2016/06/100 Shares

能年玲奈さん主演ホットロードを観てきましたー主役を張れる人とそうじゃない人の差がくっきりした映画

先週の8月16日からロードショーになった能年玲奈さん主演映画ホットロードを観てきました。内容は書かないにしても、映画を見た限りでは役者の映画に対する意識の差というものがはっきりしている映画だなということを強く感じました。

映画業界は見事にインターネットのインフラを利用している

その前に今の映画って本当に簡単にネットを使って見れるのには驚きました。今回、この映画を見る前に、まずムビチケというサイトでチケットを購入して、後は劇場のサイトで席を予約するだけ。予約すると予約番号がもらえるので、昔みたいに並んだり、一本前の最後の方から入って、その後映画を見直すということをはしなくていいということです。素晴らしいな。

具体的には映画館に行き、発券機に

ここで、右側のインターネット発券を押して、発券番号と登録した電話番号を入力すると

あっさり発券されました。

映画自体は駄作です(ごめんね)

早速この映画についてですが、内容自体は暴走族がいた頃の話ですから、ちょうど30数年前の話でして、それが現代に合うのかなと思っていましたが、残念ながら全く合わなかったし、僕自身がホットロードという漫画に対して全く思い入れもなく、あくまでも能年玲奈さんファンとして観たので、作品のストーリーははっきり言って面白くありませんでした。ただ、それは最初から覚悟していて、面白かったら儲けモノだなという感じでした、最初から。

役者能年玲奈を見たいと思った

じゃあ、どういう意識をもってみていたかというと、やはり能年玲奈さんという最近稀に見る天才女優が、どういう演技をするかということでした。つまり、「あまちゃん」でこの世の中にこんなにピュアな女優がいるのかという衝撃を受けて、そのあきちゃんを見事に演じきった能年玲奈さんが、今度のホットロードでどういう演技をするのかということは、僕のようなファンでなくても注目をしているであろうし、その事は能年さん自身が強く感じていたんだと僕は思っていました。

それはこの映画を見る前にキネマ旬報での能年さんのインタビューで演じた和希という女の子に対して次のように述べてます。

私が演じた和希というのは、お母さんとの関係に寂しさを抱えながら居場所を見つけられないでいる、アキとはまったくタイプの違う女の子です。でも、そういう役を演じるときに、”これはアキとは違うんです。私は違う役もできるんです!”と見せつけるのは、どこか違うなと。『あまちゃん』うぃ好きになっていただいた皆さんは、あのドラマで知ってくださった私のイメージを、どこかで探すのではないかと思うのですが、それに対して”違う”と突っぱねるのではなく、皆さんの心のなかにある”能年玲奈”というブレないものをちゃんと見せながら、タイプの違うこの役を演じることこそが大事だなと思ったんです。

また、自分自身についても

監督や原作者の方の和希に対するイメージに近づこうとしながら、どうしたら”能年玲奈”でもあり続けられるかと、そこは妥協しなかったつもりです。

というように、この和希に対する役作りへの意識というのが実に高いというのは、インタビューでもわかりましたが、映画でも

こういう、なんていうのか、心に闇と寂しさを抱えた少女を見事に演じていました。なので、能年さん自身に対するこの映画の評価は僕においても揺るぎないのです。

若手の演技が学芸会レベル

他の人達、特に若手の人たちは申し訳ないけど、役に対する意識が低いというか、ちょい役だからしょうがないのですが、学芸会レベルでした。また、和希の相手役である登坂広臣くんも大根。彼はおそらくこの映画が初めてだと思うけれども、いわゆる美男子だと思うけど、EXILE以外は難しいんじゃないの?というほど、演技が下手。これは能年さんはしんどかったんじゃないかなと思いましたね。

ベテラン勢は、ベテランだから、木村佳乃も、小澤征悦も、松田美由紀も実に安定感があったけど、花子とアンでブレークしそうな鈴木亮平は凄みはあったけれども、なにかニヤニヤしてて、彼もなんでこの映画に出ている必然性が感じられない。ごめんね、厳しいことを書いて。

そう考えると、能年さんがあまちゃんで彗星のごとく現れて、日本中を席巻したけれども、それは彼女の役者としての資質を考えると必然なのかなと思いました。リピはありません。

キネマ旬報 2014年8月下旬号 No.1669
キネマ旬報社 (2014-08-05)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう