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戦前の昭和

今、おひさまの視聴率が大変いいようですが、それはまず井上真央ちゃんはもちろん、どの役者さんも大変素晴らしい演技をしていて、しかもあの暗黒時代だった戦前の風俗をうまくドラマの中で表現していて、実に素晴らしいのです。

それにしても、あの時代は実に理不尽だったと思う。結局どうしてあんな事になってしまったのか、不思議です。時代の変革期には著名な人物が登場しますが、日本だと戦国時代、幕末、それと日露戦争のときかな。時代が変わるときには、多くの人の殺し合いということが起きるし、それは必然性なことなのかもしれない。

後世から見て、戦国時代を終わらせるきっかけを作ったのは、織田信長で、日本史上における天才としか言いようのない人物だった。その戦国時代をきっかりと終わらせたのは、信長に連なる豊臣秀吉で、もともとが武士でもなかった秀吉が天下をとったということ画期的なことだった。彼らに対しては日本史上に代表的な人物のひとりとしているけれども、一方で相当残虐なことをしてます。特に信長は、恐らく最も日本人を殺した日本人だと思いますが、歴史はその部分を黙認してますね。秀吉も、韓国や中国を攻めたりしているけれども、こちらも歴史は沈黙している。それは彼らの負の実績よりもプラスの実績のほうが大きいからだと思う。

幕末だと、坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎が代表的な人物で、彼らが中心になって日本を変革した。特に坂本、西郷の場合は身分が低いにもかかわらず、このままでは日本は侵略されてしまうという強迫観念はあったものの、アジアで最初の近代国家を創り上げた功績は、歴史に名前を残すにふさわしい。

また日露戦争でも、明治維新に比べれば人物的には小さいかもしれないけど、児玉源太郎、東郷平八郎、小村寿太郎といった実に優秀な官僚が日本のために粉骨砕身働いた。

ところが、昭和期になると、この軍部の人達はろくなことをしません。意に沿わない人物を殺したり、クーデターを起こしてみたり、最後は中国を占領し、そのつぎは東南アジアを侵略、日本国内では、まず、壮年の男子に対しては死を強制し、それ以外の人達には、軍需工場での平気の生産をやらせ、しかも、食べものも管理し、親子や恋人の間を割いたりした。本来政治家や軍人は、国民を幸福にする義務があるけれども、それを逆のことを強制した。まさしく暗黒時代と言わざるを得ないのです。それ以前にこの国難の時に、信長や西郷さんレベルの人じゃなくても、いるべきなのに、そういう人が全くいなかった。実に悲しむべき時代でした。

今週のおひさまでも、東京から安曇野に疎開してきた女の子が登場します。彼女のお父さんは病気のためお母さんが看病せざるを得ないために、遠縁の人に預けているものの、その預かってる人が実に意地悪。(長野の人は全般的に良い人が多いけど、意地悪な人は本当に意地悪ですからね)彼女は、お母さんに心配をかけないためにこっちでは大事にしもらってる、食事もたくさんあって全く問題ないなどと嘘の手紙を送ってます。なんて健気なのか。つまり、この時代は大人も子供も実に辛い時間を過ごしたということです。それも、一部の軍部の野望のために。

僕の母は、浅草の周辺に住んでいたので、東京大空襲があったときには、隅田川が死体でいっぱいになったと言ってました。どうして、罪の無い一般人が、アメリカ軍の空爆されるのかというと、結局一般人も軍需工場で働いて、自国の軍隊のために働いていること、すなわちアメリカの敵だと言う論理です。

それ以前にアメリカが空爆をしてくるということは、それ自体制空権を日本軍が持っていないということもあって、この時日本は負けるということになってたんですかね。しかし、僕がどうしても不思議なのは、自分たちの野望を遂げるために相手を攻めることしかどうして考えなかったのかということです。

結局当時の日本は対外国に対しても恐ろしく迷惑をかけた以上に、国民に大きな災いをもたらした。沖縄では陸上戦になって大変なことになったけど、僕は何度も沖縄に行きましたが、未だにひめゆりの塔にはいけないし、樺太にソ連が攻めてきたときの悲劇などは、本当に気の毒。これはすべて日本の軍隊が原因です。

後年の我々は戦争に日本が負けたということはよく知ってるわけだけど、国民のことを大事に扱わない国は確実に滅ぶということだ。おひさまをみてると、出てくる人達の服がどんどん醜悪になっていく。特に男性の服は、国民服っていうんですかね。

以前のこのブログにも書いたけど、本当に日本は戦争に負けて良かったし、ここまでのことを国からやられてよく国民は反発しなかったのか、不思議でしょうがない。国体が変わってもおかしくない。おひさまはこれからもっと戦争の影響をうけるようで、悲しい別れがあるようです。それも、国民は誰も望んでなくて、国のためにそういう事をしている。これは、日本と国交のない国のことを批判できません。

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