2016/06/120 Shares

花子とアン 新登場葉山蓮子研究

今日の花子とアンでは、新しい人物が登場してきました。葉山蓮子で、仲間由紀恵が演じるということで、相当な大物ということですね。

父が柳原前光

モデルは柳原白蓮で、実際に村岡花子と柳原白蓮は生涯の友ということで、この柳原白蓮という人がドラマの対象になるくらいすごい人生をおくっていて、調べれば調べるほど面白い女性で、これは仲間由紀恵も役作りが大変だと思いました。

柳原前光

そもそも司馬遼太郎さんの本を読んでいると、白蓮の父柳原前光がそこそこ出てくるのです。西南戦争のことを書いた「翔ぶが如く」にはよく登場してきて、李鴻章に翻弄されるシーンがありますし、西南戦争の後半に勅使として島津久光に黙殺されるシーンもあり、どちらかと言うと頼りなさが強調されるシーンが結構多いのです。

こうやってみると、杉村太蔵に似てるよね。頼りなさも似てる感じがしますが、どうでしょう?

司馬遼太郎さんによると、柳原前光は公家の代表でもあった岩倉具視に目をかけられたようですね。公家自体はろくでもない人たちばかりの中で、やや光る存在だったようです。それと妹が大正天皇の母になったというのが彼の存在を大きくしたということもあります。

そのお妾さんの子が白蓮で、なかなかすごい人生を送っているのです。

柳原白蓮について

 

柳原白蓮

大正3大美女の一人と言われていて、14歳の時にまず結婚させられて、翌年子どもが生まれるけれども、幸せな結婚生活ではなかったようで、その後白蓮の訴えにより、離婚が成立します。

その後実家に戻ってから、いろいろありながらも東洋英和に入学し、そこで村岡花子と知り合い、生涯の親友となり、白蓮自身も慈善事業などに携わったりなどして、見聞を広めたりしました。

東洋英和卒業の年に、福岡の炭鉱王と言われた伊藤伝右衛門と結婚しますが、やはりそれでも鬱屈した生活を続き、その鬱屈をひたすら短歌に託し、それを発表し続けており、そして、1919年(大正8年)12月、戯曲『指鬘外道』が評判となって本にする事になり、打ち合わせのために1920年(大正9年)1月31日、『解放』の主筆で編集を行っていた宮崎龍介が別府の別荘を訪れ、ここで二人は惹かれ、逢瀬を重ねて…という本当に愛に生きた女性と書いてあるけれども、今まで結局自分の意志とは全く違うことをずっと強制されてきて、初めて人を好きになって、それが当時においては許されないことであったかも知れなかったけれども、自分に正直に生きた人生なのかなと僕は思いますね。

ここでかなり衝撃的な事実が出てくるのは、この宮崎龍介が宮崎滔天の息子であり、この宮崎滔天は宮崎八郎の弟で、八郎は熊本に植木学校を設立して、西南戦争のときに西郷軍に参加をして戦死した人物。龍介は八郎の甥っ子ということもあって、白蓮と龍介は元をたどれば親同士は結果的に敵対関係があったというものであり、ここに凄く僕は宿命を感じました。

この二人は白蓮が7歳上でしたが、最期龍介と娘夫婦に看取られて静かになくなっていったというのは、幸せな後半生だったのかなと思います。彼女に対しては、死後龍介が文章を残しており、引用すると、

私のところへ来てどれだけ私が幸福にしてやれたか、それほど自信があるわけではありませんが、少なくとも私は、伊藤や柳原の人人よりは燁子の個性を理解し、援助してやることが出来たと思っています。波瀾にとんだ風雪の前半生をくぐり抜けて、最後は私のところに心安らかな場所を見つけたのだ、と思っています。

白蓮の決断は正しかったんだと僕は思いますね。

柳原白蓮については林真理子が本を出していて、

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翔ぶが如くも本人とはあまり関係ありませんが、白蓮の父親前光のことが少しわかったりします。

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