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希望を与えない政治はだめです

先週の日曜日は、大阪府知事と大阪市長のダブル選挙で、大阪都構想を旗印に挙げている大阪維新の会が大躍進した、というか、橋下知事の一人がちだった。翌朝からは与党野党全てが橋下さんを持ち上げっぱなし。この光景は子供には見せられない。民主党も自民党も反対候補を擁立していたにもかかわらず、手の平を返すようなことをしてる。

日本の政治とマスコミの大衆迎合的な状況は、これ何?という感じ。まず、民主党の藤村官房長官が、大阪都構想については前向きに対応するといい始めて、自民党の石原幹事長にいたっては、市長選、知事選で対抗馬をだした大阪府連を批判する始末。こんな人が野党第一党幹事長かと思うと、吐き気をもよおすね。ま、元々この一族の顔はみんな嫌いですけどね。

マスコミにいたっても橋下さんを批判したのは、週刊新潮であり週刊文春であり、露骨なネガティブキャンペーンを繰り広げた。それでも、結局橋下さんの一人勝ちで、民意の勝利ということでテレビでも、橋下さんを持ち上げ始めた。特に報道ステーションの古舘伊知郎はひどい。平日の10時ってろくなテレビ番組がないから結局報道ステーションを見ちゃうんだけど、古舘のしたり顔をみているとムカムカする。ちなみに、こやつは東関東大震災の被災者への救済で、実に無責任なことを言ってましたよ。財源を無視しろって言ってました。あれだけ民主党の政策をさんざん讒言無視を批判していたのに、いいんでしょうか。

日本の政治とマスコミは、かつて軍部の暴走を止めることが出来なかったということもあって、政治は常に批判される対象だし、マスコミもただ批判をすればいいという姿勢だ。ただ、我々としては後述するけれども、フィルタリングや思想が含まれている不公平な報道にはうんざりしてるんだよね。例えば自民党よりの読売新聞系と反民主を明確にしている産経新聞系の両メディアは、最初からフィルターがかかっているから、こちらとしても注意をしないとまともに記事も読めないので、僕はこの2つのメディアはなるべく見ないようにしてる。僕は日テレの鈴江アナが好きだから、たまに見ますけどね笑

話は大衆迎合に戻るけど、東京に住んでると選挙区の議員とは全く交流がありません。なので、政治家から恩恵を受けたことがありません。一方で、地方になると特定の議員とはかなり近いようで、前も僕のかつての義理の母親が、地元選出の議員は道路をきちんとしないから支持しないんだって言ってましたけど、政治家もこういう愚民と交流しないといけないのかと思うと、気の毒だなと思った記憶がある。それでも、都内にいると政治家とは交流したことが全くありません。

民主党が結局うまく政治を運営できないのは、先の衆議院選挙で耳障りのいいことしかマニフェストに載せなかったということもあって、それが全部裏目に出ちゃってるということとだと思うし、そのマニフェストも高いレベルのものではなくて、どちらかと言うとスーパーのチラシ的な要素と言うか、すごく短絡的な内容だったと思うね。沖縄問題についても、アメリカと大げんかするんであれば、基地問題も最低でも県外とか言えるけど、アメリカともけんかするつもりもないし、基地も県外だと筋が通らない。ちなみに僕はあの辺野古の海を基地にするのは大反対。あんなにきれいな海に軍事基地なんてとんでもない。

その民主党の受け皿になるべき、自民党も、結局2世とか3世の議員ばかりだから、理論的に官僚と勝負したって勝てるわけがないし、冒頭にも書いた通り平気で手の平を返すような人間ばかりでとても信頼できないわけで、自民党に政治をさせたらだめだから、民主党に政権をもたせたら、経験不足という部分が露骨に出ちゃって、おそらく政権遂行能力は低い感じがするね。仮に、自民党が政権を握ったとしても、TPPとかどうするんですかね。この前は経団連の米倉さんに威嚇されてましたけど、こんな経済人に威嚇されてるんだったら、リーダーシップがないと言われても仕方がありません。

そんな中、橋下さんという、いささか暴走気味な人だし、おそらく平気で恐怖政治を敷くだろうし、平気で懲罰人事をするような、やや曲がってる人だけど、大阪都構想というような空想を言えるというのは政治家として評価されていいだろうし、それはいいことだと僕は思うよ。それに伴う反発は十分予想されるし、橋下さんもそれは当然織り込み済みだと思うね。おそらく、この橋下さんという政治家が他の政治家と違うのは、希望を与えてるということじゃないのかなと思うし、だから、大阪で圧勝したんじゃないかという気がします。

今の政治家って、実務ができないくせに実務をやろうとして失敗してるケースが多い。その最たる政治家が菅総理大臣で、厚生大臣の時の成功が忘れられずにいたけど、結局それが全部裏目に出ちゃって、国内がめちゃめちゃになった。政治家の本来の仕事というか、大臣になるような人は、大きな方針を立てて、あとはできるだけ早くできるように官僚を動かすことだと思うわけ。それを一国の総理が東電に乗り込んで役員連中を威嚇しても、何にもならないでしょということです。

どうして大久保利通が政治家として成功したのか。どうして東条英機は国を誤った方向に持っていったのか、どうして、吉田茂は成功したのか。日本の政治家は、坂本龍馬とか高杉晋作とか好きな人が多いから、なんとか維新とか開国とかそういうのが好きだけど、大きな政策として何を実現できるのかということをもう少し見なおしたほうがいいんじゃないかなと思うけど、結局だれも本当に歴史を理解している政治家っていない感じがするね。

ここ数日、僕は坂の上の雲について色々と書いてるんだけど、結局鎖国をしていた国が近代化して、37年後にヨーロッパの大国ロシアを撃破してしまったということは、大変なことだと思うし、当時の日露の大きな差は人材力だったと思うんだけど、結局国民のレベルを上げるとか、国民が自分のレベルをあげようと頑張る土壌が当時の日本にあったということだし、それは国が国民に希望を与えていたということだと思うんですよね。この民族の奇跡がどうして実現したのか。それはまじめに政治家は研究するべきじゃないかなと僕は思うよ。

今の日本は、政争を繰り返し、少なくとも国民に長期的な希望を与えてない。だから、経済もよくならないし、そもそも希望がないから誰も頑張らない。しかも、負担だけはどんどん増えていくわけだから、何のために日本に住んでいるのかということにこれからなるんじゃないか。収入が上がらないのに、増税とかしたら、結局消費が増えないわけだし、それであれば国内経済を上向きにさせて、国民の所得を増やすようにしないと、日本でも暴動が起きるかもよ。

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