2016/06/110 Shares

テレビ自体面白くなくなっている件ー小保方さんパロディから考えてみた

先日もこのブログで書きましたけれども、小保方さんのいじったパロディをやろうとしたフジテレビのめちゃイケが、それを中止した背景には、小保方さんの代理人からの抗議があったということがわかりました。この件については、社会とテレビ制作会社側の意識に大きな違いがあったということが明らかになり、いかに今のテレビ局が社会の意識から遠くなっているのかなということを強く思いました。

意識があまりにも低いテレビ業界関係者たち

制作側の意識として、なるほどと思ったのはこちらです。フジテレビを追放された長谷川さんのブログではこんなことが書かれています。

「阿呆方さん」で抗議文?

開始当時「めちゃイケ」を作り上げた人は業界では知らない人はいないほどの天才的な人で、その遺伝子をスタッフたちも脈々と受け継いでいるのでしょう。そのめちゃイケの根底にあるものは…

僕は愛情だと思ってたりします。

小保方さんらしき人を「阿呆方」と言って、スリッパで頭をひっぱたくのが、どこが愛情なのか。

関西人って、嫌いな人に
「アホ!」
って使いませんよ?
少なくとも、関東の人の
「バカ!」
とはニュアンスが違うと思う。
何でもかんでも逃げて蓋をするのも分からなくなないけれど…僕、あのコントは見てみたかったなぁ…。めちゃイケスタッフの優秀さ、改めて理解できるようなコントだったんじゃないかなぁ…。

別にめちゃイケのスタッフの優秀さが、我々は見たいわけじゃないし、ここでもう我々の感覚とテレビの制作側の意識の乖離がありますね。はっきり言えば頭がおかしい。

この件で正しいことを書いているのはビジネスジャーナルの記事で、
フジの小保方氏パロディー、名誉毀損成立?制作側から「テレビがつまらなくなる」との声も
弁護士の意見が掲載されていますが、こちらを引用します。この意見が社会通念上最も正しい考え方だと思います。

法律的問題以前に、ナイーブかつ流動的な社会問題の渦中におり、かつ入院中であるとされる一般人女性をパロディ化するというのは、マスメディアの行動として社会通念上、極めて配慮を欠いたものといわざるを得ません

そういうことですよ。窮地に陥っている人を笑い者にすることが正しいことなのか?愛情のがあることなのか?ただ単に視聴率をテレビは欲しいだけじゃないのか?ということです。
この記事でもタイトルでもわかるようにテレビ局側の意見も掲載されてますが、やはり冒頭で紹介したように、社会常識とは全く違うものです。

実際に私も、『この程度のことでいちいち抗議を受けていては、ちょっと厳しい』というのが本音で、制作現場の委縮を招き、ますますテレビがつまらなくなりかねないという懸念すら感じます。

この件は、例えば芸能人が結婚をするときに相手は一般人なので、これ以上のことは話せませんということになった時に、取材するマスコミもあまり突っ込みません。それは何故かといえば、相手が一般人だからです。小保方さんの場合も全く同じで、ただ従来と違うのは小保方さん自身のルックスが良かったというだけだし、STAP細胞というすごいものを作製した割には、割烹着を着てるというところを、マスコミも大いに取り上げました。でも、彼女は一般人だし、その一般人に対して、テレビは土足で踏み入れようとしているわけで、それは社会的に批判されるのは当然のこと。

一般社会の意識

このフジテレビの件については、小保方さんの代理人である三木弁護士からフジテレビの亀井社長あてに正式に抗議文が提出されました。内容としては、
「阿呆方さん」は人権侵害と小保方氏側

バラエティー番組で取り上げられる事態に三木氏は「関心をいただいている表れとも解釈できる。だが、一私人で、こういう状況に置かれている弱い立場なので、たたくような笑いの取り方はやめてほしい」と訴えた。予告映像がネット上で拡散されるなど広がってしまったことも危惧した。「『阿呆方』という言葉が定着するようなことで残念に思う。半永久的に(ネット上に)残ってしまうなら、そもそも予告を出したことが人権侵害。意識が非常に薄かった」と指摘した。

弁護士もいちいちこういう社会通念上の常識を噛み砕いて教えてあげないといけないのだから、大変だし、マスコミも物事の善し悪しと言うことが理解出来ていないというのがほんとうに情けない。

この一連の件についてのツィートをご紹介すると

この世間の空気感で、数年後にでもSTAPやっぱりありましたとなったらどうすんだろ。その可能性はまだあるわけで RT「阿呆方さん」は人権侵害と小保方氏側 http://t.co/qqCF1GnBqD @nikkansportscomさんから
— うまお (@jyadou) 2014, 5月 7

全くその通りで、マスコミはもうSTAP細胞はないということで動いているということなんでしょうか。

なんでもお笑いにすればいいわけではない。フジテレビは品がおちたと言わざるを得ない>< 「阿呆方さん」は人権侵害と小保方氏側 http://t.co/E5KX8hcHOm @nikkansportscomさんから
— ぜんちゃん (@zenchan512) 2014, 5月 7

こちらも全くその通り。結局フジはこういうネタじゃないと笑いがとれなくなったということなのかどうか。

やってる方はそれなりの覚悟があってやっているのかねぇ。訴えは妥当だと思う。 RT @nikkansportscom: 「阿保方さん」は人権侵害と小保方氏側 http://t.co/PWStgEk9x7
— しょうた (@syouta2) 2014, 5月 7

笑いが取れればいいやという、軽いノリなんだと思いますね。

フジテレビと小保方さんの代理人とのやりとり

実際にこの日刊スポーツの記事を時系列的に整理をすると、次のようになります。

  • 5/1「阿呆方さん」コントの予告映像が1日まで公開されていた
  • 5/2午前小保方さん代理人三木弁護士が電話でフジテレビに確認
  • 午後 社長あてに抗議文のファックス及び郵送
  • 午後5時30分ころ番組担当者より連絡あり。
    <1>「阿呆方」という名称を使わない
    <2>予告映像を流さない
    <3>STAP細胞自体は中傷しないよう努める
    などと説明された。
  • 更に番組担当者は、放送してもいいかどうかという質問を三木弁護士にし、三木弁護士としてはいいとはいえないし、内容がひどい時は民事及び刑事を含め法的な措置を講じる旨を伝える

と、5/3には結局放送されなかったというものです。

結局テレビというのが、劣化してると言わざるを得ない。昔は、報道はここ、ドラマはここ、バラエティはここというのがありましたけれども、テレビ局的に独自性を出しているのは、NHK、テレ朝、テレ東くらい。昔、力があったテレビ局は全部ダメですね。

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