0 Shares

GoogleとYahoo

ブランドの高い企業というと、インターネット業界では何と言ってもGoogleです。

もう一方のYahooはマイクロソフトの買収騒ぎがあって、結局Yahooが、けっ飛ばしつつ最終的には検索で手を結んだというのが現状です。ただ、あのときにマイクロソフトに買収されていたら、Yahooも、マイクロソフトも万々歳だったんだと思いますけどね。
ちなみにGoogleは決してユーザーサポートの優れている会社ではないんです。

僕はAdwordsをずっと利用していたりしましたが、管理画面から問い合わせをするのがどれだけめんどうだったか。ユーザービリティという観点から考えると、おそらく問い合わせがしにくい作りにしているはずです。それでもインターネットならGoogleというイメージが出来上がっているのは、サポートがなくても使える極めて高品質のProductsを無償でユーザーに提供しているというところにあります。

このあたりをもう少し深掘りすると、WebメールではなんといってもGmailの使い勝手がいいです。こちらでも書きましたが、複数のアカウントを一元化して、それをGmailのアカウントではなく、別のアカウントでできるわけですが、それ以外にも迷惑メールのフィルタリングも優れています。

一方でYahooメールのアカウントも僕は仕事柄使っていますが、YahooIDが外部にさらされているということもあって、毎日100通近くの迷惑メールが届きます。これをYahooメールは、フィルタリングができていないです。ということは使い勝手が良くないので、ますます使わなくなる。これも、Yahooとしては、無料で使わせてるんだから、サポートはしないよという姿勢がありありなんです。ただ、無料だから不便をかけていいんだという考えはないと思うのですが、僕を含めたユーザーが不便を感じている以上、無料でも改善をするべき。

Googleの圧倒的な技術力で、ユーザーの使い勝手を向上させ、かつ今までにはなかった便利なサービスを無償で提供することでGoogleはインターネット業界において圧倒的なリスペクトを受ける企業になったということです。それもインターネットは「検索」であるということで、この検索の精度が極めて高いものにした。これは巷間言われていることは

  • 関連キーワードが網羅されているということ
  • 更新頻度が多いということ
  • 被リンクの数が多いということ

この3点が優れたサイトの条件であるとして自社のランキングをつけ、それに基づいて検索結果を表示させていると言われています。この3つを優れているサイトの条件として定義づけたところに、Googleの優れているところといっていいと思います。

関連キーワードが網羅されているのが優れたサイト、専門性の高いサイトというのは、確かにその通りで、例えばラーメンに関するウェブサイトには、ラーメンに関連するものに関心のない人はおそらくアクセスしてこない。

更新頻度が多いというのも、ニュース性ということから考えるとこれは大事なことです。雑誌に例えると、今日の特ダネが来週も同じ内容だったら、誰もその雑誌を読みたいとは思わないし、新聞でもニュースは刻々と変わるわけで、いつまでたっても鳩山政権誕生!だったら、誰も見には来ないです。

被リンクが多いというのは、他のサイトから見ることを推奨されているという考え方があり、これが多ければ多くのサイトから推薦されている良質のサイトであるということなのですが、成果報酬型のSEOは、SEO会社が持っているリンクをサイトに張り付けるというもので、最近はこれはスパムとされています。

ちなみにblogは検索エンジンに好まれる理由は、ここです。blogは、基本的に書いている人の関心のあることしか書かないから、必然的に関連したキーワードは必然的に増えるし、公開しやすいというのが、blogの特徴ですし、被リンクについても、記事を読んで共鳴してくれたユーザーは、自主的にリンクをつけてくれるので、上記にリストアップした3条件に合致します。

ただ、我々はGoogleの定義づけた検索結果に踊らされているという見方も一方ではあり、もしかしたら、Googleで検索上位に表示されないけれども優秀なサイトはあるかもしれませんし、Googleのガイドラインを破ったことで、データーベースから削除されたという例を以前に聞いたこともあり、そうなるとECサイトでは死活問題になります。このあたりは微妙なところではあります。

そもそもインターネットというものが、市場に出てきたときから検索エンジンはあったのですが、これもGoogleの出現前後で大きく変わります。Googleの出現以前は、Yahooはもちろん、Infoseek、Lycos、Exciteなどがありました。Yahoo以外はGoogleと同様ロボット型検索といって、サイトに記載されている文字をたどって検索結果を表示するものでしたが、このときはYahooの一人勝ちでした。

これはどうしてかというと、Yahoo以外の検索エンジンのロボット型検索は使い物にならなかったということなのです。つまり、Yahooでカテゴリー検索をして、掘り下げて検索した方が自分の欲しい情報にありつけたけれども、ロボット型検索エンジンは、箸にも棒にもならない検索結果でどうにもならなかったという現実でした。

その後Googleが出現した後は、その精度の高さでYahooを圧倒したのは、ご存じのとおりです。これはユーザーの評価から言うと、Yahooの場合は、自分の欲しい情報を掘り下げて探さないといけませんが、Googleの場合は、検索ボタンをクリックするとほぼ自分が探している情報に近いものが表示されるところに大きな違いがあって、使い勝手という点から考えると、Googleの方がユーザーに負担をかけないというところに両者の違いが明確になりました。

ビジネスモデルにおいても、Yahooの場合は有償のビジネスをたくさん作りすぎたというところもあって、Yahooファイナンスなども利用者が少ないらしいです。Googleの場合は、高品質なものを無償で提供してるのは前述のとおりですが、結局多くの人にが利用することで、Googleが提供するサービスで生じる広告媒体の価値を高めていくという非常に単純なものです。

例えば、Googleの収益源であるAdwordsと連動して、Adsenseというアフィリエイトプログラムがあります。

これはホームページを持っているのであれば、そのスペースを貸してくれと。明快なのは、クリックしたら、そのホームページのオーナーにお金を支払いますよというものです。一番いい例だと新聞のサイトをよく見てもらえると、かならずGoogleの広告が張り付いてます。下のスクリーンショットは、朝日新聞の記事なのですが、この赤枠のところが広告のスペースです。

Googleとしては、自社の広告表示ができるページは多ければ多いほどいいわけでして、そのためにスペースを貸してくれたホームページのオーナーには、クリックしたらお金を払うという仕組みを作っているのが、AdSenseです。

また、Googleの収益構造は、広く浅くです。これはAdwordsが収益源ですが、これも世界中の国のクライアントから、1クリック10円~数千円というクリック課金ですから、1社当たり月間で1万円というところもあるでしょうし、月に億単位でつぎ込むクライアントいるでしょうけれども、それでもこのクライアントの数は大変な数で、日本とかアメリカのように景気の悪い国は、出稿数は減るかもしれませんが、景気のいい国は広告宣伝費はつぎ込みますから、結局それほど収益に大きな影響が出てこない。しかも1社当たりの広告費は少なくても、その数が大量ですから、なおさら収益には影響が出ないわけです。

これはロングテールとほぼ一致しますね。ここもインターネット企業ならではで、Yahooの場合は、Overtureがありますが、一方でバナー広告に収益を見込んでいるということもあり、思いっきり景気に左右されます。以前は消費者金融がこれでもかというくらい露出していましたが、ここ最近は利息の過払い金ですから、広告も今は出せません。このロングテールというのは、インターネット独特のもので、いずれかのときにくわしく書こうと思います。Wikipediaでのロングテールの説明はこちら

ただ、Googleがいつまで一人勝ちをするという保証はありません。

このネット業界を含むIT業界はは、Googleでも代表されるようにあとだしじゃんけんが普通におきる世界ですから。インターネットのもう一つの特性として伝達のスピードの速さにありますので、ものすごくいいものがあれば、2番手や3番手が一挙にひっくり返す可能性は、他の業界と比べて高いです。

例えば、携帯型音楽プレーヤー(変な表現だなw)は、以前はソニーのWalkmanの独壇場でした。いまはどうか。iPodがものすごいシェアを持っている。

iPodが躍進したのは、まず、Windowsに対応したこと。まず、これです。マックユーザーよりもWindowsユーザーの方が圧倒的に多いですから、これはマーケティングの常道です。次に、管理ソフトのiTunesの使い勝手。あとは、アップルがiPodで大量の音楽を持ち歩いて聞こうと言う今までにないライフスタイルを提案したことにあると僕は考えています。

その当のアップルも今のスティーブジョブスCEOが、アップルに返り咲くまでは、大変ないばらの道を歩いていたんです。それでも彼が戻ってきたことで、革新度が増しましたね。いつ、どうなるのかわかりません。この世界は。ただ、変わらずに重要なのは、ユーザーに負担をかけないというところに行き着きると僕は思うのです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう