2016/06/120 Shares

2014年本屋大賞を受賞した村上海賊の娘が届きました!

今年の本屋大賞は、和田竜さんの「村上海賊の娘」が受賞しました。本屋さんの店員さんが選んだ本ということもあり、何よりも村上水軍を題材にしたということに惹かれて、本屋大賞が発表された日に早速購入しました。

僕は司馬遼太郎さんが好きということもあり、司馬さんの戦国ものというのは、基本的に時の政権を肯定しているので、具体的に言えば織田信長や豊臣秀吉と彼らの周囲の人物を肯定しているので、彼らの目で見る戦国時代が描写されていて、当然自力で天下をとった人たちなので、それなりに魅力のある人達でもあります。

ところが、彼らに対して敵対した勢力ということになると、あまり関連書物がないので、あまりその辺りがよくわからないという難点もあったりします。

和田竜さんの視点はユニーク

和田竜さんという人は、デビュー作である「のぼうの城」は豊臣秀吉の北条征伐の一環で、今の埼玉県の忍城を石田三成が攻撃するということがテーマになっていまして、この主人公になった成田長親は、この作品で日本中に知られたという、創作がいくらかあるにしても、野村萬斎の好演もあって、良かったですね。特に時の政権に敵対したものが主人公という視点は大変素晴らしい。

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村上海賊は織田と対立することになる

村上海賊の娘については、織田家と対立する人たちが登場してきます。背景としては、織田家と本願寺の対立というもので、内容としては、信長が織田政権の首都として現在の大阪城がある地を使いたいので、本願寺は出いていけと迫ったことから、7年に及ぶ戦いとなった石山合戦という戦いが全体を占めると思うのですが、この大阪城の場所にある石山本願寺には、全国の一向宗門徒約10万人が籠もって、織田と戦いました。織田としては、10万人も籠っているであれば、飢えさせちゃえばいいから、補給を断ってしまうという戦略。本願寺の方はそうはさせないという戦略。ここに織田の敵である、足利義昭、毛利、雑賀孫一などが絡んで壮絶な戦いとなります。

この村上海賊の娘では、本願寺に補給をするべく、村上海賊の娘が大暴れするというもので非常に爽快なドラマに仕上がっていて、100ページほど読みましたが、なかなか劇画調で面白い。

僕が今どういう本の読み方をしているかというと、映画化した場合に誰をキャスティングするかということをイメージしながら読むと、これが映像が浮かんできて実に面白いのです。

登場人物紹介

ちなみに本書に書かれている登場人物がどのように書かれているか一部紹介すると、
村上家

村上景(主人公):悍婦にして、醜女。嫁の貰い手がない当年20歳
村上武吉:景の父で、能島村上家の当主。瀬戸内の大半を勢力下におさめ、村上海賊を最盛期に導いた。
村上元吉:景の兄。勤勉謹直で過信に厳しく当たる。
村上景親:景の弟。逃げ足の速い臆病者

毛利家

小早川隆景:亡き毛利元就の三男。甥に当たる現当主毛利輝元を補佐。秀吉や家康ら天下人も認める頭脳の持ち主。
乃美宗勝:小早川隆景の重臣。警固衆(水軍)の古強者で、主人に遠慮のない禿げ頭。
児玉就英:毛利家直属の警固衆の長。色白の若き美丈夫。気位が高い。

大坂本願寺

顕如:一向宗本願寺派第11世門主。信長と対立。
下間頼龍:顕如の側近。門主の権威を笠に着る。
留吉:源爺の孫で、一向宗門徒。口の達者な少年
鈴木孫市:鉄砲傭兵集団、雑賀党の首領

と言った感じで、この人を誰がいいかなと妄想しながら読むと楽しいですよ。ちなみに、

僕の妄想キャスティングーヒロインは宮崎あおい

僕は
村上家

村上景(主人公):宮崎あおい
村上武吉:西田敏行
村上元吉:田中圭
村上景親:思い当たらないんですよね。気が弱そうな人って誰がいいでしょう。

毛利家

小早川隆景:谷原章介(福山雅治)
乃美宗勝:大地康雄
児玉就英:瑛太

大坂本願寺

顕如:松田龍平
下間頼龍:生瀬勝久
留吉:前田航基(まえだまえだ)
鈴木孫市:佐藤浩市

 

グーグルマップを使って地理的に理解する

後はグーグルマップに砦などを落としこんで、場所的にどういう位置にあるのかということをチェックすると、これが実にわかりやすくて、状態が頭に入ってきても、面白いです。時間はかかりますけどね。

製作途中ですがこちらで、青が本願寺、赤が織田です。地図を作りながら歴史の本を読むと地理感がよくわかって、すっと頭に入ってきます。

この本は今のところ、160ページまで読み進んだのですが、面白いです。司馬遼太郎さんの本を読む時は、自然にイメージをしながら、呼んでいましたが、この本ではもっと身近な役者をイメージして読んでみると、面白さが更に面白くなった感じで、自分でも満足をしています。

村上海賊の娘 上巻
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