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瀬戸際のソニー

ソニーのプレステ絡みで、ものすごい数の個人情報が流出しちゃって、大変なことになりそうですね。弱り目に祟り目という感じでお気の毒というしかない。このソニーという会社は、今はそうでもないけど、何年か前はとてもとんがった製品を出していて、それが魅力だった。

ソニーらしさというと、きっかけはウォークマン。移動しながら音楽を聞くというライフスタイルを提案したことで、音楽の世界にイノベーションをおこしたよね。僕も当然ながら持っていた。

それと、PCではVAIOです。

今のVAIOはなんか見かけも中身も普通になっちゃって面白くもなんともないけど、昔505シリーズが出てきた時の、衝撃は今でも忘れられない。今では当たり前のことになりましたが、筐体が薄くて、その薄さが半端無くて、これはどういう事があっても欲しい!思わせるPCだった。

もともとWindowsというOSは、仕事一辺倒で全く面白みのないOSなんだけど、SONYはOSレベルで変えちゃおうというところがあって、後は見た目のかっこ良さなどもあり、大変自己主張の強い魅力のあるPCを販売していたのです。少なくとも富士通、NECでは絶対に実現できない領域だった。

それに僕はもともとこの世界に入るきっかけはMacからでして、そのMacを販売するアップルがマイクロソフトに圧倒されたために、仕方なくWindowsを使わざるを得なくなってしまい、そこで買ったのがソニーのVAIO。一番いいノートを当時買ったけど、50万円だったからね。それでも買いたくなるのが当時のVAIOでしたよ。今は見る影もない。恐らく売れていないと思うよ。

それと、これは知る人ぞ知るだけど、昔ソニーはCLIEというPalmのPDAを出してたんです。昔から海外のPDAというとPalmみたいなところがあったんだけど、OSが英語なので、好きな人が自力で日本語化して使っているという状態だったんです。

ところが、ソニーがPDAマーケットに参入して、CLIEという名称でPalm機を発売した。製品のサイクルが早過ぎるというところがあったけど、全部買いたくなるくらいカッコイイ製品でした。僕も初代の機械と、3代目か4代目を買いましたよ。ただ、予想以上に携帯電話が進化しすぎたということもあり、結局ソニーは撤退しちゃうんです。今から考えたら、この時Palm買収していたら、面白いウォークマンが出来てたと思うけどね。

その後のソニーは、どんどんつまらない会社になっちゃって、特に一番問題あるのは、ソニー・ミュージックを抱えているということもあって、それをオープンしないのです。つまり、iTunesで楽曲を購入することが出来ません。そうすると、ソニー・ミュージックのアーティストは、わざわざCDを買ってPCで曲を組み込まないといけない。これって不便極まりないし、今や音楽はアルバムごとで買うというよりも、アルバムの中で自分の好きな曲を買うというスタイルが主流だし、そのほうが効率的だと思うのですが、ソニーは自社のことしか考えていない。つまり、音楽を買ってから聞くまでの手間を余計にかけるし、アルバムごとで買わないといけないから、経済的にも負担をかけるということです。どうなの?ということだよね。

そんなソニーがタブレットを発売すると発表した。Android3搭載の最新のタブレットを2011年秋に発売するとのこと。

このニュースに関する僕の考えは、まず、否定的です。今やタブレットのOSはiOSかAndroidしかなくて、アップル社以外はAndroidを使わざるを得ない。そのAndroidに関して言えば、そのOS上で動くアプリでキラーアプリがない。これが泣き所ですな。ネットとメールさえ出来ればいいやという人であればいいけど、ツイッターがやりたい、Facebookもやりたい。作業中に音楽が聞きたい。出来れば、ギターを繋いでDTMを楽しみたいということとかに対応できるのかどうか。ここはソニーの商品開発力に期待したいところだ。ユーザーは機械が使いたいんじゃなくて、機械に入ってるソフトを使いたいということだけは忘れずに。

それとこの秋というのはあまりにも遅いだろうということだ。今、4月だよ?秋って9~11月だぞ。ということは最低でも4ヶ月はユーザーは待たされるわけでしょ。恐らく発売前にユーザーの囲い込みをソニーはするんでしょうけれども、それでも、4ヶ月は長い。この機微がソニーにはわからない。これが分からないと、恐らくユーザーの支持も得られないと僕は思うのです。

例えばiPadの価格は大変戦略的で、誰でも買える金額だ。あとはiTunesにつなげば、余計な物を買っちゃう仕組みになっている。ソニーが誰でも変えような仕組みづくりができるかどうかにかかってるね。僕も注目してます。

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