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カダフィリビアは崩壊する

チュニジアから始まった中東諸国の革命は、エジプトに飛び火し、そして今はリビアとバーレーンでも反政府でもが広がって、国家の根幹を揺るがす事態になっている。

特に深刻なのはリビアで、入ってくるニュースは政府と反政府とのせめぎ合いが起きていてGoogleでリビアとニュース検索をすると今現在(8:06)で

  1. リビア死者、640人と人権団体 2千人死亡説も


    47NEWS  2時間前

    【パリ共同】各国人権団体の連合体、国際人権連盟(FIDH、本部パリ)は23日の声明で、リビアでの反政府デモ開始以来、治安部隊の弾圧などによる死者は少なくとも640人に達したと発表した。また、フランス週刊誌ルポワン(電子版)は同日、リビア 
  2. リビアが分裂状態、反体制派が東部を制圧-カダフィ大佐は首都堅持


    ブルームバーグ  42分前

    2月23日(ブルームバーグ):リビアの最高指導者カダフィ大佐率いる軍隊を排除したと主張する反政府勢力が同国東部の都市の支配と防衛のための委員会を組織した。一方、大佐に忠誠を誓う部隊は首都トリポリで勢力を堅持している。 

    リビア:強まる非難 反政府勢力が包囲網‎  毎日新聞
    リビア騒乱】 腹心の公安相が辞任し反乱を呼びかけ 内戦の様相‎  MSN産経ニュース
    リビア反政府勢力とカダフィ派 国家が分裂状態に‎  テレビ朝日
    時事通信 – 中日新聞
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500件超ですよ。すごいね。

で、今回カダフィ大佐におもいっきり歩が悪いのは、軍隊で国民を弾圧しちゃったことです。

日本人は、戦争で大負けしちゃって軍隊がなくなってしまったので、そんなに身近じゃないけど、ああいう独裁国家では軍隊が国家を守っているというところがあって、怖い存在だけれども、国民の信頼は大変厚いらしいんですよ。その軍隊がこともあろうに、自国民二銃を向けて、発砲してしまったということになると、国民は軍隊は我々を守る組織じゃないのかという、根本的な裏切りを感じているはずなのです。そうなると、国民は国家を信用しなくなるので、その指導者と敵対するようになります。これで、だいたい国家は崩壊します。これは歴史が証明しちゃってるんですよね。

今回のこの事件で僕が思い出したのは、東欧革命の時のチャウシェスク大統領の処刑とロシアの血の日曜日事件。もちろん、血の日曜日事件の時は、ロシア革命の前にあった事件ですから、直接は知りませんが、この事件と日露戦争の敗戦が結果的にロシア革命が起こり、ロシア王朝は打倒され、社会主義国家ソビエトが現出します。

チャウシェスクの時も、あっという間に反政府デモが広がり、大統領護衛隊と反政府側が銃撃戦を繰り広げ、逃亡をはかったチャウシェスクは新政府側に捕まり、即日処刑されてしまった。血の日曜日事件も、ロシア帝国の当時の首都サンクトペテルブルクで行われた労働者による皇宮への平和的な請願行進に対し、政府当局に動員された軍隊が発砲し、多数の死傷者を出した事件で、この労働者は盲目的にロシア皇帝を支持している層であったにも関わらず、軍隊がこれらデモ隊に対して銃を向け、多くの労働者が殺害されてしまった。

これが深刻だったのは、国が国民を守らない、あるいは皇帝のみを守るものだということが国民に分かってしまい、それがものすごいスピードでロシア国内に伝わってしまったということです。

今回のリビアもこれに似てる。つまりカダフィ大佐という強烈なカリスマ性で国家を統治していたのにも関わらず、その国家の軍隊も結局カダフィを守るために、国民に発砲したということで、恐らく国民のカダフィへの失望感は相当大きいと思うのです。

カダフィは、これからさらに反政府陣営を弾圧を加えると言ってますが、軍隊や閣僚も離反し始めているので、この流れはもう止められない。それと恐らくアメリカやイギリスなども、ここで反政府側に何かしらの支援を始めてると思うね。リビアとしても、国連からも反政府側への暴力的な弾圧に対して、非難決議を出されちゃってるということもあり、まさしく袋小路状態だと思う。ここ数日は目が離せないと思うよ。

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