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燃えよ剣

最近歴史ネタが多いんですが、幕末はこの前も書きましたけれども、親政府側の方がヒーローが多くて、メジャーな人が多いんだけれども、反対側に回った人にも、やり方が徹底した人の中には後世に名前を残した人はいます。その中で一番有名なのは新選組と言ってもいいと思うのですが、その中心人物であった土方歳三の生涯を描いたのが、「燃えよ剣」です。

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫) 燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

新潮社 1972-05
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先日、竜馬伝のTweetで「#ryomaden」というのがあるということを書きましたけれども、その時にある人が司馬遼太郎さんの描く女性って魅力がないということをつぶやいてる人がいて、僕なんかは、竜馬がゆくに出てくるお田鶴様とかさな子とか、勝気だけどお上品だというのは、僕にとってはかなり理想に近い女性像なんですが、女性から見るとやっぱり違うみたいなんですね。

前に司馬さんのコラムを読んだときに、司馬さんは「男」が好きなんだそうです。男が好きと言ってもホモとかそういうことじゃなくて、変革期にはなりふり構わずに後先のこともかぶつかっていくという男たちが多くて、馬鹿だけど面白いと言う感覚で小説の中で「男」を書きたいと言う欲求があったんだそうです。

その最たる人のひとりが、新選組の土方歳三。この本の中での歳三はとにかくぶれません。幕府に対抗する人間と戦うだけ。これだけです。彼の短い生涯の京都に跋扈する勤皇の志士を切り、そして戊辰戦争が始まれば最前線で戦い、それに敗れて関東で再起を期しますが、近藤が流山で捕まっても自分は戦うと言うことで、東北に行き、そこで榎本武揚と合流して箱館に篭り、新政府軍と徹底的に戦い、そして最後は戦死すると言う生涯です。

前に函館に行ったときに、土方が篭った五稜郭に行ってきました。今は公園のようになっていて五稜郭タワーの上から感慨を持って五稜郭を眺めてみました。

五稜郭公園
五稜郭ターワー内にある土方歳三の銅像
箱館戦争の時に使われた大砲の模型

この本は、歳三の悲しすぎる生涯について書かれた小説ですが、司馬作品を初めて読む人には、これはおすすめですよ。司馬さんの名作と言われるのは、龍馬もそうだし、坂の上の雲や翔ぶが如くとかありますけれども、これらは長編ですから長いんですよね。竜馬も、坂の上の雲も8巻、翔ぶが如くに至っては10巻で、特に坂の上の雲と翔ぶが如くは、後半は史実に基づいているところがあって、結構読みにくいんですよ、専門的すぎて。その点、燃えよ剣は、2巻だし、かなりほどほどに小説らしく脚色されているので、読みやすいです。
この写真は大変有名ですが、歳三は大変なイケメンです。ただ、顔はこんな感じでヤサ男ですが、性格的には相当きついし、陰険だし、僕はも違ってもこういう人とは敵にはしたくないです笑

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