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雇用調整

僕は、人材の世界に随分いて、何件かそういうコンテンツも作ったことがあるんだけど、なるほどねって思ったのは雇用調整ということです。で、この雇用調整というのは何かっていうと、簡単に言うとリストラって言うことですわ。

ただ、日本の場合にリストラをするときっていじめをするケースがママあります。肩たたきというのもそうだし、わざと意地悪をしたりとかね。こういうことをされるとされた人はどういう気持ちになるかって言うと、これは恨みしか残らないんですよ。そりゃあ、そうだよね。生活の糧を一方的に奪われる訳だからね。

随分前になるけど、ブリジストンの社長室にリストラをされた課長が立てこもって、本人が割腹自殺をするという事件があったんだけど、これだってこの課長という人が、高校を卒業してずっとブリジストンで人生を捧げてきた訳で、それを降ってわいたようなリストラにあい、彼は失望したでしょうね。それで社長室に乗り込み、大きな事件を起こしてしまい、結局本人は社長の目の前で切腹をしたそうですよ。これは痛ましいというしかない。

今日起きたマツダの期間工の人が、10人くらい人をひいちゃって一人死んじゃったという事件がおきましたよね。おそらく同じ構図でしょう。それだけ生活を奪われるというのは、シャレにならないんですよ。本人に問題があったのかどうかは、よくわからないけど、とにかく仕事を奪われるというのは、しゃれになりません。この犯人は恨みがあったって供述してるよね。

そんで、雇用調整というのは、人をリストラするだけじゃなくて、リストラって言うか首にするだけじゃなくて、次の職場まで見つけ出すという仕事のことを言います。アメリカとかではこういうのは主流になっていて、例えば、あなたは仕事が期待以下だったけど、それは雇用したこっちも悪い訳だから、きちんと次の仕事も用意しますよという仕組みです。これっていい仕事だと思わない?日本でこういうことをきちんとやる会社って、僕が知っている限りではほとんどないですよ。

なんで、日本もこういうことをしないのかなってつくづく思うね。今まで生活の糧があったひとが、放り出されてしまって路頭に迷わないようにさ、収入が少しくらい減っても結局ゼロではなくなるわけだし、首にした会社が次の仕事も探してくれたということになったら、探してもらった方は、仮に給料が下がったとしても、感謝こそすれ、恨みというのは抱かないと思うんですよね。

やっぱりね、人をいじめるという行為は良くないですよ。その人を卑屈にするし、怨恨という感情は一番強いから。雇用調整という仕組みは、本当に人間的だし、もう少し多くの人に知ってもらいたいと思うよ。

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