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歴史を知ってる総理かもしれない

高杉晋作

日本の政治家って幕末とか坂本龍馬とか、織田信長とかが好きで、この前の管さんは自分の内閣を奇兵隊内閣って自分で名づけました。奇兵隊というのは、幕末の長州で高杉晋作が町人やお百姓さんを主体とした軍隊で、上士出身の高杉が自ら身分制をぶっ壊してしまった。そういう軍隊です。

管さんは、自分を高杉になぞらえたのかどうか分からないけど、奇兵隊内閣ってよくわからん。世襲じゃない人たちが内閣を構成しているって言いたかったのか。よくわからない。こういう感じて見てると、あまり管さんも歴史のことをよく知らなかったというか、歴史を教訓にして、自らの行動に対応していないということですな。

で、今回野田さんが総理になって、できたての内閣ということもあり、とても鮮度が高いカンジがするんだけど、その総理が平身低頭の姿勢に終始してますね。つまり、低姿勢でお願いしますm(__)m、お願いしますm(__)mってやってれば、相手もどうぞ頭を上げてくださいって言わざるを得ない。つまり、攻撃しにくいということです。

徳川慶喜

これは、幕末の時に薩長が倒幕の狼煙をあげて、具体的には15代将軍徳川慶喜を首を上げるということになった。それは革命には前政権のトップを殺すことで、革命政権は革命を成し遂げたということになるわけです。

それはフランス革命だって、ロシア革命だってそうでしょう?ルーマニアの時だってチャウシェスク大統領は処刑された。前政権のトップは処刑されるというのは革命ではお決まりです。日本だって大化の改新では、蘇我入鹿が殺されることで天皇を中心とした政権が成立しました。

大化の改新(乙巳の変)

この絵はとても有名ですが、蘇我入鹿の首が切られて、宙を浮いてますよね。とにかく革命っていうそういうものです。

ところが、明治維新の場合は、新政府軍は標的を徳川慶喜に絞ったけど、当の徳川慶喜は、平身低頭ですいませんすいません、暴れませんから許してください。今までひどい事をして申し訳なかったので、謹慎しますというような感じで、新政府としても、ここまで降伏を示している以上、攻撃できなくなっちゃったということですね。その振り上げた小節は、結局会津にいっちゃって、白虎隊の悲劇が起きるわけです。

あと、読売新聞のナベツネとか石原都知事とか見てると、あの人達は横柄だよね。力があるということもあるんだろうけど、それを見て反発してる人って結構いると思うんだよね。少なくとも僕は大嫌い。読売新聞なんて読まないし、系列のテレビ局もニュース系は見ない。石原なんて男も問題外で、どうしてこんな男を都知事にしたのか不思議でしょうがない。それはなんでそう思うかというと、傲慢だったり、横柄だったりするわけですよ。

前にも書いたけど、西郷隆盛さんという人は、言葉遣いの丁寧な人だったらしい。それは身内に対しても、目下の人に対しても丁寧な言葉づかいをする人だったそうです。ましてや、他藩の人に対しては言うまでもなく、丁寧で、これが敵でもなおさらそういう所があったそうです。

例えば戊辰戦争で、徳川の譜代大名である酒井庄内藩。譜代であり、かつ、大老を出すことのできる譜代中の譜代大名でしたから、当然徳川に殉じるということで、大変な抵抗をしたそうです。

ただ、時代の趨勢ということもあり、庄内藩は負けてしまい、新政府が城を取り上げるということで官軍の代表として西郷隆盛さんが城を受け取りに入城したそうですが、その際庄内藩はあれだけ抵抗をしたから、殿様以下処刑されるだろうと戦々恐々としていたけれども、西郷さんは殿様以下の命を救った以上に、城の明け渡しでどっちが勝者かわからないほど、おもいっきり腰が低かったんだそうです。

これで庄内藩は藩をあげて西郷さんを崇拝し、その時に西郷さんが話した語録をまとめて、南洲翁遺訓という本出すほどでした。

野田さんの今回の党内外の対応を見ていると、よく人の気持ちをつかもうとする努力が伺えるし、このあたりは、歴史をよく学んでいるんじゃないかって、今回の内閣を見て思ったわけ。しかも、野田さんが総理になったことで、一気に若くなった。しかも外務大臣にしても財務大臣にしても、政策責任者であっても年齢は50歳未満ですよ。おそらく僕はこれで党の若返りを進めていこうと、野田さんは考えているはず。これはいいことだと思います。

創業者はカリスマ性はあっても実務ができない人が多いです。その点、カリスマ性がなくても実務が出来る人が内閣の中心にいるということは、この内閣はいいところまで行くんじゃないかなと思うね。だから、小沢さんとかは、とにかく自民党から人を引きぬくような工作をしてもらいたい。

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