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昨日の坂の上の雲-広瀬、死す

坂の上の雲も、昨日で第二部が終わっちゃいました。早かったですね。龍馬伝は何時終わるのかと思いながら見てましたけど、坂の上の雲は原作に忠実だったので、安心してみることが出来ました。この坂の上の雲、第3部で終わるのですが、日露の戦闘は本格的になり、特に陸軍はもの凄く苦戦をします。その象徴的な人物が乃木大将。彼が率いる第3軍は、旅順攻略で大変なことになります。それを僕の大好きな児玉源太郎が救うのですが、それをどう描写するのか。

日本を舐めきっていたロシア

さて、昨日は、日本がロシアと国交断絶をして、早々に戦闘に入る場面から始まります。原作に書いてありましたが、日本が旅順港を攻撃するときに、ロシアはマリア祭をしていました。これはロシア正教において、マリアという名前の女性を祝うお祭りであり、貴族たちは、マリア祭に楽しんでいて、そこに日本海軍が攻めてきた。

これは、ロシア側が日本は攻めて来ない、攻めて来るはずがないという感覚でいたわけで、いかに日本がロシアになめられていたかということですな。結局、このロシアにおいては意外性の高い攻撃は、最初貴族たちはマリア祭への祝砲と勘違いをし、それが日本軍の攻撃とわかったときには、その混乱は大変なものだったと原作に書いてあるけど、それはそうだと思うよ。

先制攻撃にやや成功した日本海軍は、ロシア旅順艦隊を旅順港に追い詰め、そこで閉塞作戦を実行します。これに関しては有馬良橘と秋山真之が衝突しますが、有馬が立案者として部隊を率いるということで、この作戦を実行し、その隊長のひとりとして真之の親友でもある広瀬武夫が選ばれる事になったわけです。

広瀬武夫

この広瀬という人物は、司馬さんによるとこれほど外国人からもてた日本人はいないとのことで、また日本でも最初はルックスが怖いと思われるけれども、実際には心の優しい人物で先輩後輩問わず慕われたとのことです。

また、広瀬はロシアに長くいたということもあり、ロシアの貴族の娘であるアリアズナとの恋があり、これは彼女がロシア語で詩を書いて送り、広瀬がそれに対し、漢詩で返事をし、ロシア語の訳をつけたりした。男女の関係というのは微妙です。この二人のやりとりはまるで万葉の相聞歌のような往復書簡を比較文学の対象として研究されたのが前東京大学教授島田謹二氏で、 「ロシアにおける広瀬武夫」 という名著があるということは、原作に書いてあります。とにかく、この広瀬という人は一廉の人物だったということです。ちなみにamazonで広瀬武夫で検索すると、168冊も!すごいね。なお、広瀬は日本では戦死後軍神となりました。それはその後の日本で良かったのかどうか。

ただ、ちょっと全体からみると、この広瀬マターは時間を使い過ぎという感じはありますねえ。というのうは、この部分は原作では3巻の部分で、残りの5巻を来年でやり切るというのは、相当端折らないといけないけど、そうするとどういう作り方をするのかなという素朴な疑問はありますねえ。

児玉源太郎

僕がこの本を読む限り、日露のMVPは、陸軍は児玉源太郎、海軍は東郷平八郎だと思うのですが、陸軍に限って言うと乃木軍が旅順を攻略できず、次の作戦に進めず大変なことになります。日本陸軍内では乃木を更迭せよという声が強まり、明治天皇がそれをしてはいけないとして、乃木は更迭されないのですが、その乃木の窮地を救ったのが児玉源太郎で、その場面は僕は坂の上の雲の中でも特に好きなところなのです。そこをどう描写するのか。今回この坂の上の雲で児玉源太郎役を演じるのは、高橋英樹さん。適役だとおもうね。前に亡くなった丹波哲郎さんの児玉源太郎も凄く良かったですけどね。

それと日本海海戦では、日本がバルチック艦隊に圧勝するのですが、その時の東郷の指揮を「無謬」と表現してます。辞書で調べると『理論や判断にまちがいがないこと。「推論の―性」』という意味で、僕は縦横無尽というイメージだったのですが、それを来年どういう描写をするのか楽しみ。

来年は江姫

来年は1月9日から「江~姫たちの戦国」が始まります。ちょっと見てたら、脚本+音楽が篤姫チームの人なので、篤姫に似てるかなーとは思いましたが、それでも上野樹里は可愛いし、豊川悦司の信長もなかなか。鈴木保奈美が老けたなーと思いますが、今回は老け役ですから仕方が無いといえば仕方が無い。メイキングがこちらから見れますよ。

とにかく坂の上の雲も第二部がおわり。来年はいい年になるといいな。

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