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坂本冬美さん

洋楽好きの僕としては、若い頃は歌謡曲はもちろん、フォークでさえ馬鹿にして聞きませんでしたし、日本のロックだってほとんど聞きませんでした。その後時代は流れて、僕はAKB48でさえ聴くようになった。もちろん演歌も好きです。

AKBについては、よくもまあいい年してそんなものを聴くねと言われることが度々ありますが、小嶋陽菜ちゃんは抜群に可愛いと思いますが、可愛いだけで音楽を買ったりしませんし、言わせてもらえば、曲がとても良く出来てると思うんですよね。ヘビーローテーション、Everyday、カチューシャはよく出来てると思うよ。

演歌で言うと、坂本冬美さんは彼女が若い頃から注目していて、その彼女の特集を昨日NHK BSプレミアムでやってました。しかも江~姫たちの戦国~の最終回の裏番組でやっていて、僕はしっかり坂本さんの番組を見てしまった。

歌謡曲の歌手というのは、基本的に人に書いてもらった曲を歌うわけだけど、シンガーソングライターと違うのは、自分で書いた曲を歌うわけじゃないから、いかに相手の心に通じるような歌をいかに歌うかということは大変なことだと思うのです。

坂本さんという歌手は、結構革新的な歌手で、そういう歌手の半生を昨日NHKでやっていたのですが、これは実に見応えのある良質の番組でした。これは、坂本さん自身の歌手の葛藤があり、また演歌の枠に囚われることのない歌手活動など、今までの演歌歌手にはいないタイプです。

彼女の歌手人生で大きな起点となったのは、

  • 歌手になったこと
  • 師匠の猪俣公章との死別
  • 忌野清志郎とのジョイント
  • 1年間の休業
  • 「また君に恋してる」との出会い

ということなのだそうです。

僕なんかは、忌野清志郎とジョイントしたときはすごくびっくりしたし、それとビリー・バンバンの「また君に恋してる」を選んだというところに、坂本さんとそのスタッフの眼力に驚いてしまった。どういうことかというとよくもまあこういう曲を探しだしてきて、自分のものにしたなということ。

ミュージシャンというのは、自分で曲が書けなくなるとカバーアルバムを出す傾向があります。最近で言うと、徳永英明が女性歌手のカバーアルバムを出したけど、あれは徳永が僕は曲をかけませんということなんですよね。僕は彼のことは嫌いだから、余計キツイ見方をしますけど、ああいうカラオケアルバムが売れるというのが羨ましい。ただ、この場合音楽的な才能が枯渇しちゃったということもあり、気の毒といえば気の毒なんです。

ただ、坂本さんの場合は、人の曲を自分の感性で歌うという、いわゆるパフォーマーですから、人に書いてもらった曲を自分なりに消化して歌をうたうわけですが、この「また君に恋してる」は、たしかいいちこか何かのCMで使われたわけだけど、さっきも書いたけど、よくこんな曲を彼女は選んだなというのは驚きだし、ビリー・バンバンには申し訳ないけど、原曲よりも坂本冬美が歌ったる方が全然いいのです。これだけで坂本冬美という歌手が、いかにパフォーマーとして優れているかということがよくわかる。こちらが坂本バージョンの「また君に恋してる」。

次がオリジナルの「また君に恋してる」。

オリジナルよりも、人に歌ってもらってるほうがいいというのは珍しい。

本人は、デビューから歌いっぱなしの歌手人生で、そのために体調がおかしくなり、1年間休業して、髪までショートカットにしてしまって本人は引退するつもりだったんじゃないかなと僕は思ったね。復帰する半年くらい前に、二葉百合子さんに弟子入りして、基礎から歌を学んだというくだりは、結構見いちゃったな。この人は本物だと思います。このあと「また君に恋してる」と出会い、他の歌手とは違うレベルになった。

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