2016/06/080 Shares

ついに視聴率が13.4%になってしまった大河ドラマ「花燃ゆ」の今後を考えてみた

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」

昨日は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第2回の視聴率が13.4%という結果がでてしまい、マスコミが騒いでいるのですが、今後の話の展開を考えると、全く心配いらないんじゃないかと僕は思うのです。

花燃ゆ視聴率13.4%という報道

まずは
視聴率が13.4%になった検索結果を見てみると、

花燃ゆ視聴率が13.4%になった検索結果

というもので、この数字は89年「春日局」の14・3%、77年「花神」の16・5%に次いで低かったということです。それでは各社どういう分析をしてるんだろうと思い、記事をチェックしてみると、脚本が陳腐化しているということと、ホームドラマ路線が低視聴率の原因とのことです。

ツィッターで「花燃ゆ 視聴率」でチェックしてみた

ツィッターで「花燃ゆ 視聴率」で、どういう声があるかご紹介をすると、

面白いのにどうしてという人


杉文があまりにも無名すぎるだろうという人

違う展開を期待していた人

僕としては、面白いのにどうして?と杉文はあまりにも無名だろうということも、スタートダッシュがうまく行かない原因になっているんじゃないかと思うのです。

大河ドラマの成功と失敗を考えてみた

ここ数年の大河ドラマは、前回の軍師官兵衛は徐々に面白くなりましたが、篤姫以降の大河ドラマはどれも失敗続きでした。特に平清盛は本当にひどかった。この篤姫が成功して平清盛が失敗をしたのはどうしてか、表にまとめてみると、

篤姫 平清盛
主役に華があるのかどうか ある ない
主役のキャラクター 無名 有名
他のキャスト 良かった 難解だった
ストーリー 良かった 難解だった
音楽 聴きやすい 聴きづらい
対象となる時代 幕末 平安時代
画面 普通 汚い

主役のキャラクター以外は篤姫に軍配が上がりますし、個人的にも篤姫のDVDは購入しましたが、平清盛は当然買いませんでした。

花燃ゆ井上真央

この項目を「花燃ゆ」に当てはめると、大体篤姫とかぶりますね。主役に華があるかどうかと言うことになると、宮崎あおいさんよりも井上真央さんの方があると思います。僕は両方とも好きですが^^;

ただ、他のキャストで松下村塾のメンバーが無用にイケメン過ぎるかなあという気はしますね。ルックスだけでキャストを選ぶと、選ばれた役者がきちんと歴史を理解していないケースが多々あって、そうすると、ドラマ自体に緊張感がなくなりまし、実際にこの人、自分が演じている人が歴史的にどういう人だったのかわかってるの?と思う人はいました。それは八重の桜がそういうところがあり、ドラマとしての緊張感が亡くなってしまいました。特に京都時代はひどかった。

また、篤姫の場合は、天璋院篤姫という女性自体の人生が実に波瀾万丈に富んだものであったことも、人気を集めた原因だと思いますね。歴史的な流れで彼女の人生を振り返ると

  • 薩摩藩の島津の分家の娘として生まれる
  • 島津本家島津斉彬の養女となる
  • 13代将軍徳川家定の妻となる
  • 徳川と薩長が対立し、徳川家が政権を返上する
  • 戊辰戦争が勃発
  • 実家の島津家と徳川家が敵対する
  • 篤姫も江戸総攻撃にならないように奮闘する

というもので、まさに歴史の当事者として歴史に翻弄されるという本当にすごい人生を送っています。

井上真央インタビュー:波乱の人生を見てほしい

「花燃ゆ」井上真央インタビュー:波乱の人生を見てほしい

杉文の場合も、NHKステラの井上真央さんのインタビューを読んでみると、

“吉田松陰”の名前はだれでもご存知でしょうけど、妹の文さんを知っている方はほとんどいらっしゃらないと思います。でも、調べてみると波乱万丈な人生を送っているんですよね。久坂玄瑞に嫁いでから、兄を亡くし、久坂も亡くし。長州藩主・毛利家の奥に入って守り役となったあと、亡き姉の旦那さんと再婚するという…。「それらを彼女は、どういう気持で決断したのかな?」と、脚本家やプロデューサー、監督と相談しながら作り上げていく作業が楽しいですし、それが文さんを演じるおもしろさかなと思います。

というもので、井上真央さん自身はこの時代に対して深く理解をしようという姿勢が見えます。

花燃ゆの懸案は主役があまりにも無名である事

ただ、このドラマの懸案は、やはり主役である杉文と小田村伊之助が、他の登場人物と比べるとあまりにも地味であるということです。これはいかんともしがたい。杉文という無名の女性をどうして選んだのかということは、NHKももっと明確にするべき。

しかも小田村伊之助も初代の群馬県令になったということで、その功もあり後に男爵になりますが、こちらも後輩である桂小五郎や伊藤博文や山県有朋などに追いぬかれている。明治維新成立時において、小田村伊之助は歳を重ねていたので、政府の仕事は若い人にやらせるというのが大久保利通や桂小五郎の意向もあり、小田村伊之助には地方自治を任せたんでしょうけれども、やはり地味という点では地味。八重の桜でも京都府知事として槇村正直が山本覚馬のサポートもあり大活躍をしましたが、槇村正直が京都で働いたのは、政府の仕事をするには年齢がいっていたということも大きく作用してます。

僕がこのドラマのプロデューサーであれば、歴史を主人公にします。この時代は日本でも最もおもしろい時期で、面白い人がどんどん出てきたので、まずは時代を主人公にして、その激動の時代の中心だった長州藩が、どういう運命をたどっていくかという描き方をすると思います。それを松陰の妹がどういう影響を受けて、どういう目で歴史を見たかということをわかりやすくすればいいと僕は思うし、今のところ、十分わかりやすいと思います。

低視聴率は「世話ない」理由

この低視聴率については僕は全く「世話ない」と思ってます。と言うのは、今後の吉田松陰と長州を取り巻く歴史はリストアップすると

  1. 吉田松陰の脱藩
  2. 吉田松陰の密航騒ぎ
  3. 吉田松陰の幕府の逮捕
  4. 吉田松陰長州藩で幽閉
  5. 松下村塾の再開
  6. 松陰処刑
  7. 長州藩の革命化
  8. 池田屋事件勃発
  9. 蛤御門の変ー長州の惨敗
  10. 四国艦隊下関砲撃事件ー長州の惨敗
  11. 第1次長州征伐
  12. 第2次長州征伐ー高杉晋作が幕府軍を圧倒
  13. 坂本龍馬による薩長同盟
  14. 大政奉還
  15. 戊辰戦争
  16. 明治維新

これらのすべての事件に長州が大きく関わり、その影響は当然杉文に大きく関わってきます。この辺りを変に奇をてらわないで、王道をしっかり描ければ、ストーリーは絶対に面白くなると思います。僕はますますこれからが楽しみです。

 

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