2016/06/121 Shares

坂本龍馬直筆の手紙の草稿が発見された件

今朝のニュースで坂本龍馬が土佐藩家老後藤象二郎に送る手紙の草稿が見つかったと報じられましたね。いやー、龍馬が暗殺されたのは1867年ですから、147年前に書いたものが今発見されるというのは、本当に歴史のロマンを感じます。

ニュースの報道では

まず、どういう報道をされているかというと、

  1. 龍馬直筆の手紙の草稿見つかる

    NHK7 時間前
    幕末の志士、坂本龍馬が暗殺される直前に土佐藩の重臣、後藤象二郎宛てに書いたとみられる手紙の草稿が東京都内の民家で保管され … 複数の専門家が鑑定したところ、筆跡や内容から坂本龍馬の直筆とみて間違いないと判断しました。

三岡八郎という人物とは?

手紙の内容としては、龍馬が大政奉還後福井藩に赴き、福井藩士の三岡八郎と会い、そこで新政府の財政論の話をして、今後新政府の財政を出来る人材は三岡八郎しかいないということを後藤象二郎に進言するというものです。

この辺りを時系列で歴史の事例を書いておくと、
1967年10月15日大政奉還
1967年10月24日福井藩に出向き、三岡八郎らと面談
1967年11月5日帰京
1967年11月15日龍馬暗殺
という状況で、この手紙は11月5日〜15日の間に書かれたものであろうということで、まさに竜馬暗殺直前という、歴史的に実に貴重な史料ということが言えると思います。

由利公正(三岡八郎)

ちなみに三岡八郎という人物は、福井藩士で、福井藩の殿様が有名な松平春嶽で、龍馬と松平春嶽は勝海舟の仲介で仲良くなっており、この二人における逸話はとても多いのですが、その流れで三岡八郎と知り合ったということだと思います。三岡八郎は龍馬の縁で、新政府に入り、名前を改名して由利公正という名前で五箇条の御誓文の起草に参画し、明治4年東京府知事となり、新政府の官僚としてはそれなりに出世してます。また、この龍馬と三岡八郎とのやりとりは、竜馬がゆくの8巻で、司馬遼太郎さんの見事な筆力で描写されています。少し引用しますね。

午前8時前、山町に入り、やがて旅籠「煙草屋」の前まできたとき、三岡はたまりかねて、
「竜馬あっ」
と、二階へ叫びあげた。ひびきに応じるように竜馬は二階から顔を出し、
「やあ三岡か、話すことが山ほどあるぞ」
と、どなりおろした。
三岡は明治後由利公正と名をあらため、諸官を歴任して子爵になり、明治42年、81歳で没したが、生涯このときの感動を繰りかえして語った。
中略
竜馬は、金も兵もない新政府の現実を言うと、三岡はそれに応じてかれの財政策の一端をしゃべった。
竜馬はひざを打ち、
「みな言え」
と、うれしそうに叫んだ。このときの竜馬の言葉は、三岡の記憶によると、「汝(われ)、そんなことを言うと思うてわざわざ来たわ。みな言え」というものであった。

なんかいい時代でした。詳細は竜馬がゆくで、

竜馬がゆく〈8〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋
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この草稿の発見のされ方がすごい

この手紙の発見のされ方が実は劇的でして、テレビ番組の取材中にたまたま発見されたというもの。
坂本龍馬の“幻の手紙”を番組取材中に発見! 驚きの鑑定額にスタジオが騒然!!
この記事によると、

NHK総合で毎週土曜日に放送されているバラエティー「突撃 アッとホーム」の取材中、世紀の大発見となる坂本龍馬直筆の手紙“越行の記”が見つかったことが明らかになった。この手紙の発見の様子と驚きの鑑定額は、4月12日(土)放送分の番組内で独占公開される。
中略
今回の発見は、家族との思い出がつまった宝物を見せてもらう「ファミリートレジャーハンティング」という企画の取材中、東京・国立の一般家庭で偶然見つかったもの。街頭インタビューした主婦から「父が古美術商から“坂本龍馬直筆の手紙”を買った」という話を聞いたことから、自宅のちゃぶ台の下に保管されていたものを見せてもらい、発覚することとなった。

というもので、凄いですねえ。

突撃アっとホームのサイトに行くと、トップにこの大発見のことが。

興味のある人は、4月12日8時から突撃アっとホームをご覧になると、大発見の様子が見られそうですよね。僕も見たいと思います。

Twitterではというと

この世紀の大発見についてTwitterではどうなっているかというと、

ほぇ〜、そうやったんや! ◆龍馬直筆“幻の手紙”偶然発見、NHK番組の街頭インタビューがきっかけ。 | http://t.co/l2HgLa7U0H http://t.co/aV4NbGqPOI
— まくん (@TakaEriEvoX) 2014, 4月 7

 

昨日から話題の龍馬さんの手紙。 うちの新聞では1面に載っててびっくりw
— 兼重◎SSLプレイ中につきIN低下中 (@_kanesige_) 2014, 4月 7

 

@NHK_PR ちくたくさん、お願いです。龍馬の手紙の発見は、NHKのバラエティー番組撮影中と聞きました。発見の瞬間は放送されますか?観たくてたまりません。予定なければ予定に入れてください!!お願いします!!
— 夢殿金治 (@chizuru3015) 2014, 4月 7

竜馬がゆくを読んでると、今回のエピソードは、冒頭でも引用したように歴史的な事実なのですが、その草稿が見つかったと言うのは凄いです。僕も久しぶりに興奮をしました。

追記
2014/4/12
今、突撃アっとホームでこの手紙の鑑定をしたところ、金額は1500万円。
僕もちらっと見たところ「松菊」とあって、あれ?と思って見てたら、鑑定された人が言うには、桂小五郎が龍馬の形見としてもっていたんじゃないかということを言ってました。というのは、この松菊と言うのは桂小五郎の雅号だからです。
つまり、この手紙は、本状ではなくて、草稿であり、しかも桂小五郎が龍馬の形見として持っていたというのは、友情心の厚い桂小五郎は十分ありえることです。すごいなー!

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