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僕のTPP考

先日の高校の同級生で元甲子園球児と話す機会があり、農業関係の仕事をしていて、それでTPP=環太平洋連携協定について、色々と話しをしてすごく充実な時間を過ごすことが出来た。
ところで、このTPPについては、話が急に出てきたという唐突感があるということと、それとバカなマスコミがTPPを締結(加入?)することで安い農産物が一挙に入ってきて、日本の農家は壊滅状態になるんじゃないかという懸念が起きているので、農家を中心に反対論がでている。これは政府内でも同じで、どうしてこうも大事なことを唐突に出てきたのか。

絶対に必要な国民的議論

そもそもTPPというもの自体が、あるということも僕は知らなかったし、菅政権になってから唐突に話が浮上してきた。これだと、日本の政治も官僚主導と言われても仕方がない面がある。日経を読んでいたら、経済産業省とかは、前からこれに加入しないといけないと思っていたらしい。自民党はどちらかと言えば、地方の人を有力な選挙の支持層としているわけだから、自民党がこの政策を推進出来ないという事情もある。民主党の場合は、基本的に都市層が支持基盤であるから、じゃあ、菅総理に進めてもらおうということになったんじゃないかと思う。しかし、このやり方はあまりにも唐突だし、国民的議論は絶対に必要。

もうひとつは、マスコミが関税を撤廃したら、安い農産物が日本に来て日本の農家は壊滅すると大騒ぎしている。ほんとうにそうかね。

マーケティングの立場から言うと、モノを売るときには、そのモノに商品力があるかどうかということが当たり前のことですがすごく大事です。

次にその需要はあるの?ということです。当たり前のことですね。そうすると日本の農産物は、商品としてもの凄く優れてるわけですよね。品質管理、モノ自体が圧倒的に優れている。例えば、何年か前に米不足になったときに、タイ米が一時流通したけど、余程のことがない限り消費しなかったし、日本の米と混ぜて炊いたりした。

また、おいしいステーキが食べたい!というときに、わざわざオージービーフを焼いてくれって言わない。今半に言って一人1万5千円のコースをおねがいしますよ。何でかといえば、日本の国産品が美味しいから。中国産や北朝鮮産の松茸を食べるくらいだったら、俺は買わない。

日本の農業政策がダメなのは

日本の農業政策がダメなのは、国内しか見てないから。中国やインドを見たらよーくわかるけど、人口って国力なんですよね、国際的に見ると。日本の場合は、どんどん人口が減ってきている。ということは国力が低下しているわけです。その人口が減少しているマーケットに向かってモノを売ろうとしてもそれは分母が減ってきてるわけだから、いくらやってもだめなわけです。それか、将来を見越して、子づくりに専念してもらうという事もあるけど、いまや、男が女の人よりも稼がなくなってきてるから、こちらもあまり期待は出来ません。

先程食品の関税率っを見ていたら、驚いたよ。米が778%。乳製品が360%かな。これは買わないでくださいって言ってるもので、米しても1000円のものを我々は77780円で買ってるわけで、これじゃあ日本国内では流通しません。

この前爆笑問題のラジオで聞いたんだけど、アメリカの食品の賞味期限ってもの凄く長いらしいね。日本の牛乳なんかはセイゼイ買って1週間くらいでしょ。アメリカだと1ヶ月とか平気であるらしいですよ。大雑把な国民性だと思うんですが、そんな国に対して、値段は高いけど、おいしい農産物を輸出したら、僕はもの凄く需要があると思うよ。だって、まずいものにお金をかけるよりもおいしいものにお金を使うと思おうよ。

ちなみにTPPに参加交渉している国の人口を調べてみると

  • シンガポール:480万人
  • オーストラリア:2100万人
  • ニュージーランド:420万人
  • ブルネイ:40万人
  • チリ:1700万人
  • アメリカ:31,500万人
  • ペルー:2,900万人
  • ベトナム:8,400万人
  • マレーシア:2,700万人

合計で48000万以上になり、今の日本国内マーケットの6倍弱になり、こういう所に商社を通じてとか、或いは農家自体が直販をするとか(これは100%難しいでしょうけど)、役割を決めて世界に販路を見出せば、美味しい物を販売するわけだから、逆にその国の農家を脅かすようなことになるんじゃないんですかね。僕が見る限り、販路をが増えると思うんだけど、ちがうんでしょうか。

東国原を使え

だって、良く考えてみたら、自動車とか家電製品だって、売上の多くは海外だし、そうすることで競争力も養われてるわけだから、農産物だけ別というのは、おかしい。っていか、高くても美味しければ買いますよ。そういうを東国原にやらせたら、今度は日本のセールスマンって言うことで日本のいいものを海外で売ってきてくれる。

生産者と、戦略と、営業を上手く噛みあわせれば、少なくともモノがいいわけだし、いいものが出来るのはそれだけ手間もかけてるわけだから必然的に価格も上がるし、それは消費者はわかりますよ。

マスコミもさ、危機感ばかり煽るんじゃなくて、どれだけメリットがあるかということもいうべきだし、偏ったやり方はやめるべきだ。と思うのです。日本のマスコミはいつからこんな感じになっちゃったんですかね。僕が見てる限りで公平な報道をしているのは、NHKとテレビ東京。

とにかく、この5億近いマーケットに日本のおいしい農産物のニーズがあるのかどうか、それを調査してるんですかね。日本はお金は沢山あるんだから、そういうのにお金を使えば良いと思うけどね。

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