2016/06/100 Shares

軍師官兵衛ー秀吉のたくらみー淀君像を一新しそうな二階堂ふみの演技

大河ドラマの軍師官兵衛では、秀吉の天下が成立をする段階になってきました。昨日見てて思ったのは、二階堂ふみが見事にというか、全く新しい茶々ー淀君像を構築しているという印象で、今更ながらすごい女優が現れてきたなと思いました。

淀君とはどういう女性だったのか

基本的に淀君という人は、いわゆる「普通」の女性で、どちらかと言うと頭のいいひとではありません。それは、徳川幕府が成立した時に、徳川家康の挑発にまんまとの乗ってしまって、大阪の冬の陣や夏の陣で豊臣家を滅亡させてしまいます。彼女だけが悪かったというよりも彼女の取り巻きがダメだったということもありますが、淀君にも大きな責任はあります。

ただ、彼女の名誉のために言わせてもらえば、淀君自身は、織田信長の妹、お市の方の娘ということは、浅井長政、柴田勝家の娘ということで、典型的なお姫様育ちをしたということもあって、自分が進んで何かをやったり決めたりすることなく、周りのお膳立てに乗っていればいいという人生を過ごしてきたということを考えれば、しかたがないといえばしかたがない。

家康と豊臣方の攻防を描いた司馬遼太郎さんの「城塞」は実に素晴らしいので、興味のある人は是非。

司馬 遼太郎 新潮社 2002-04

 

淀君を演じてきた女優

淀君の場合は、豊臣家を滅亡させたという点でも評価が低いのですが、恐ろしく美人であったということもあり、彼女を演じる女優は有名な人が多い。詳細はWikipediaのこちらを観てもらうとわかりますけれども、
テレビだけでもこんな感じ。

  • 太閤記(1965年・NHK大河ドラマ、演:三田佳子)
  • 戦国艶物語(1969年・ABC、演:岩下志麻)
  • 大坂城の女(1970年・フジテレビ、演:木暮実千代)
  • 春の坂道(1971年・NHK大河ドラマ、演:岸田今日子)
  • 落城の舞い(1972年・フジテレビライオン奥様劇場、演:谷口香)
  • 国盗り物語(1973年・NHK大河ドラマ、演:中沢祥子)
  • 新書太閤記(1973年・NET、演:斉藤浩子)
  • 黄金の日日(1978年・NHK大河ドラマ、演:藤村志保)
  • 関ヶ原(1981年・TBS、演:三田佳子)
  • おんな太閤記(1981年・NHK大河ドラマ、演:池上季実子)
  • 徳川家康(1983年・NHK大河ドラマ、演:夏目雅子)
  • 真田太平記(1985年・NHK新大型時代劇、演:岡田茉莉子)
  • 独眼竜政宗(1987年・NHK大河ドラマ、演:樋口可南子)
  • 徳川家康(1988年・TBS、演:池上季実子)
  • 春日局(1989年・NHK大河ドラマ、演:大空眞弓)
  • 信長 KING OF ZIPANGU(1992年・NHK大河ドラマ、演:田原加奈子)
  • 徳川武芸帳 柳生三代の剣(1993年・テレビ東京12時間超ワイドドラマ、演:波乃久里子)
  • 織田信長(1994年・テレビ東京12時間超ワイドドラマ、演:西村香織)
  • 豊臣秀吉 天下を獲る!(1995年・テレビ東京12時間超ワイドドラマ、演:鶴田真由)
  • 秀吉(1996年・NHK大河ドラマ、演:松たか子)
  • 家康が最も恐れた男 真田幸村(1998年・テレビ東京12時間超ワイドドラマ、演:秋吉久美子)
  • 影武者徳川家康(1998年・テレビ朝日、演:一色彩子)
  • 加賀百万石〜母と子の戦国サバイバル(1999年・NHK正月時代劇、演:松嶋菜々子)
  • 葵 徳川三代(2000年・NHK大河ドラマ、演:小川眞由美)
  • 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年・NHK大河ドラマ、演:瀬戸朝香)
  • 武蔵 MUSASHI(2003年・NHK大河ドラマ、演:若尾文子)
  • 太閤記 サルと呼ばれた男(2003年・フジテレビ、演:佐々木里沙)
  • 不滅の李舜臣(2004年・KBS、演:金慧進(キム・へジン))
  • 功名が辻(2006年・NHK大河ドラマ、演:永作博美)
  • 戦国自衛隊・関ヶ原の戦い(2006年・日本テレビ、演:秋吉久美子)
  • 徳川家康と三人の女(2008年・テレビ朝日、演:星野真里)
  • 寧々~おんな太閤記(2009年・テレビ東京新春ワイド時代劇、演:吹石一恵)
  • 天地人(2009年・NHK大河ドラマ、演:深田恭子)
  • 江〜姫たちの戦国〜(2011年・NHK大河ドラマ、演:宮沢りえ)
  • 影武者徳川家康・(2014年テレビ東京「新春ワイド時代劇」、演:名取裕子)
  • 軍師官兵衛(2014年・NHK大河ドラマ、演:二階堂ふみ)

大体「いい女」系の女優が演じていますが、その中で二階堂ふみの淀君は異色で、どちらかと言えば小悪魔的な魅力を発揮している感じがします。ドラマの中でも、彼女の動向で天下の主宰者である豊臣秀吉が翻弄されてしまっています。秀吉をここまでさせてしまうのは、後に先にも淀君しかいなく、その淀君を全く新しいイメージで表現しているのが二階堂ふみで、改めてすごいなと思うのです。すごい女優が出てきたなと。

Twitter上での評判はというと

 

ただ、従来の淀君のイメージとは随分違うので、Twitter上では好意的な意見を持っている人もいる一方で、全然ダメと言う人もいて、面白いです。

まずは賛成派

軍師官兵衛の茶々役の二階堂ふみっていう子が似合ってて好き pic.twitter.com/gU52ZQ7mXT
— ぺたこん (@petapetapetacon) 2014, 8月 31

 

二階堂ふみさん、 すごく好きな役者さん。 この狂気を湛えた『ふみ茶々』の眼に、より一層ヤラレました。 pic.twitter.com/TDud42YPr0
— 榎本玲奈 (@raynapiano) 2014, 8月 19

 

もうね、二階堂ふみさんの茶々さんがやばすぎて pic.twitter.com/EGRKuVwXOf
— かな (@Kana5127) 2014, 8月 17

反対派

ヒミズも観たけど、どうしても二階堂ふみ好きになれん!茶々は、もっと違う女優さんがやるべし! pic.twitter.com/HNv6K8k2IJ
— お勝手番長 (@jo_shu_minami01) 2014, 8月 17

二階堂ふみの淀君は、自分の父や母を死に追いやった秀吉のもとで生き長らえないといけないという屈折したところを見事に演技しているし、役作りでもおそらくその辺りを意識していると思います。素晴らしい。

9月21日は二階堂ふみさんのお誕生日だそうです

このブログを書くために二階堂ふみさんのTwitterをチェックしていたら、

今月で二十歳になります。大人になります。何しようかなぁ。最後に何しようかなぁ。
— 二階堂ふみ (@nikaidoofficial) 2014, 8月 31

というツィート。早速お誕生日をチェックしたら、

僕の娘と同い年でした。がんばれ!

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