2015/09/270 Shares

播磨灘物語-黒田官兵衛の生涯を描いた名作

播磨灘物語-黒田官兵衛の生涯を描いた名作

今回は、司馬さんの本でもやや地味な人が主人公の黒田官兵衛について書かれている播磨灘物語についてです。黒田官兵衛という人は、豊臣秀吉が天下を取るまで、その参謀として仕えた人物です。もう少し具体的に言うと、毛利氏との決戦まで秀吉の参謀として仕え、秀吉が発する命令などは、ほとんどが官兵衛が秀吉に進言したものです。

黒田官兵衛を参謀にしたラッキーな秀吉

 

黒田官兵衛

秀吉も、彼個人の力量も半端ではないのですが、それを補佐する人が、来れも日本史的レベルの高い人だった。それは竹中半兵衛であり、黒田官兵衛であったということで、これもラッキーだったとしか言いようがありません。

黒田官兵衛という人は、もともと播州の小寺氏という大名の家老だったんですが、これからの時代は織田家であるということで、織田家に接近し、小寺氏の担当として秀吉が信長から任され、秀吉と官兵衛の関係はここから始まります。この時から、毛利軍との対峙、信長暗殺による中国大返しまで秀吉の軍事的作戦はすべて黒田官兵衛から出ています。

黒田官兵衛の実力がわかる3つの逸話

黒田官兵衛の実力を物語る逸話が3つほどありまして、そちらをご紹介します。一つ目はその後明智光秀との天王山の戦い、柴田勝家との賤ヶ岳の戦いなど、織田家の中での戦いになってからは、官兵衛は冷遇され、秀吉が天下をとったあとも、10万石程度しかもらえてなく、秀吉の周りもどうして10万石しか与えないのかということを聞いたら、秀吉は、官兵衛に100万石も与えたら、天下を取られてしまうと言ったそうです。

2つ目の逸話も有名です。晩年の秀吉は座談が好きだったそうですが、その時にもし自分が死んだら誰が次の天下を取るかと側近に聞いたそうです。これは戯言だから、言いたいことを言えと。そうすると側近は、家康とか、前田利家、蒲生氏郷などの有名どころをあげたそうです。ところが、秀吉は、いいやそうじゃないと。自分が死んだら、天下を取るのは黒田官兵衛だ。自分はどれだけ助けられたかしれないと言ったんだそうです。それを又聞きした官兵衛は、家督を長政に譲って、自分は黒田如水と称して隠居までしようとしました。それは自分が秀吉に恐れられているということがわかったからです。秀吉も秀吉で、豊臣の天下の功労者を隠居させるわけにもいかず、隠居は許しませんでした。

3つ目は最後の最後で黒田官兵衛が勝負に出たことで、関ヶ原で、家康が上杉討伐で、北に向かうと、石田三成が大阪で家康討伐の軍を立ち上げるのですが、一方で官兵衛もこれが天下取りのラストチャンスだということで、九州に下向し、九州を席捲し、家康と雌雄を決しようとします。ところが、関ヶ原の合戦がたった一日で終わったために、すぐに九州軍は解散し、自分も世を捨てて隠居生活を始めるという一風変わった人で、あまり権力に執着する人ではなかったようです。

是非大河ドラマに!

僕はこの黒田官兵衛という人が大好きで、なんといっても豊臣秀吉という天下人が最も恐れたという逸話は、石田三成を鼻にもかけてなかったというところがかっこいい。特に黒田官兵衛の場合は、やはり仕事のレベルが国家的なレベルだし、なんといっても時の支配者だった豊臣秀吉を怖がらせたり、嫉妬の目でみられていたという官兵衛の力量。是非NHKには大河ドラマに使ってもらいたい。

キャスティングは、頭がいいというのは大事なポイントなので、瑛太くんか、水嶋ヒロくんかな。

こうやってみるとヒロくんがいいかねえ。本も書いちゃうくらいだし。今は、作家業に専念されていると思うけど、大河の主役を張るんだったら、水嶋ヒロ復帰作!という感じでプロモーション的にもいいんじゃないでしょうか。

今、「黒田官兵衛 大河ドラマ」で検索をしたら、やっぱりそういう動きがあって、姫路市長がNHKに今年申し入れてるんだそうです。確かに黒田官兵衛という人は、歴史的にユニークだし何と言っても秀吉と共に戦国時代を終焉させたというのは、すごい人だったと思うのです。

(追記2012/10/10)
2014年大河は岡田准一主演で『軍師官兵衛』
官兵衛は岡田准一くんに決定しました。いいと思います。

黒田官兵衛・大河ドラマ化誘致の会

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