0 Shares

ニワトリとタマゴ

今回の地震で、津波がいかにすごかったか。僕は3月11日はツイッターでとにかく地震関連のことをtweetし続けてたんだけど、カメラのアプリで知り合った女性がいて、その方はお子さんのことが心配でものすごく切迫感を感じたし、僕の小学校の同級生の大学にかよっているお嬢さんと連絡が取れないということもあって、生命の危機にさらされる恐怖というものを、東京にいても実感した。

ところで今回の地震で明らかになったことは、原子力発電がまさに人の命に驚異を与えるものだということだ。しかも、東京電力のやり方が、あまりにも官僚的で、いくら隠してもこのインターネット時代に隠し事もできず、東電が発表する前に一般の人達が東電がいかにでたらめなことをしているのか、明白にしちゃっている。で、東電は後手後手にまわり、地震の起きた2ヵ月後にあれはメルトダウンでしたと白状する始末で、この人達は、企業として存続する必要は感じられないというか、国策実行機関になればいい。それと、今まで原発を反対したばかりに、東電によって人生を曲げられてしまった人たちに土下座行脚をするべきだ。プラスこの地震におけるその後の災害は、人災の部分は濃厚でこの場合重過失として東京電力の経営者は刑事的に責任を追求されるべきじゃないかと思うよ。国土破壊罪みたいなものでしょう。

ま、東電のことはいいです。

で、菅総理は、浜岡原発を今後87%の確率で起きるであろう東海地震に備えて原発を止めるよう要請し、中部電力は総理の要請であればのまざるをえないということで、停止した。このことに関して色々な議論があるけれども、僕は極めてまっとうな判断だったと思う。これは、人命という視点にたったら、この判断しかなく、いくら原発は安全なんです!と電力会社やそれに関わる人達がいっても、現実的に原発の30キロ範囲にいる人達はその土地に住めなくなっちゃったということで、これは誰がどう見ても危険極まりないということが明確になっている。

地図でざっと見たんだけど、東京都で皇居を起点にして30キロ圏内ということはどうなるかというと、23区はほぼ入っちゃう。これは大変なことで、もし同じことが都内で起きたら、完璧に都市機能が全く機能しないわけで、本当に東電の犯した今回の事故は大変なことだ。

で、浜岡原発に話を戻すと、止めることで、御前崎市では市内の雇用云々ということが出てきた。つまり、御前崎市は原発での税収が全体の30%占めるらしく、原発を止めることで、税収が減り、国からの交付金もなくなり、雇用問題もでてくるという、御前崎市がいかに原発に頼り切っていたかということが明らかになった。

ここで難しいのは、人命に危険だということで原発を止めると、多数の住民が生活に支障をきたすという問題だ。止めても生活が厳しくなるけど、止めなければ時限爆弾を抱えてるようなもので、爆発した場合に、住民には大きな災害をもたらす。

ただ、僕はこの点では人命というものをまず優先的に考えるべきだと思う。やはり原子力は危険で、被爆にあった人たちがどれだけ生きながら地獄を見てる人はたくさんいるわけで、政府や地方自治体の使命というのは、まず自国民を守るということだし、御前崎市が原発に頼り切っているということは、経営的に見ると、危機管理能力がないと言われても仕方がない。

つまり、自動車産業がひとつの国だけに頼っているわけじゃなくて、多くの国で販売をして、ある国で販売不振になっても大丈夫なような体制にしている。投資だって、どの証券会社も株だけで運用するのはやめましょうっていいますよ。つまり、国債や定期預金もして、で、リスク投資である株や投資信託、場合によっては外貨預金もしましょうと分散投資を推奨してます。これは当たり前のことで、リスクというものを常に念頭においておかないと企業も個人も立ち行かなくなる。

ところが、御前崎市は原発に頼り切っているということで、なんか市長は泣き言を言ってましたが、それは市政の経営がうまくいかなかったことを、原発のせいにしていると言われても仕方がないと僕は思うね。だから、何が一番大事なの?ということですよね。税収?それとも人命?これは分かりきってることだと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう