2016/06/100 Shares

司馬遼太郎さんの街道をゆく「モンゴル紀行」が抜群におもしろかったです

僕の個人的なライフスタイルの一つで最近始めたことは、司馬遼太郎さんの「街道をゆく」を全巻読破することでして、8月からスタートをして、昨日で9冊目の「モンゴル紀行」を読破。これが実に実に面白かったです。

街道をゆくの全巻読破がライフワーク

そもそもどうして街道をゆくを全巻読破しようかと思ったのは、1度挫折をしているということと、8月から朝日新聞出版が全巻Kindle化をはじめており、Kindleであれば、かさばららないということもあり、また、挑戦をしていくことに決めました。スケジュールとしては8月に10冊、10月に10冊ということで、2ヶ月に1度Kindle化されるようで、今のところほぼ順調にスケジュールは推移しています。

今の僕のコレクションはこちら。

で、今回のこのモンゴル紀行なんですが、司馬さんは元々東京外国語大学の蒙古語学科を出ているということもあり、彼の著作を読んでると、モンゴルのことは結構出てきているし、今や大相撲の上位力士はモンゴルの人たちですから、親近感はあるのですが、特にものすごく関心があるというわけでもなかったので、読まず嫌い的なところもあって避けていたのです。

シベリア旅行が深刻

ところが、実際に読んでみると、モンゴルという国の面白さが、司馬さんの筆力もあるということもあり、実に面白いのです。この旅行記は、1973年ということで、世界的には厳然として社会主義と資本主義の対立ということもあり、今はモンゴルへの直行便はあると思いますが、この当時は、新潟空港からハバロフスクに行き、そこからイルクーツクへ行って、モンゴル大使館でビザを発行してもって、モンゴルにたどり着くという、しょっぱなから深刻な珍道中から始まります。

1973年という時代は、まだ日本ではソ連に対する反感がものすごく強い時期であったし、それは日本が太平洋戦争で降伏をしているにもかかわらず、ソ連軍がなだれ込んできてものすごくひどいことをしたし、更にはそこで捕まえた日本軍兵士をシベリアに連れて行き、過酷な労働を科したのはよく知られていることです。

司馬さんご自身は、関東軍の兵士として満州にいたこともあるし、自分の知り合いが満州でソ連軍に捕まってしまい、シベリアに送られたという実体験もあり、この旅においても、モンゴルに行くためには、まずはシベリアのハバロフスクに行かなければいけないということもあって、そういう感慨も十分含んだ紀行文なので、切実な実体験も含まれているので、非常に読み応えがありました。

特に最初のソ連でのやりとりなどは、社会主義国の洗礼を受けたり、シベリアで旧知の戦友との邂逅があったりと、実にドラマチックな事が描かれています。彼が訪れた場所はどういうところなのかTwitterで画像検索をしてみました。

司馬さんが主に訪れた場所

 

アムール川

ロシア・アムール川に沈む夕陽、川向うのちょっと先は中国・黒竜江省 http://t.co/iKpHmf3G
— 帯広畜産大学環境微生物学研究室 (@kanbi2010) 2011, 11月 8

 

モンゴル国立図書館

モンゴル国立図書館。(前通っただけ) pic.twitter.com/dtYxcPkJTc
— ★ロシア雑貨、モンゴル雑貨屋★ツェツェグ (@russiantoylover) 2014, 3月 29

 

ウランバートルホテル

ウランバートル市唯一の五つ星ホテルであるウランバートルホテル。実際は老朽化が進んで内装も・・・ゲフンゲフンだそうですが。 http://t.co/iqgCqyzg
— 静かに暮らしたい (@chawatoyo) 2011, 9月 25

 

ザイサン・トルゴイ

今日撮った写真:モンゴルの名所の一つ、ザイサン・トルゴイからの一枚。旧ソ連とモンゴルの友好の証で作られた建造物なんだとか pic.twitter.com/MAarfcDQBi
— がゆう@卒論の秋 (@uni_nano_dia) 2013, 8月 23

 

スフバートル広場

ナーダムを控え、かなり雰囲気が盛り上がっている。今日はスフバートル広場のチンギスハンの前で馬に乗った舞台が整列してた。何かの儀式かな。 pic.twitter.com/iu6Qn4g4Ck
— きたろう (@takab17) 2014, 7月 8

雄大なモンゴル

この司馬さんのモンドルの旅ではツェベックマさんという女性がガイド役を勤めているのですが、とても世界で二番目に社会主義国になった国での旅とは思えないほどの、自由で寛大な対応をしてもらったことに対して、司馬さんは感謝しているし、彼女が旅に加わることで、この旅が一層充実したものになったようです。

特に僕が興味をもったのはゴビ砂漠とゴビ砂漠での星空。特に星空の広さは我々の想像を絶しているようで、これは是非見たいなと思いましたね。

ゴビ砂漠

 

今日はゴビ砂漠へ行って砂をボードでしばいてきてやりました☆ pic.twitter.com/DGHFlClxCL
— そう13 (@sou_plaxs) 2014, 9月 28

 

【ゴビ砂漠】(モンゴル) モンゴルから中国北部にかけて広がる。総面積は約130万㎢で、世界で4番目の規模。ゴビとはモンゴル語で荒地や乾燥した大地を意味する。 pic.twitter.com/Xe2Q9nk5j5
— 世界の仰天スポット (@sekaigyoutennsp) 2013, 12月 19

 

南モンゴル❗️ゴビ砂漠❗️美しいモンゴル❗️ pic.twitter.com/LShhaYN7DR
— Asashoryu 第68代横綱朝青龍 (@Asashoryu) 2014, 3月 4

どうしてもゴビ砂漠の星空を見てみたいと思って、「ゴビ砂漠 星空」と検索をしてみたら、ありました。

 

これはさすがに現地に行ってみないとわからなさそうです

それにしても、当時は見渡す限り草原なので、自動車も道のないところを走るようで、これもなかなかすごい体験だったようです。この本を読んでもう少しモンゴルのことを知りたいと思うようになりました。

また、この本を読んで新たな知識を得ました。ひとつは、モンゴルという国が歴史的に中国を嫌っているということ。だから、中国人と一緒にされるとモンゴルの人は非常に不愉快な思いを持つんだそうです。

それと日本という国がシベリア出兵をして、変な思惑をもって臨んだことから、装丁以上にソ連から警戒をされたということ。

日本は敗戦国ですが、モンゴルにおいて日本が戦争の時にろくなことをしなかったということで嫌われていたということは、全く知らなかったので、いい勉強になりました。

街道をゆく 5 モンゴル紀行
朝日新聞出版 (2014-08-07)
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