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マイクロソフトのヤフー買収について

昨日、テレビ東京のモーニングサテライトを見てたら、マイクロソフトのヤフー買収というニュースが。マイクロソフトがヤフーを買収するいうのは、もう何年も前から言われ続けてきて2008年にも大騒ぎになりましたが、この時は当時のCEOであり、創業者でもあるジェフリーヤンが拒否し続けて、話はご破算になった。

その後、ジェフリーヤンはCEOを退任、次のCEOも業績が伸ばせずに先日解任されました。そこにヤフー買収の話が再燃したということですが、今後ヤフーはこんな感じで迷走していくんだろうかということなんでしょうが、ここに来てMSがまたヤフーを買収するということで、どうなんですかね。

ヤフーがどうしてダメになったかは明らかで、これはインターネットの特性を利用するかあるいはそれを創りだす努力をしなかったということだと僕は思うのです。それはわかりやすく言えば、Googleのようなことをして来なかったということで、インターネットでありながらの従来のビジネスを踏襲したところに、ヤフーの失敗があります。

もっとわかりやすく言えば、Googleは、広告の世界で誰でも参加できるようにしたということですね。つまり数百円でGoogleの検索結果に広告を出せるようにしたということだ。ヤフーはどうかといえば、ヤフーの社員がよく自慢してたけど、トップページの広告は億かかるっていうことで、これはユーザーは参加しなくてもいいよということで、インターネットはオープンであるべきなのに、自ら閉ざしちゃったということですな。これがヤフーの全てです。

つまり、インターネットというものは、開かれたネットワークなので、誰もが参加できる。ところがヤフーに関して言うと、お金を払わない人は参加しなくてもいいよというスタンスなんです、結果的に。ところがGoogleもそうだしFacebookが多くの人から支持されるのは、誰でも参加できますよというコンテンツを提供しているということで、敷居がおもいっきり低いのです。ヤフーは自ら自分の首を閉めちゃった所がある。

日本のヤフーで言えば、オークションも昔は個人間取引だったのですごく面白かったんだけど、結局法人にも開放しちゃったことで、面白みにかけてしまったし、一方で詐欺が横行して、犯罪の温床になった。僕も何度も経験したけど、落札できないと詐欺メールがすごい。そういうのを野放しにしているのはどうかと僕は思うわけ。しかも、取引するのに手数料も取られる。広告で儲けてるんだからそういうところをユーザーに負担を課すべきじゃない。

また、無料サービスにおいても、ヤフーメールのフィルタリングの精度の低さ。平気でウィルスや迷惑メールが来て、全く使い物になりませんでした。これはいわゆる安かろう悪かろうというもので、こちらについては、GoogleがGmailで無料なのにフィルタリングもしっかりして、大容量であるということを比較すると、ユーザーはどんどんGmailに流れていくのが必然だった。

じゃあ、なぜヤフーはここまで大きくなったかというと、ひとつは敵失と言う所が濃厚にあったということですな。検索エンジンというのは、Google出現前後で大きく勢力図が変わっていて、出現前は明らかにヤフーがユーザーのデフォルトの検索エンジンでした。これは、ヤフー以外のLycosやExciteといったロボット型の検索エンジンがあったんだけど、これらが全く使い物にならなかった。つまり検索をしても、予め想定しているものにたどり着かなかったのです。

ところが当時のヤフーはカテゴリー型の検索エンジンで、予めカテゴリーが決まっていれば、どんどん掘り下げていけば情報が確実に見つかると言う所がありました。ラーメンで例えれば、

ラーメン>東京都>港区

みたいに掘り下げていくと、結局自分の欲しいものがピック出来ました。いわゆるインターネット上のイエローペーパー的な役割をにないつつ、利用者が多いので広告媒体としての価値を高めていったという経緯がありました。

しかし、Googleが出現すると、ロボット型でありながら精度の高い検索結果で一気にユーザーはGoogleをつかうようになった。Googleの検索結果というのは、検索キーワードでのGoogleの検索データーベースの高い順で表示されることになってる。そのポイントは

  • 専門キーワードが網羅されている
  • 更新頻度が多い
  • 非リンクが多い

この3つだと言われてます。良いサイトであるという公理のようなものを見付け出したところに、Googleの偉大さがあるといってもいいと思いますよ。

そんなヤフーをMSが買収にかけるということで、こちらも全くヤフーと同じビジネススタイルで、金と野望はあるけど、インターネットのことが全くわかってない企業であるMSが、ヤフーを買収しても相乗効果があるのかなとぼくは思うのです。MSがインターネットには相当お金をかけてるんだけど、それが結局うまく行かないのはヤフーと同じようなことをしてるだけだからですな。

もともとMSという会社は、何もイノベーションをせずに、ただ単に後出しジャンケンをして大きくなったという実に珍しい会社です。OSにしても元々はMacintoshの真似だし、エクセルだってロータスの1ー2ー3の真似だし、IEだってもともとはNetscapeの真似です。それであそこまで行っちゃうんだから、すごい。ただ、インターネットのコンテンツビジネスはうまく行ってない。それはBingにしてもMSNにしても使い勝手が悪くてどうにもならないと言う所があります。それは、無料サービスを使ってみればよくわかることで、hotmailにしてもスカイドライブにしても実に使いにくいです。

これは、今まで無料サービスにサポートはしないし、利用者の責任において利用してねというIT独特のやり方があって、MSにしろヤフーにしろそれをそのままやっているにすぎない。ところがGoogleに関して言うと、サポートは不要な無料サービスを提供していて、しかも日々使い勝手を更新している。これで大きな差が生じちゃってるわけです。GoogleとMS+ヤフーの間は。

で、これはインターネットビジネスで言うと、MSもヤフーも明らかに負け組で、唯一の救いは、MSとFacebookの関係がいいということであり、MS+ヤフー+Facebook連合になると、これはこれで面白くなる。ここをもっとうまくやっていけば面白い事になると思うんだよね。

ただ、Facebookもあまりにも巨大に過ぎちゃって、スパムアプリが横行しているというのが問題があるかなという気がするし、これはFacebookの命取りになりやしないかということは結構心配してる。

とにかくMSがヤフーを買収するにしても何をやろうとしているのか、全く見えない。何がしたいんだろというのが僕の思いです。

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