2016/06/120 Shares

今週のアエラの表紙は小泉今日子

僕はNHK連続テレビ小説のあまちゃんLOVEですから、あのドラマに出ている人はみんな好きです。メディアでも、雑誌でもドラマのキャストが出ていると、まず手にとって見て、面白そうだったら、買う。そう決めていて、今週は小泉今日子。問答無用で早々にゲットしました。

小泉さんがさすがというか、本当に芸能人で成功した人なんだなというのは、9ページに書かれている文章でもわかります。

(小泉さんが)スタジオに入ってくるなり、空気が変わった。夏空のような水色のワンピースのせいでばかりではない。この人自身の眩しさだ。

全くそうだと思うのですよ。彼女が30年前にアイドルとしてデビューして、比較すると気の毒だけれども、明菜ちゃんのように消えずに第一線にいるというのは、かわいいとかきれいだけでは厳しい芸能界では生き残れるわけがないです。僕は別に小泉さんのファンでもないし、もちろん、嫌いではないけれども、特に好きとかそういうものはない。好きだって言うであれば、薬師丸ひろ子さんのほうが好き。ただ、一目を置くという点では圧倒的に小泉さんなのです。

意識があまりにも高い小泉さん

それはこのアエラにも書いてあるんだけれども、このブログでも多くの人に読んでもらっているのですが、読売新聞に小泉さんが寄稿した文章で、

小泉今日子はすごいー「あまちゃん」を終えて 小泉今日子(寄稿)を読んで
僕の弟はテレビ業界で働いていて、この前本当にびっくりしたのは、僕が今最もハマっているドラマに携わったことです。たまたま何か...

若者達が夢を持ちにくい時代なのだと何かで読んだ。ひとりの大人として申し訳なく思う。だから最終回で、アキとユイちゃんがトンネルの向こうに見える光に向かって走り出した時、やっぱり私は泣いてしまった。夢なんかなくても、夢に破れても、何者にもなれなかったとしても、若者はのびのびと元気でいて欲しい。それだけで私達大人にとっては希望なのだから。明るい光を目指して走り出す二人は美しくて、たくましくて、眩しかった。 

この意識の高さ。これは凄い人だなと思ったのです。

この文章を読んでから、小泉さんという人がどういうことを考えているかということがずいぶん気になるようになり、たまたまこのアエラを本屋さんで手にとって見て、彼女なりの考えが書いてあるし、おボチャンのことも書いてあるので、買いました。もちろん、この本にも紹介されていますが、「続最後から二番目の恋」の宣伝も絡んで入ると思うんですよね。ドラマを多くの人に見てもらうが彼女の仕事でもあるから、それはそれで当然と僕も受け止めておきます。

 

小泉今日子のInterview

記事の一部を紹介しますね。

前作は千明と中井貴一演じる和平との丁々発止の掛け合いが圧巻だった。口喧嘩の膨大なセリフは本人たちが考えたものも多い。アドリブが自然に出る姿に、中井は「天才だ」という。

この部分はこの記事を書いている人の文章なんですが、小泉さんはあまちゃんでも表情と言い、間と言い、アクションと言い、凄く上手でした。話で聞いたところだと、アキがアイドルになると言い出して、小泉さん演じる春子が、アキの横っ面をひっぱたき、それにアキが反発すると、その口を春子が掴むシーンが有るんです。そこがすごく迫真の演技で、それに対して、うえ〜ってなく能年さんも素晴らしかったんだけれども、そういうことが自然にできる女優さんのようですね、小泉さんは。

小泉語録

その流れで出てくる小泉さんの発言が素晴らしい。

仕事観

見る人に楽しんでいただかないとお金をもらうのは失礼だと思って生きてきたので、自分が楽しいなんてどうでもいいこと。みんなが楽しくみてくれるよう、どんな仕事でも心がけたい。そのために油断してはならないという気持ちはいつもあります。

すごいですねえ。普通は自分が楽しいからやるとか、自分のためにやるということが=いい仕事だということはよく聴きますが、自分が楽しいなんてどうでもいいことときっぱり言う人は初めてです。ここにもこの人の凄さがあるような気がします。

死生観

死んだ人たちへは哀しみよりも親しみのほうがある。亡くなった父への思いもそうです。もちろん寂しいのは寂しいんですよ。会えないし。だけど近くにいる気がしてならないんです。だかだといって自分が死にたいとかじゃないですよ。

僕はいつも亡くなって6年になる母のことを思うと、本当に悲しいし、夢にでもいいから出てきてほしいといつも思っているので、遠いところにいるのかなあという思いをいつも思ってます。

テレビ観

テレビがつまらないと「どういうこと!?」って思う。面白い番組がないとチャンネルを必死で回しちゃう。テレビにはもっと頑張ってほしいな。
でも、いまどの曲もチャレンジしていて、特にいまNHKのドラマが面白いです。BSプレミアムや地方局発のドラマとかがんばってるなあって。やっぱりNHKはすげえって。

僕なんかはずっと見てる人間なので、民放はまず見ない。つまらないし、その解答は、小泉さんが言ってくれてるような気するのです。

日本の芸能界ってキャスティングとか、”政治的”だから広がらないものがありますよね。でも、この芸能界の悪しき因襲もそろそろ崩壊するだろうという予感がします。その時に始めても遅いから、今からチャレンジを始めている人がこれから先は活躍するだろうなと思ってます。

ずっと芸能界のトップにいた人が、ここまで冷静にみて、冷静に発言すること自体が凄いなあと思う。特定の団体ばかり頼っているからダメになっているドラマはたくさんあるし、結局そういうのは中身が薄いから、結局テレビもあまりみなくなってきてるんじゃないかと僕は考えます。

俳優としての意識

小泉さん自身が若い時はステージに立ったり、演技をしている上でで照れくさいという心の何処かにあり、それをどうしたら克服するだろうと、心のなかで葛藤をしている次期があったそうです。それに対して小泉さんがやったことはというと、脇役から主役、殺人鬼などのいろいろな役を経験して、以下小泉さんの言葉から引用します。

恥ずかしさがどこかでなくなり、演技に集中できるようになったんです。幽体離脱みたいに、演じている自分からふっと意識が離れ、客観的に演じている自分を見ることができるようになった。おかげではずかしいという気持ちが全くなくなりました。

仕事人としての境地という感じがしますね。この辺りは。きっと役者として今まで見えなかった風景が見えるようになったということなのかなと勝手に解釈をしていますが^^
若い人たちへのメッセージ

私、若い人たちに向かってより、若い人たちを動かしている大人たちに向かって説教したい気分です(笑)
若い子たちは頑張るしかないんだよ、頑張ってるんだよ、人の人生をなんだと思ってるのよ、と。

小泉さんに何かあったんでしょか笑
きっとあまちゃんに出ている若い人たちが、事務所とかに振り回されているのを苦々しく思っていたんでしょうね、きっと。とにかく、小泉さんはこんな感じで実に意識が高いんですよね。僕よりも若いけれども、成功している人はここまで意識があるのかなと、自らも反省した次第です。

 

AERA (アエラ) 2014年 4/21号 [雑誌]
朝日新聞出版 (2014-04-14)

 

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