0 Shares

賢明な有権者

民主党が、結局人事をめぐってもめてますな。僕は、民主党を支持しているけれども、鳩山内閣が潰れて、満を持して管さんが内閣を作ったというのは、これは理想的な流れだと思ってました。管さんが小沢さんに対して少しの間でも静かにしておいて欲しいというのは、当たり前のことであって、それに対してご機嫌を損ねている小沢さん及び小沢さんを支持している人たち。なんなんでしょうと思うわけです。

小沢一郎が政治家として優れているというのはわかるし、僕も小沢さんははっきりって好きだし、細川政権以来政治の中枢にいるというのは、小沢さんしかいないし、それはやっぱりそれだけの実力があるということだと思います。さすが田中角栄の秘蔵っ子だけあるという感じです。

ただ、日本の政治をある一定期間だめにしたのも田中政治であり、それを潰して自民党まで本当に潰しちゃったのが小泉総理でした。

で、その田中政治とはなにかというと、これは簡単で総理大臣に権力を持たせないということであり、要は二重権力というものです。田中さんがいなくなったあとは、経世会が自民党を支配し、金丸信の一声で総理の首が平気で飛んでしまうという、これはどう考えてもおかしい。

小沢さんは、田中、金丸といった時の権力者に可愛がられ、彼らから薫陶を受けて、今や日本を代表する、もしかしたら歴史に残る政治家になったわけだ。しかも、去年の衆議院議員総選挙で、名実ともに政権を奪還したというのは、今まで自民党が悪政の限りを尽くしていたわけで、それに対して有権者は自公政権に対してノーを突きつけた。

ところが、民主党政権になると、閣僚人事はよかったものの、鳩山、小沢の政治と金の問題と沖縄問題で鳩山総理が辞任をして、かつ、鳩山さんが小沢さんも道連れにしたというのは、さすがその辺りは鳩山さんだなと思い、その後管さんが必然的に総理になった。

そもそも民主党政権の評価が下がった元凶は、プロから見たらたいしたことじゃないにしても、やはり鳩山さんの決断力の無さ、小沢さんの不透明なところ。この二つに尽きるわけで、民主党の支持を落としてしまったのも、この二人であり、その責任は重大だと思うわけ。

ただ、政治家連中が愚民だと思っている我々が、政治家よりも賢明なのは、今回の民主党代表選挙で管さん支持が高いということで、この結果を小沢陣営はどう思っているのか、聞いてみたいところだ。

一方で面白いのは、参議院選であれだけ負けた民主党に対してパッシングはあるけれども、総理の責任を問う声がぜんぜん聞こえてこないということだ。自民党内閣だったら、確実に総理や幹事長の責任をマスコミが追求されるけれども、今回はそういう声が聞こえてこない。選挙で負けたわけだから、その責任を明確にするためには、確かに党首選は必要で、このあたりは難しい。

ただ党内基板は強いけれども、国民の支持を集めていない小沢さんと、党内基板は弱いけれども、国民の支持をまだ集めている管さんとの一騎打ちはどうなるのか。また、どっちが勝っても党内に亀裂が起きると思いますが、それがどうなるのか。少なくとも自民党の党首選よりは面白そうだ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう