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竹内まりやーいのちの歌(ドラマ開拓者たちの主題歌)

今年の初めからNHKのBSで満島ひかりちゃん主演で「開拓者たち」というドラマが放映された。このドラマは、去年からCMをしていたので、ドラマ自体は知ってましたけど、実際に見てみると大変重いドラマで、見応えがあり、毎週見入ってしまった。

前の篤姫もそうだけど、本当に良いドラマというのは、ストーリーには意外性があり、この意外性というのは、そんなことが本当にあったんだという驚きみたいなもので、そういうストーリーを俳優陣が固めていき、そのドラマをさらにドラマチックにするのが音楽だと思うのです。

特にこのドラマはこのブログでも何度も取り上げましたけど、満州への移民が当時の日本の国策で、多くの人が希望を持って満州にわたり、土地を開拓して、さあこれからという時に、日本は戦争に負け、満州国は崩壊し、ソ連が攻めてきた。そして満州開拓団の人たちは、ソ連に連れいていかれたり、中国で戦争犯罪人として裁かれたり、或いは自決したり、日本に帰るにも本当に苦労して、まさしく命からがら逃げ帰った人たちが多くいたそうです。逃げ帰ってきた人たちも逃げる途中、小さい子が亡くなったり、川を渡るにしてもおばあさんとかは力尽きて流されちゃったりとか、それは本当に地獄を見て日本に帰ってきたそうです。

今回、このドラマを放映するにしても、キャスティングは、以下のとおりですが(リンクはWikipedia)、

阿部ハツ – 満島ひかり
口減らしのために満州に嫁に送られた女性。
阿部史郎 – 石田卓也
ハツの末弟。
阿部金次役 – 綾野剛
ハツの長弟。
阿部富枝 – 山下リオ
ハツの妹。
浅野速男 – 新井浩文
ハツの夫。
木戸浦進作 – 小林且弥
木戸浦チエ – 徳永えり
今野力 – 金井勇太
今野梅子 – 芦名星
庄司盛光 – 平岳大
庄司鶴子 – 前田愛
恵子 – 佐津川愛美
徐栄慶 – 裵ジョンミョン
坂本重蔵 – 木下ほうか
王春岐 – 石田法嗣
遠藤正治 – 山中崇
吉崎千秋 – 二階堂智
吉崎順子 – 田中美里
大野清助 – 田中哲司
早坂吾平 – 大地康雄
宗光彦 – 柄本明

これを見るとわかりますけど、満島ひかりちゃん以外は結構マイナーな若い俳優さんたちが出演しましたが、その演技は本当に迫真の演技で、僕はストーリーも含めて、毎週日曜日の晩は涙をこぼしてみてましたよ。

で、こういう優れたドラマは音楽も素晴らしくて、主題歌を竹内まりやの「こころの歌」という曲で、僕は初めて聞いた時から感動してしまった。

僕は元々洋楽を聞いて育ったので、あまり日本語の音楽はあまり聞かなかったし、ましてや歌詞に感じ入るということが、僕の感性には不足していたようで、昔の井上陽水とか吉田拓郎、南こうせつなど、ちっともいいとは思わなかったのです。今でもフォーク系は陽水くらいしか聞きません。

ところが、最近は年を取ったからかもしれませんが、日本語の音楽は結構好きでよく聞くんだけど、この竹内まりやの曲には歌詞でもジーンと来ちゃって、Amazonで早速購入して大感激してます。調べてみたら、この曲は連続テレビ小説の主題歌で茉奈佳奈が歌ってるそうですね。そちらを聞いたことがないけど、間違いなく竹内まりやバージョンのほうがいいと思うね。ちなみにオリジナルサイトがあります。こちらです。

ただ、この曲を入手するところにやや問題がありました。前にいきものがかりのアルバムがiTunesで買えないとここで騒ぎましたけど、じつはこの曲も買えない。他のアルバムは買えそうなんだけど、どういうわけか、この曲だけiTunesで買えない。このあたり、ちょろいと思うんだよね。結局Amazonで僕は買ったんだけど、それは購入してから入手するまで2日程度かかる。このあたりの心理的なマーケティングとかよく研究するべきだと思うけどね。

とにかくいいメロディで歌詞も素晴らしいので、ここに転載します。

生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり
本当にだいじなものは 隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある
いつかは誰でも この星にさよならを
する時がくるけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう

歌詞の中にある泣きたい日もある 絶望に嘆く日もというところが、結構僕にははまっちゃって、こんな僕でも、泣きたいこともあるし、日々絶望に投げているんですよ。そういうキャラじゃないから、みなさんわからないでしょうけど。

で、この曲はね、開拓者たちにぴったりな曲で、結局満州から帰って日本に戻ってきても、ふるさとにはいられない人たちは、那須の土地を与えられたのはいいけれども、大変な土地で、ここを耕すのに大変な苦労をしたけれども、その苦労が実り、いまや牛乳の出荷は北海道に次ぐもので、これは希望を与えてくれると思いますよ。

このドラマは途中で当時の状況を実際にインタビューしているんだけど、インタビューされた那須千振の人たちは、ほんとうに飄々としてて、本当にあれだけ苦労した人たちなんですかというくらい暗さを感じない。ほんとうに大きいことを成し遂げたと言うか、そういうことが持ちうる余裕っていうんですかね、そういうものを感じました。

NHKが他のテレビ局よりもすごいところというのは、こういうあまり知られていなかった事実を掘り起こしてドラマを作っちゃうということで、他の民間のテレビ局には真似のできないところだ。他の民放は、ジャニーズとかそういうチャラチャラした中身のない番組を平気で作っちゃうけど、NHKはさすがにそういう所があまりなくて、素晴らしい。

ジャニーズもかわいそうだと思うね。あの人達は相当エンターテイメンターとしてすごい力があると思うけど、アイドルでチャラチャラしてるからドラマに出ても、そのドラマ自体がすかすかになる。日テレなんてニュースのコメンテーターとかで平気で使っちゃう神経が僕はわからないですねえ。ちなみに僕はジャニーズは、V6の井ノ原くんと岡田くんが好き。SPの岡田くんは相当かっこいいと思うよ。

ジャニーズのことはいずれ書きますけど、とにかくコンテンツ重視の番組を作らせると、日本ではNHKの右に出る局はないと思うね。それくらい、このドラマは圧倒的に素晴らしかった。DVD出ればいいのに。


(追記:2014/02/05)こちらはDVD化していて現在発売されています。

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