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欧米人の倫理

ビンラディン殺害に関してですが、前回も書いたとおりビンラディンが率いるアルカイダの活動は絶対に許容できるものではない。特に直接被害を受けた人達にとっては、許されることではないと思う。ただ、ビンラディンがそういう事をやろうとした背景には、原因があるわけで、その原因を作ったのは、無神経な欧米人だったということだと思う。

欧米の人たちは全てとは言わないけれども、自分たちの肌の色がちがう人たちに対しては、歴史的に倫理観が確実に欠けている。何と言っても、黒人を奴隷として売り買いしていたわけで、人間をそういう扱いをすること自体が、もうどうにもならないわけです。

こういう例はいくらでもある。我々日本人から見たら、例えば、幕末に生麦事件という大きな事件があった。これは、薩摩の島津家が参勤交代で大名行列を組んで薩摩に帰るときに、イギリス人が馬に乗ったままで行列の行く手を阻んだことから始まった殺傷事件だ。当時の日本の国内情勢においては、すでにローニンと恐れられている反政府主義者が跋扈し、外人と見れば斬りつける攘夷主義者で幕府が大変困っている時代だった。外国人も大体はそういう事が分かっていて、郷に入れば郷に従えということを実践している人たちが殆どだった。また、大名行列を邪魔する場合には斬り捨て御免ということも、外国人は分かっているはずなのに、生麦事件の被害者たちは、そういう事すらも考慮に入れず、日本の風習に対して土足で踏み入れたわけで、全く同情の余地もないと僕は思う。

また、第二次世界大戦の時でも、日本に原爆が二ヶ所も投下された。アメリカにしてみれば、致命的な攻撃をしなければ日本も戦争をやめなかったから投下したということを言ってますが、果たしてそうなのか。この戦争で枢軸国として、ドイツ、イタリア、そして日本がいたけれども、ヒットラーにしても、ムッソリーニにしても、他国に対して相当ひどいことをしている。ヒトラーは、民族を抹消しようとさえした。ところが、原爆は日本にだけ投下された。このことに関しては、司馬遼太郎さんは、その著書の中で日本人だから原爆を投下されたと書いてます。司馬さんに言わせると、欧米の人たちは自分たちと違う人種に対しては、倫理観が欠けてしまうのだと。

後はもの凄くびっくりした話があって、やっぱり第二次世界大戦の時ですが、日本とソ連は不可侵条約を結んでいたけれども、一方的にソ連が破棄して攻めこんできた。このことは、僕の母親の世代には大きな傷を残したようで、今はソ連もなくなっちゃいましたけど、ソ連だけは許せないって、僕が小さい頃から聞かされていた。で、話を元に戻すと、ソ連が日本を攻めて来るときに汽車で日本に乗り込んできたらしいけど、その汽車の先頭に日本女性が全裸で磔されて乗り込んできたらしい。どうしてこんなことをするのか、普通に攻めてくればいいじゃんと思うのですが、やっぱり白人には、そういう他の民族には一線を超えてもいいという意識が濃厚にあるんじゃないかと思う。同じことを逆にやったら、大変ですよ、本当に。

こういう欧米人の傲慢さに対しては、やっぱり他の国の人達は反感を覚えますよ。日露戦争にしても、ベトナム戦争にしても、ソ連のアフガン侵攻にしても、結局欧米人は大敗北を喫した。文化が違うだけで、他の民族を見下すのは大きな誤りだと思うし、いずれ鉄槌が加えられると僕は信じて疑わないのです。

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