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責任の取らせ方

今、司馬さんの太閤記を読み始めてます。僕は、豊臣秀吉という人は大好きで、戦国時代を終わらせて天下を統一したのは秀吉ですが、戦国時代が従来の価値観がなくなり、身分的に最下位の出身である秀吉が天下を統一した所に、歴史の面白さがあると僕は思います。
秀吉という人は、晩年耄碌してぼろぼろになってしまいますが、天下を取るまでの秀吉は本当に元気溌剌という言葉はこの人のためにあるんじゃないかというくらい躍動感のあり、僕は大好きです。また、竹中半兵衛や黒田官兵衛といった日本史的レベルの戦術家が、秀吉を支えるということもあり、実に魅力的な人物だと思います。

その秀吉の武将としての特徴は、城攻めで、城攻めの名人と言われたそうです。従来城攻めというのは、将兵の勇気というのが重要なファクターでしたし、ここで大活躍をするというのが戦士として誇示するという部分もありました。

高松城の水攻め

ところが、秀吉という人は、敵味方の戦力を損耗しないように注力をした人で、三木合戦、鳥取城の戦いでの兵糧攻め、高松城の水攻めといった、敵が自ら自滅するやり方を進めて、出来るだけ兵力が消耗しないような手段をとり、稀代の城攻めの名人と言われたそうです。秀吉の武将としての真骨頂は、まだあって、敵が降伏する受け入れる条件として、敵のトップの首と城を要求し、それ以外の犠牲は求めなかったという点です。つまり、トップに責任をとらせるという、当たり前のことが今から450年近く前の日本でも行われていたわけです。

話は、がらっと僕の大好きなおひさまに話を戻しますが、このドラマ、悲しいことが続きすぎて毎日ボロボロ泣いてるんですが、ステラを立ち読みしたたら、来週はもっと悲しいことが起きるということで、ちょっともうそろそろ明るい話題はないの?というくらい、この昭和期、特に1940年から終戦までの日本というのは、明るいことが何も無い、悲しいことしか起きない時期だったという印象を強く受けているのです。

今週は、東京から疎開してきた杏子ちゃんの両親が、乗っている列車に米軍機の攻撃にあい亡くなってしまいます。来週は主人公の陽子に関わる人がたくさん亡くなっていく。戦争を始めたのは、一般人じゃないのに、どんどん犠牲者がでていく。たとえ、戦士として出征した人が、運良く死なないで帰ってきても、今度は自分だけ生き残ってしまったという自責の念にかられてしまうという悪循環で、本当に当時の日本の戦争指導者は何をやってたのかということで、僕はもう怒りを禁じえないのです。

戦後の井上成美将軍

彼らは、そういう世界中を相手に戦争をして、自国の国民を追い込むだけ追い込んで、大負けに負けて、自国民に対して責任をとったかというと誰一人とってない。もちろん、そういう戦争の指導者だった言う事を恥じて静かに暮らして、決して公の場には出ようとしなかった井上成美将軍のような人もいましたが、それは一部だけで、とても責任をとった人は皆無に等しく、実に無責任な連中だったということですし、被害者がほぼ国民全体だったということもあって、責任のとりようがなかったってことですかね。

そうなると、今回の地震でも福島原発の事故によって、未曾有な迷惑をかけてる。東大かどっかの大学がどれだけ放射能が飛び散ったのかと研究してるせいかをあげたら、世界中に飛んじゃってるわけで、それを公になるまでひたすら隠そうと東電。それに対して権力をかさに威嚇するだけの政府。ここにも被害が大きくなっちゃったから、好きなように料理してくれ!と大の字になっている東電が目に浮かぶ。

昨日も書いたけど、福島原発の場合は、あの施設を発注した側、受注した側、両方共加害者のようだし、過失ではすまないと思うんだけど、どうしてそういう方向に行かないんですかね。こちらもとても不思議だ。

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