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Microsoft化するGoogle(1)ーものまねを始めたGoogle

MicrosoftがIT業界の主役ではなくなってから久しいけれども、これはGoogleの台頭というのが大きいし、後はアップルが復活したということが大きな要因でもあるけど、やっぱり従来のMicrosoftの拡張のやり方が限界に来たという感じがするし、提供するサービスがインフラ化しすぎちゃって、会社としてつまらなくなったというところはあると思うんだよね。

もともとMicrosoftという会社は、恐れられるというところはあったけど、尊敬はされてない企業です。それはMicrosoftという会社が、儲かるものがあるとそこに行って、まずそれを買収しようとし、それがだめだと対抗する製品をマーケットに出して、それを力技で追い落とすというやり方をしてきたからだと思う。

例えば、パソコンのOS戦争では、Windows95でしっかりMacを駆逐してしまった。当時Windows95が出たときは、MacユーザーはこんなものはMacでとっくの昔にやってると笑ってはいましたが、結局MacのOSが不安定で、Windows95は安定しているということと、あとはプロモーションにMicrosoftがお金をガンガン落として、結局パソコンのOSのマーケットのほぼ独占状態にした。Macはマイノリティになってしまった。

また、インターネットのブラウザでも、インターネットエクスプローラーが出る前はNetscapeというブラウザがありました(この後継ブラウザは後にFirefoxになりますけど)。Microsoftは最初買収しようとしたらしいのですが、それが結局断られ、MicrosoftはWindows98から標準でシステムにブラウザを組み込み、OSを起動する時点で既にブラウザがあるという状態にしてしまい、Netscapeは消えてしまった。これもアップルの時と全く同じです。こういう例は実はたくさんある。

ところが世の中のITがインターネット中心になると、インターネットの事を熟知しているGoogleにMicrosoftは圧倒され、かつ復活したアップルの出現もあり、今は随分おとなしくなってしまった。Windows携帯とか色々と騒いでるけど、絡んでるのは、スマートフォンの乗り遅れたノキアが端末を出している程度で、Microsoftは最終的にはOSとオフィスソフトを開発する会社に戻るんじゃないかなと思うね。それにあまりにインターネットのことをわからなさ過ぎているということもあるので、きっとそうなると思ってます。

で、一躍ITのトップ企業になったGoogleですが

  • 優れた検索エンジン
  • サポートもいらない無料のサービス
  • 実に革新的な広告形態AdWords

などで一躍大変な企業になりました。グーグルとしては広告が収益のほとんどなので、今はとにかく利用者がクリックしやすいように、また、広告主も予算に応じて広告が出稿できるように色々と知恵を働かせていて、さすがという感じがします。

そのGoogleがここ数年力を入れているのがモバイル。それとSNS事業。と、僕は見てます。実際にOSは無償でソースを公開していますから、アップル以外のキャリアはほぼすべてAndroid端末になっている。ただ、これは故スティーブ・ジョブズに言わせるとアップルのまねだと。僕もそう思う。

また、GoogleのSNS、Google+のターゲットは明らかにFacebook。つまり、モバイルにしてもSNSにしてもGoogleが後塵を拝すという状況なのです。ただ、IT業界というのは、後出しじゃんけんが許される業界。ただし、許されるのは、先行しているものよりも優れているということが大条件なのです。

例えば、Windows95が当時のMacintoshよりも圧倒的に安定したいたとか、ソニーのウォークマンよりもiPodの方が使いやすいとか、或いは、検索エンジンの精度がヤフーよりもGoogleの方が優れているとかなどです。

ところが、モバイルにしても、SNSにしてもGoogleはアップルやFacebookを真似しているわけですが、それを超えることができてない。スマートフォンに関してAndroidを搭載している方が多いのは、たまたまiPhoneはアップル以外に作っていないということだけであって、簡単にいえばウィンドウズマシンの生産台数がMacintoshよりも多いというのと一緒で、中身は落ち込んでいる。

Google+にしても使い勝手という点で見ると、残念ながらFacebookの足元に及ばない。この使い勝手が悪いというのは、インターネット時代で市場だめな要素なので、そこはなんとしないと、Googleのブランドまで落ちてしまう。ところが、Googleとしては広告収入が主体となっているけれども、このままインターネット時代が進化すると、確実に広告の売上も落ちるに違いないと想定していて(これはあくまでも僕の想像です)、それに変わる収益源は何かというところで、対Facebookに対抗できるものということを今やっているんだと思うのです。

この話はちょっと長くなるので、あと2回に分けて書きます。次回はGoogleのモバイルについて。次々回が、SNS対策と広告戦略についてを書きます。

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