2016/06/100 Shares

嘉納伝助と宮本龍一

花子とアンが好視聴率が好視聴率ということで、ハフィントンポストでも記事にしていて、なんと24.7%の好視聴率。この好視聴率に大きく寄与しているのが、蓮子を取り巻く二人の男性、嘉納伝助と宮本龍一であることは間違いないところだと僕は思います。

吉田鋼太郎と中島歩がすごい

嘉納伝助を演じる吉田鋼太郎さんは舞台出身の俳優で渋いですよね。さすがに演技力にブレが全くない。もう一人の宮本龍一を演じる中島歩君は、あまりにも美男子すぎるし、彼がこの役をするということに大きく影響したであろう美輪明宏さんの存在があるということがあってどうなの?ッて思ってましたが、さすが美輪明宏さんが見込んだ通りでいい演技をこなしています。

特に昨日と今日にかけて、花子が不在の村岡家に伝助が乗り込んできて、そこで龍一と鉢合わせをして話し合いがまとまらず、伝助がやっぱりお前を殺してやると言って跳びかかり、飛びかかられた龍一も負けずに、命がけで愛してるんだ!と言い返したところは、実に二人の男が真剣になったところで、二人の迫真の演技には緊張感が漂っていました。

二人の気持ちは、男としてすごくわかるんです。伝助にすれば、自分の力一本で成り上がって力で伯爵の娘を手に入れた。僕ももし自分に力があればそういうことをしたと思う。それを力もない青二才に取られてしまったと言うことに対する怒りは如何ばかりかと思うのです。

龍一と蓮子は覚悟をして恋愛をしていた

 

一方で龍一について言えば、まず蓮子の文学的才能に魅力を感じて、そんなことも伝助は汲みとってあげられないのかということに対する公憤はあったのかなと思います。それは龍一ではなくて、現実の宮崎龍介の手記を読めばわかりますけれども、その手記を引用すると以下の様なくだりがあります。ちなみに宮崎龍介の手記は文藝春秋8月号に掲載されています。これは永久保存版じゃないかと。

(白蓮は)不思議な女でした。かわいそうなものに対する同情、涙もろさをもつ反面、非常に強い自我をもっていました。反抗心といってもいいものでしょう。何であれ自分の自我を抑えようとするものに対しては、徹底的に反撥するというタイプの女でした。感情面の弱さ、意志的な強さ、この両面が燁子の歌や文章によくあらわれています。燁子の文学的才能は、この相反する二つの性格によってさらに光をましているという気がしました。
柳原にしても伊藤にしても、燁子のこういう性格や才能を見抜いて、それを大事に生かし、伸ばしてやろうという気はさらさらになかったようです。私は燁子のその性格が非常に魅力を感じたのですが、彼らにとってそんなものはとるにたりないものだったのでしょう。

蓮子というか白蓮が自分を初めて理解してくれた人と出会えた時の喜びという時の感動と言うのは、それはすごく大きかったと思うし、花子とアンでもこの辺りはもう少し丁寧に描写するべきだったんじゃないかなと思うのです。それと、当時姦通罪というものがあったから、蓮子も龍一もそれに適用されることをしちゃっているわけで、そうならないために離縁状を公開したというあたりももう少し丁寧に描写するべきでした。ただ、それを覚悟してでも二人が一緒になったというのは、それなりに覚悟があったわけで、ここに「愛」というものが何物にも負けない強いものであるということは、僕は見てて強く思いましたね。男女の恋愛はある意味生き死にに近い。もし、この二人の愛がうまく成就できなければ、おそらく心中していたと思いますね。それだけ強い愛が二人にあった。

僕が伝助だったら龍一を殺すと思う

花子とアンに話を戻すと、伝助が龍一に乗りかかっている時に、村岡英治が蓮子さんのお腹には子どもがいるというと、攻撃の手をやめて、お祝いに白紙の小切手を置いて去っていくというくだり。僕には絶対にありえない。人の女房に手を出しておいて、しかもはらませるということになったら、もし僕が自分の女がそうなったら発狂すると思う。自分の愛する女性の心が奪われてしまったと言うことがわかったら、これは傷つきますよ。あの時点で吉田さんが伝助のどういう心境を演じたのがわからないけれども、潔さが強調されていたような感じがしますけれども、僕はそんなことしたら、その時点で龍一を殺して、自分も自害するか、殺した相手の首を切って警察に出頭すると思うね。

Twitterでの伝助礼賛がすごい

Twitterでは伝助礼賛の声ですごいことになってます。一部をご紹介をすると、

@HuffPostJapan: 【New!】『花子とアン』視聴率24.7%、石炭王・嘉納伝助役の吉田鋼太郎「蓮子を命がけで愛している」 http://t.co/9LofpTHGNZ” 今朝の石炭王はかっこよかった。
— fukumi (@mammy_s03) 2014, 7月 25

 

もはや花子とアンではなく嘉納伝助が主役である #花子とアン
— fumiko murakami (@lilygaim) 2014, 7月 25

 

@jina0428 蓮子様には幸せになって欲しいけど、 単に嘉納伝助に感情移入です…( ´⍪ω⍪`) 宮本役の俳優、青二才振りはバッチリ^_^
— 珠妃 TAMAKI ♪ (@sorarin0604) 2014, 7月 25

さすが吉田鋼太郎さんの名優ぶりに対する賞賛がすごいです。これからドラマが終盤となって、よく考えてみたら後2ヶ月で終わっちゃうんですよね。花子とアンは、中園ミホさんの創作に突っ込みどころがたくさんあるんだけれども、それは重箱の隅をつつくようになるので、書きませんが、前作のごちそうさんよりも僕は好き。特に公式サイトをチェックすると、吉高由里子の女子力が半端ないです。これはまた後ほどネタとして書きます。

 

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