて、さすが浅田次郎。

そのきつい役を中井貴一が演じるというのは、凄くいいと思います。前に壬生義士伝の吉村貫一郎役は凄く良かったですから、期待できそうな感じがするのです。つまり、侍の辛さを演技させたら、相当やるんじゃないかなと。

追加されたキャスティングとしては、

(引用:映画.com
  • 高嶋政宏:金吾の心情に理解を示しつつも、その不器用な生き方に心を痛める親友で、大政奉還後に邏卒(巡査)になる幕臣・内藤新之助
  • 真飛聖:金吾の仇である十兵衛の心の闇を感じながらも静かに慕う、同じ長屋に住む子持ちの寡婦マサ
  • 吉田栄作:新聞社の記者・財部豊穂
  • 近江陽一郎:金吾の弟・志村覚馬
  • 堂珍嘉邦:大工の稲葉修衛門
  • 藤竜也:元評定所御留役であり、時代が変わってからは司法省に勤めた後、非職警部となった秋元和衛役

いいキャスティングなのは、高嶋、真飛、吉田、藤。必然性が感じられないのは、堂珍。この人、ケミストリーがなんで役者やってるのと、思ったりしてます。

この写真を見ると真飛聖がすごくいい表情をしている。しかも、女として面白い設定というか、難しい役をどれだけこなせるのか、期待したい。

ちなみに中村吉右衛門が井伊直弼役を演じます。かっこ良すぎる感じがするかなあ。
あと、この原作はKindleで100円で売ってますし、短編なので10分もあれば読めます。ラストは意外といえば意外でしたが、どういう描き方をするのか楽しみ。

浅田次郎 中央公論新社 2014-01-31

追記

 

2014/9/21

 

©柘榴坂の仇討ち

公式サイトに舞台挨拶のレポートが公開されましたので、追加しました。
『柘榴坂の仇討』公開初日舞台挨拶レポート

2014/9/18

柘榴坂の仇討ちに出演している広末涼子さんのインタビューが公開されたので、ご紹介します。
広末涼子インタビュー:この映画は、男も女も本当にカッコいい!

2014/9/16

9月20日にロードショーですが、予告編が公式サイトにアップされているのでご紹介します。僕もムビチケでチケットを購入しました。

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