2016/06/090 Shares

ブログを書いている僕としてはかなり参考になった3つのポイントーちきりんさん「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記

ちきりん「自分メディア」はこう作る!表紙

トップブロガーのちきりんさんが、ご自身のブログである「Chikirinの日記」を200万PVのブログにまで育てたかを記した「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記を読みました。ブログのポリシーが実に明確でものすごく参考になりましたので、この本をご紹介したいと思います。

ちきりんさんについて

僕は基本的にこの人の意見とか考え方とかは決して正しいとは思っていないことも多々あるので、彼女のブログである「Chikirinの日記」を購読してこなかったし、これからも例えばFeedlyとかに登録してまで読もうとは思いません。

ただ、この本「Chikirinの日記」をいかに「自分メディア」として育てたかを記した「自分メディア」はこう作る!−大人気ブログの超戦略的運営記」は、ブログを書くものとしてほほうと思うことがありました。さすが月間のPVが200万もある人のブログだけあるなと思いましたし、自分のブログでもこれは是非採用したいなと思うことも多々あったので、今日はそのことを書いていこうと思いました。

ちきりん 「自分メディア」はこう作る!にポスト・イットを貼り付けた

なので、僕はあまりこういうノウハウ本は嫌いで読まないのですが、こんな感じでポスト・イットもしっかりつけて後々もチェックできるようにしました。

自分メディア」はこう作る!とはどういう本なのか

この本の構成は二つに分けられてまして、

「裏を知る篇『「Chikirinの日記」の育て方』」と

「自分メディア」はこう作る!裏を知る篇『「Chikirinの日記」の育て方』

「表を読む篇『ベストエントリ集』」

「自分メディア」はこう作る!「表を読む篇『ベストエントリ集』」

の二部構成になっていて、はっきり言いましてブログを書いているものとしては「表を読む篇」はあまり参考なりません。それは僕のブログと彼女のブログの性格が違うからです。

ただ、この前半は面白い。鼻につくところも相変わらず満載なんですが、それ以上に200万PVまで育てたちきりんさんのすごいところだと思います。

なお、この本は2013年11月に「「Chikirinの日記」の育て方 [Kindle版]」という本を出版していて、これに「表を読む篇『ベストエントリ集」を追加した本が、こちらの「自分メディア」はこう作る!ー大人気ブログの超戦略的運営記と言うことになるので、ブログの成長に興味がある人は「「Chikirinの日記」の育て方 [Kindle版]」を読まれることをおすすめします。僕もそうすればよかったと反省しています。

「Chikirinの日記」の育て方
ちきりんブックス (2013-11-26)
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こちらの本は680円だし、Kindleですから場所も取らないですし、ブログを運営している人にはこちらのほうが良いかなと思います。

ブログを書いている僕としてはかなり参考になった3つのポイント

そこで、この本の良かったところをご紹介します。

ブログの書き方について

 

ちきりん「自分メディア」ブログの記事の書き方

ブログの書き方については45ページから47ページかけて書かれているのですが、この人の書くブログの記事というのは、テキトーじゃないということがわかりました。ここで重要な事は

  1. 伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)
  2. そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)
  3. 文章に必要な材料(情報)を集める
  4. 文章を書く

というところの、2と3というブログをきちんとやっているところだろうと思います。特に2番目の論理構成を考えるということは重要なことで、そこまで考えているのにどうして彼女のブログは炎上するんだろうという疑問は湧きましたが、やはりここかという思いはありました。1記事を書くのに1時間ほどかかるということですが、そうだと思いますね。ここだけしっかり理論武装をしているという点では、それなりの時間はかかりますから。

以前炎上ブロガーで有名な人が、ひとつの記事を書くのに30分ほどで終わらせないと時間がもったいないと言っていましたが、この人の言っていることは基本的に間違っているなとちきりんさんの本を読んで改めて思いました。

意識的なブログの運営

 

ちきりんさん「自分メディア」はこう作る!意識的なブログの運営

多くの人に読んでもらうためには、ただ自分の書きたいことを書き流すというだけでは全くダメだと僕も思っているのですが、ちきりんさんの場合はその辺りが実に明確でした。つまり、「Chikirinの日記」のゴールを決めて、主にどういう人をターゲットにして記事を書いていくのかということです。ここでちきりんさんはターゲットユーザーをものすごく具体的にターゲットユーザーを明確にしています。

  • 資本主義を信じていて
  • 社会的な事象やビジネスに関心があり
  • 既成概念を排し、自由かつオープンに考えることに前向きで
  • 解を得ることではなく、自分で考えるヒントときっかけを求めている人
  • 難しい問題を考える時にも深刻になりすぎず、ユーモアを理解できる人

ということで、ここまで明確にしておけば、各記事の内容も自ずと固まってきます。それによく考えてみたら、マーケティングの3Cや4Pは何かビジネスを始めるときに重要な指標であって、ちきりんさんの場合はご自身のブログである「Chikirinの日記」に当てはめたということです。この辺りについても僕も色々と考えさせられました。

自分のメディアを作るための5か条

 

自分のメディアを作るための5か条

この本を読んでいて感じたことは、ちきりんさんという人は実に常識的な人で、ネットの世界から飛び出してきた人ではないということです。証券会社から外資のコンサルティング会社に勤務していたということで、自分の頭の良さを信じて疑わないし、まさに頭のいい人であることはよくわかります。そこで彼女の良かったところは、ブログでブレイクした人であっても、あくまでも常識的な社会人であるという意識をきちんと持ち続けていて、全くぶれていない。この辺りは本当に偉い人だなと僕は思いました。その「Chikirinの日記」を自分のメディアに育て上げたルールが5つあるということで、非常に参考になりました。

  1. コンテンツを散逸させない
  2. ネットの中の人にはならない
  3. つながる世界でつながらない
  4. オープンな場所に居続ける
  5. 信用力を売らない

この指標も参考になります。特に大事なのは1と2。この点をちきりんさんの文章を引用しつつ、説明をします。

1のコンテンツを散逸させないというのはどういうことかというと、ちきりんさんにとって重要な事は「Chikirinの日記」であり、それは次のように書いていますので、引用します。

「すべての価値あるコンテンツは、自分のブログに集める」というルールを、厳密に守ってきました。

紙であれネットであれ他のメディアに、自分のサイトには載らないおもしろい文章を書いてしまったら、読者にとって「Chikirinの日記」は、お古のコンテンツの格納場所に見えてしまいます。それではOwn Mediaに育てることができません。最もおもしろい、最も新しい文章は常に自分のサイトで発表する、これが原則です。

素晴らしい。このブレの無さは大いに吸収したいと思いました。多くの読者を大事にするという姿勢は自戒としないといけないと改めて思いました。

では、2の「ネットの中の人にはならない」とはどういう意味かというと、これはちきりんさんがブログを書くにあたって、ネットのことしかわらない人間であると思われないように意識をしてブログを書いてきたということで、具体的にはネットでしか通用しない言葉「オワコン」「disる」といった日常生活では誰も使わないネット用語を、注釈なしで使用しないということだそうです。また、自分のことをアルファブロガーとは称さない。この言葉も一般社会では全く使われない言葉だからというもので、全く同感ですね。

まとめ

僕自体はこの世界に入って、かなり長い年月になりますが、僕自身もこのネットでしか通用しない言葉を使わないように意識をしてきました。使っても普通の人達には通用しないですから。

読んでいて、技術書としてはすごく勉強になったし、今後ブログを書くにあたって辞書のように手元から離さないようにしようと思いました。ただ、余程のことがない限りの彼女のブログ「Chikirinの日記」を読むことはないと思います。やはり、この鼻につくところはこの本でも感じますし、自分が正しいと思わない記事を読んでも仕方がないですし。

ただし、この本は良いです。ブログを書いていく上での技術書として今後も折にふれて読んでいこうと思いました。

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記
ちきりん
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