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坂の上の雲が始まる!

11月29日からNHKで坂の上の雲が始まります。NHKの公式サイトはこちらで、すっごくお金をかけているのがよ―くわかります。

ご存じのない人に簡単にご説明をすると、主人公は日本陸軍騎兵の父と言われる秋山好古、日本海海戦の作戦を立案した秋山好古、そして日本の短歌と俳句を大転換した正岡子規、この3人が主人公で、内容的には、日露戦争を舞台にした内容です。
著者は、司馬遼太郎さんで、彼自身も今まで出してきた著書の中で最高傑作の一つだと言ってるくらいの大作で、司馬さんの40代をこの「坂の上の雲」に費やしたんだそうですよ。
日露戦争は、ロシアの南下政策という侵略行為を防ぐために、日本がお金もないのに死に物狂いで戦った祖国防衛戦争でした。実際にこの坂の上の雲を読んでいると、日本政府の苦悩はかわいそうなくらいです。
結局戦争というのは、強い方が弱い方を見下すというところがある一方で、弱い方は窮鼠猫をかむではありませんが、負けないためにあらゆる努力をします。なんてったって、負けたら、国がめつぼうしちゃうわけですから。
日露戦争当時の日本は、政治も軍隊も財界も、一般の国民も司馬さんの表現によれば飲まず食わずで戦ったという感じです。最近だとベトナム戦争がいい例です。アメリカは、ベトナム戦争に負けた原因は、僕は強者の奢りというのが絶対にあったと思います。
で、このドラマを楽しく見るためにお勧めの本は、まず、原作。
坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋
売り上げランキング: 163
この本は全8巻なので、大変読み応えがあるのですが、そこは司馬さんの文章が上手なので、すいすい読めます。特に1巻は、幼少期の好古、真之、子規の絡みが面白いですよ。
あと、ちょっとこれは長くて読みにくいなという人には、

こちらの文芸春秋の増刊号はお勧めです。わかりやすいですよ。

もう一度、話を日露戦争に戻すと、日本は様々な事をしてますが、凄いなと思うのは、ロシア内部を崩壊させるべく、反政府勢力を支援するくだりがあります。これは、明石元二郎という人物が、情報戦を行います。「大諜報」という項で書かれていますが、とてもスリリングな内容で、司馬さんも明石の功績は、陸軍全体、或いは海軍全体と匹敵すると評価しています。また、明石は50代で死ぬのですが、ある元老が、明石は総理大臣の器であると言ったそうです。つまり、将来総理になるべき人物が、諜報活動をしていたわけですから、それは大きな仕事ができるはずです。
とにかくこの日露戦争というバカでかいスケールのストーリーで、11月29日に放映です。

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