2016/06/100 Shares

キネマ旬報8下旬号ー今まで読んだ中で最も硬質な能年玲奈さんのことが書かれていました

映画ホットロードの封切が間近ですが、それに合わせて能年玲奈さんの様々なメディアに出てきてファンとしては嬉しい限りです。そんな中映画雑誌としては相当古いキネマ旬報で能年玲奈さん特集が巻頭から組まれていていますが、目を通すというヤワなものではなく、しっかり読まされる記事に久しぶりに出会いました。さすがキネマ旬報。

本の特集としては、アイドル映画がメインで、それらに対する映画論が書かれているのですが、表紙を見てもらえばわかりますが、まずは能年玲奈さんと映画ホットロードに関連して

  • 能年玲奈さんグラビア
  • 能年玲奈さん自身のインタビュー
  • 三木孝浩さん(ホットロード監督)インタビュー
  • 井上剛(あまちゃんチーフディレクター)インタビュー

の記事が掲載されていて、この3人のインタビューは、それこそ文字も大きくないので、読者としては熟読せざるを得なかったのですが、さすがキネマ旬報というように、実に硬質な緊張感のある記事でしたので、ご紹介をします。

能年さんのグラビア

まずは能年玲奈さんのグラビアです。

 

 

若さと言うのは本当に素晴らしい。僕は女の人に対する感情というのは、好きとかかわいいとかその反対のことしかないと、ずっと思っていましたが、彼女と出会うことで、それ以外のものがあるということを初めて認識しましたね。

能年さんインタビュー「能年玲奈であり続けること」

 

能年さんのインタビューについては、普通の本だと彼女の可愛らしさとか天然ぶりを強調されることが多いのですが、このインタビューでは希代の天才女優である能年玲奈の女優としてのこだわりというものを引き出しているところが他の雑誌との違いで、能年さんのファンは必読の記事だと思います。

何件か引用しますが、彼女として意識をしているのは自分らしさということで、このインタビューでもそのことを言及しています。この人は、内面的にも女優魂が宿っていて、「かわいい」とか「天然ぶり」だけで彼女を判断すると確実に見誤る。

能年玲奈であるということ

 

私が演じた和希というのは、お母さんとの関係に寂しさを抱えながら居場所を見つけられないでいる、アキとはまったくタイプの違う女の子です。でも、そういう役を演じるときに、”これはアキとは違うんです。私は違う役もできるんです!”と見せつけるのは、どこか違うなと。『あまちゃん』うぃ好きになっていただいた皆さんは、あのドラマで知ってくださった私のイメージを、どこかで探すのではないかと思うのですが、それに対して”違う”と突っぱねるのではなく、皆さんの心のなかにある”能年玲奈”というブレないものをちゃんと見せながら、タイプの違うこの役を演じることこそが大事だなと思ったんです。

彼女の発言を読むと、役者としての意識が凄く高い。記事を書くためにそれなりに編集をしているとは思うのですが、それでも僕は肯定的にとらえようと思います。

薬師丸ひろ子の影響

能年さんは映画の撮影を続けていく上で、先生と言われる人から薬師丸さんの作品を見るように言われたそうです。その中で能年さんの感じたことは

(薬師丸さんは)作品ごとに違う役なのに、やっぱり、絶対に、どれも薬師丸さんだということの素敵さ

というもので、彼女自身が何かを意識しながら薬師丸さんの作品を見たんでしょうけれども、やはり「自分らしさ」ということへのこだわりを感じます。

ホットロードについて

ホットロードについては、能年さん自身がおっしゃっているようにあまちゃんとはちがうよねという、我々のファンに対してどういう答えをホットロードを通じて出せばいいかということは、やはり能年玲奈という役者はブレないというところだったんだと思います。それは次の彼女の発言でもわかります。

監督や原作者の方の和希に対するイメージに近づこうとしながら、どうしたら”能年玲奈”でもあり続けられるかと、そこは妥協しなかったつもりです。

いやー、すごいなあ。ヒロインになるという人は、若いとか人生経験が長いとか関係ないですね。仕事への意識というか、こだわりというのは持っているからこそ、あまちゃんでもああいう演技ができるんだなあと改めて思いました。

三木孝浩監督が見た能年玲奈

三木監督のインタビューを読むと、監督として当然のことなんでしょうけれども、しっかり人物を観察していると言うことがわかりました。その辺りをご紹介します。

撮影に入ってみると、1個言ったら、自分の中で10も100も考えてくる女優さんなんだなという感じはしました。

これは、能年さんのインタビューを読んでも、役作りをすごく真剣に考えいてる女優だということが監督という制作側からみた能年玲奈の印象です。さすがに見るところを見ているなという印象です。

能年さん映画的という意味では、憂いがあるところもそうですね。かわいいだけで終わってないアンニュイで、何かを内に秘めている。何を抱えているんだろう、この子は、と想像したくなる感じがあります。

この辺りはうまく言葉で表現してくれてるなあと思ったのですが、能年玲奈という女優は色々な引き出しを持っている女優だと思います。そうでなければあそこまで表情は豊かにはなれない。

NHK井上剛チーフディレクターが見た能年玲奈

 

能年さんには独特な輝きやまた妙なパワーがあるから、撮っている側もどんどん行けて、心理的にはつながらないのにつながっている。これは小手先の芝居では無理なんです。芯の部分でつながってるということ。だからテレビの文法、映像の文法を少し疑わせてくれる、あるいは超えていけるような女優さんでもありますね。

後半は制作の造語だと思いますが、ニュアンス的に分かる感じがする。能年さんは女優としての芯があるので、規格外な演技もできるということを言ってるんだと思います。

能年さんの集中力と体力と根性は、半端ないと思います。しかも小泉今日子さんにしろ、薬師丸ひろ子さんにしろ、当然本気ですからね。ものすごいオーラとパワーで来ますから。でも、能年さんは負けてなかったと思います。

あまちゃんに関しては全く負けてないというか、同列だったとおもいます。まあ、あれだけのすごいキャスティングということもあって、彼女自身が周りのオーラを吸収したというのがファンから見た感触です。

このようにどんどん色々と吸収し続ける能年さんなのですが、ホットロードもあと12日で封切りになります。正直、この映画は僕の好きなジャンルではないんだけれども、娘のような能年さんがどういう演技をするのか、そういう視点で見に行こうと思いました。

ちなみにすでにこのキネマ旬報8下旬号はAmazonでは販売終了になっているので、楽天ブックスかhontoで買えますので、リンクを張っておきます。

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キネマ旬報8下旬号

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キネマ旬報8下旬号

この本、本当に面白かったですよ。

8月16日にホットロードが上映されるので、見に行かれる方はこちらは是非チェックされるといいと思います。

ついでにいうと、こちらの能年さんは彼女の魅力が全開です。

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