2016/06/120 Shares

朝ドラは好調で大河ドラマは絶不調という週刊新潮の記事

今週の週刊新潮の記事で連続テレビ小説は好調だけれども、大河ドラマが低迷しているけれども、どうしてかというような記事が掲載されてました。ざっと見たんだけれども、今出版社のツッコミが弱いというか、記事の核心をついてないというか、この程度の記事なのというのが率直な感想です。

実際に連続テレビ小説=朝ドラは順調です。特にあまちゃんからは好調で、ごちそうさんはあまちゃんを視聴率で越えましたし、今放映している花子とアンも好調。花子とアンについては、僕は前作よりも好きです。

週刊新潮のコメントは底が浅い

週刊新潮では連続テレビ小説が成功しているのは、村岡花子という人物はいろいろあったものの、結果的には成功した人物であるということを我々が知っているから、安心してみてられるというもので、はあ?という感じです。それはあまちゃんにしても、ごちそうさんにしても、主人公などの登場人物は架空の人たちだし、その人達はどうなるの?と言うことが抜けている。

大河ドラマにしても、黒田官兵衛は参謀だからダメなんだと。ネタが尽きちゃっているということも書いてありました。これも、はあ?という感じ。だったら、「風林火山」の主人公である山本勘助は、武田信玄の伝説的な参謀となった人物であり、平均視聴率も18.9%ということもあり、わるくないです。

ドラマの良し悪しは、脚本と役者

このNHKの看板番組をずっと見てきて思うことは、連続テレビ小説と大河ドラマは別物なんだけれども、連続テレビ小説に関して言うと、基本的にはヒロインのそのドラマに対する意気込みというものが半端じゃないので、よほど脚本が変なものじゃない限りは、多くの人に受け入れられるケースが多い。

それと、放映時間が朝なので、これから一日がはじまるという時に、マイナス的な気持ちになるようなものをやらないということは、NHKでも役者の方でもそれは意識しているということもあり、それが結果的にいい数字を出しているんだと思うのです。

もちろん、失敗例もあり、純と愛がその典型。このドラマをやる際にNHKが三顧の礼で遊川和彦を迎えたんだけれども、彼を起用する際の条件として演出に口出しをさせて欲しいというものでした。だから、演出のプロでもない遊川和彦が、夏菜とかに吠えまくったようですね。しかも、ストーリーは誰もが全く救われない内容で、NHKにおいて相当な実験でしたね、あれは。大失敗に終わったし、その後遊川も仕事が来ない次期が続きました。それは当然だと思うね。

一方で大河ドラマに関して言うと、黒田官兵衛を取り上げたのは、大成功だし、時の権力者でもある秀吉が官兵衛に対しておののいたというエピソードはたくさんあり、しかも最後の最後は家康と決戦までしようと思ったけれども、かなわず、あっさり身を引くというような人柄といい、今まで主役に選ばれなかったことだけでも不思議なくらいの人物でもあります。ただ、軍師官兵衛が低迷している理由というのは、黒田官兵衛を選んだということよりも、僕は脚本家に力がないということであり、歴史に対する理解が低いということなのかなということだと僕は思うのです。

大河ドラマが低迷している理由

大河に関して言うと、ここ数年だめです。具体的には篤姫以降は全然ダメ。

  1. 天地人
  2. 龍馬伝
  3. 江~姫たちの戦国~
  4. 平清盛
  5. 八重の桜
  6. 軍師官兵衛

と全部ダメで、しかも龍馬伝以降は、オリジナル脚本なんです。龍馬伝に関しては、作り手の気合は入っていたけど、話の展開が荒唐無稽なことが多かったですし、江~姫たちの戦国~にしても、田渕久美子が暴走して、話がめちゃめちゃになりました。平清盛は、大河史上もっとも低視聴率を記録しましたし、八重の桜も当初はまあまあの視聴率でしたが、結局右肩下がりで、視聴率が落ちていきました。

そして、今の軍師官兵衛も、良い数字がだせない。それは僕のブログにも書きましたが、どうしてそもそも官兵衛自身関連の文書はそんなに残っていないんだから、播磨灘物語を採用しなかったのか不思議。実際には恐らく参考にしていることは間違いないと思いますが、それだったら播磨灘物語自体がよくかけている本なんだから、そのまま採用すればよかったのにと今更ながら思うのです。

このドラマでの官兵衛は、なにかすごく熱血漢のようなんだけど、実際にはそういう人じゃないような気がするのですよ、播磨灘物語をずっと読んできたコチラとしても。それに、この作品の脚本を書いている前川洋一という人は、ウィキペディアで見ると、歴史物の脚本を書いたことないので、それでは歴史をきちんと理解した上で本をかけないような気がするし、それは何も知らないで演じている金子ノブアキなんかとやっていることは買わないのではと思ってしまうのです。

脚本がいかに大事なのかということは、最近NHKオンデマンドで「坂の上の雲」を見ているんですけれども、凄く良く出来てる。もともと坂の上の雲という作品は、スケールがでかいのでドラマ化は難しいと言われていたのですが、それをNHKが果敢に挑戦をして、それを見事に映像化しました。

この坂の上の雲と大河ドラマの違いは何かというと、脚本の面白さだったり、役者が本をキチンを理解しているかどうかということだと僕は思うのですよ。坂の上の雲を見ていると、モックンにせよ、阿部寛にせよ、香川照之にせよ、菅野美穂にせよ、実にしっかり演技をしてるんですよね。悪いけど、金子ノブアキとか足もとにも及ばない。

NHKももう少し脚本力を磨くべきで、それができなければ、ドラマ化されていない本を探し出してきて、それをきちんとドラマ化しないと、誰からも見られなくなっちゃうよと思いますね。

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