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龍馬伝始まる!

この年末は、NHKは番組の合間にはこの「龍馬伝」をアピールしていましたが、それだけ力を入れているということもあって、福山くんの龍馬は、彼のカッコ良さだけがクローズアップされちゃうと、これ天地人の二の舞になるかなと危惧していましたが、ストーリーがいい分、面白かった。

司馬さんの龍馬と違うのは、岩崎弥太郎の視点で龍馬を見るというのは、ものすごく新しい視点で、その岩崎弥太郎を演じた香川照之は、最高に良かったです。この人は正岡子規も演じていますが、それ以上に岩崎弥太郎役は素晴らしい。彼は役者として一番のっていますね。年末にもMr.Brainで短気な刑事役を演じていますが、大変素晴らしい。

初回は、土佐藩の身分制度のこと。上士と下士については、土佐藩は特殊だということをもう少し説明すれば親切でしたな。なので、僕の方から少しこのあたりを解説します。

長宗我部元親

もともと土佐藩というのは、長宗我部元親という英雄を輩出しました。元親は、土佐から始まり一領具足という平時は農民となり、戦時には戦士となる兵士動員をすることで、まず、土佐を支配し、その後四国を統一する勢いでしたが、結局秀吉との戦いで降伏をし、豊臣家の大名となります。

ところが、関ヶ原で石田三成側についた事で、結局長宗我部家は廃絶、その土佐藩に乗り込んできたのが、「功名が辻」の山内家です。この山内家が、260年間続く徳川時代における土佐藩の上士となり、旧長宗我部家の家臣は下士となります。

後藤象二郎

テレビでも上士の下士に対する差別は理不尽以外何者でものなく、結局多くの下士が脱藩をします。龍馬だけではありません。あと、弥太郎も脱藩しません。彼の面白いところは、ひたすら藩側についたところで、これからいろんなことをします。江戸時代においては、後藤象二郎に見いだされて、海援隊の会計係をやりつつ、上士となります。その後は、赤字だらけの土佐藩の事業を受け継ぎ、三菱会社を作ります。これはドラマの中でも語られるでしょう。ちなみにこの後藤象二郎という人は、龍馬の意を汲みながら、薩摩の小松帯刀と一緒に幕末の二条城で徳川慶喜に大政奉還を提案します。

小松帯刀

とにかくがっかりするかもしれないと思っていた「龍馬伝」が、予想に反して面白かったの大変良かった。2010年は大河ドラマを楽しめそうです。

でも、やっぱりこのドラマを楽しむためには、司馬さんの竜馬がゆくは読んだ方がいいです。全8巻ですが、ものすごく面白くて、あっという間に読み終えること請け合いです。

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司馬 遼太郎
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