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ハード優先は絶対に失敗する

任天堂が450億円の赤字ということで、あの強力な任天堂が!という感じがしないでもないのですが、日本のコンテンツの箱となる機械を作る会社というのは、任天堂もそうだけど、SONYも、ここ数年の動きを見ているとハード優先という感じがするけど、両方とも成功してない。

僕はゲームもするし、テレビも好き。だけど、それらを3D画像でやろうと思わないし、それで楽しめるとは思えない。昔、東京ディズニーランドでマイケル・ジャクソンのキャプテンEOは、すごいなと思ったけど、あれもおそらく何度もやってたら飽きると思うんですよね。

任天堂もニンテンドーDS3Dを発売して、業績がイマイチなのはこれは対応コンテンツがないからで、マリオの新しいを発売したら、売れるようになった。僕は不思議でしょうがないのは、こういうゲーム機にしろ、テレビにしろ、どうしてコンテンツもなしで発売するのかということなのです。

例えばプレイステーションが一気にブレイクしたのは、ファイナルファンタジーをプレイステーションのゲームとして開発すると当時のスクエア、現在のスクエアエニックスが言ったから、ゲーマーがこぞってプレイステーションを買ったわけです。なぜかといえば、ユーザーがファイナルファンタジーをしたかったからです。プレイステーションでしかファイナルファンタジーができないということがわかって、他のゲーム機を買う人はいないです。ニンテンドーWiiだって、この機械が欲しくて買うんじゃなくて、例えばWii Fitがやりたいから、Wiiを買うわけです。

それを対応ゲームがないか、或いはそれに対応した面白いと思えるゲームがないのに、ゲーム機だけを発売しても、誰も買わないし、それに対応した楽しいゲームが出たら、買うというユーザーがほとんどだと思うね。それを優秀な人材が揃っている任天堂がわかっていないはずはないと思うんですけどね。

僕は、こういうコンテンツを扱っていて、それにハードが伴う場合に、それが特にエンターテイメント的なものであれば、ハードありきではなくて絶対にコンテンツありきだと思うんですよね。よくソニーのプレイステーションが大変なスペックで、これが北朝鮮に持っていかれちゃうと、軍事目的に利用されるかもしれないって喧伝されるけど、逆にハードのスペックが高すぎてゲームの開発に高額なコストがかかるということで、これは本末転倒だし、動作が軽くてもきっと楽しいゲームはあるわけで、それじゃあ売れないよねってことになる。

iPhoneだって、あの機械がどうして売れてるのかというと、iPodがどんどん進化して、iPod touchになり、そのiPod touchに電話機能がついたものがiPhoneであり、それまでにAppleはこれらのハードで動作する膨大なアプリを用意をしているから、iPhoneユーザーには選べる状態になってるし、そのアプリの中にはキラーアプリもあったりして、とても楽しめる機械になっている。

つまり、このハードでどういうことができるの?どういうコンテンツが用意されているの?という疑問にしっかり答えられるのかということなのです。ところが、ニンテンドーDSにせよ、SONYのハードはまずハードありきで、ということは、何が出来るかわからない高性能のハードを買ってねじゃあ、ユーザーは納得させられない。

テレビも今は3Dがどうだとか言ってるけれども、結局コンテンツが無いから売れないわけですよ。テレビ関係者は、3Dテレビは新しいテレビの時代の幕開けだとか言って胸をはってましたが、実際には恐ろしくレッドオーシャンマーケットになってしまったことで、価格競争になってしまい、こちらは韓国メーカーの独壇場になってしまった。

インターネットに接続できるグーグルテレビとか言って、コントローラーも使いやすくなったなどといってますが、それはいいにしても、もっと何か付加価値がないとお金を払おうと思わないし、色々な機能がつきすぎて動作が重くなったりしたら、これはこれで使いものにならない。

とにかくゲーム機にしろ、テレビにしろ、それらで僕らがどう楽しめるかということを訴求しないと、ますます大変なことになると思う

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