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偉大なアジア

最近、ベトナムのことを調べていて、この国は実に偉大というか、フランスとアメリカと戦争をして多くの犠牲を自国に与えたにしても、戦って自国の独立させたということは、指導者であったホーチミンもそうだけど、ベトナム国民の強さということを改めて感じさせると思うのです。


いわゆる西洋諸国の植民地支配というのは、植民地にろくな事をしてません。自国の利益だけをその国から吸い上げるだけで、支配地に有効な手立てをしている国はまずない。例えば、アヘン戦争にしても、イギリスが清国の人民に対してアヘンを吸わせることで膨大な利益を得て、かつ清国の人々を消耗させようすることで国力も落とそうとした。それに反発した清国が、そのアヘンを廃棄したら、イギリスが怒って清国を攻めてきたと言う実に不埒な話です。

日露戦争もそうです。ロシアがどんどんな南下してくるので、それを食い止めるために日本が立ち上がらざるを得なくなり、考えられるだけの策を考えて戦った戦争が日露戦争で、それがどれだけ消耗をしたかといえば、戦後陸軍の作戦家だった児玉源太郎は、すぐに亡くなってしまうし、海軍の秋山真之も精神的に消耗してしまいます。ただ、このアジアで最初に西洋を撃破したということで、アジア諸国に勇気を与えた戦勝も、その後の軍隊の対応でチャラになってしまいましたが。

ベトナムにしても第1次インドシナ戦争でフランスを追い出し、ベトナム戦争でもアメリカを追い出した。これも本を読んでいると、フランスもアメリカも自国に都合のいい傀儡政権を立ちあげて、反抗する共産党などを徹底的に弾圧した。ところが、これによって国民がナショナリズムに目覚めて、結局フランスもアメリカもベトナム国民のほぼすべてを敵に回してしまった。これがフランスとアメリカがベトナムに敗れ去った最大の原因だったと僕は思う。ちなみにベトナム戦争ではベトナム人は300万人死んでます。これって戦争犯罪じゃないのか。

しかも、ベトナムにはホーチミンというカリスマが現れた。普通革命国家で立身する人物というのは、スターリンにしても、日本の山県有朋にしても人間的に崩れている場合が多いのですが、ホーチミンと言う人物は大変清廉潔白な人物であり、ホーおじさんと言われているように多くの人に慕われた。日本で言えば、西郷さんに近いかなという気がしますが、国中がこの人物を中心にまとまって、自分たちのことしか考えていないフランスやアメリカを追い出した。これはもう涙モノ的な成果だと思う。

結局、日本の日露戦争にしてもベトナム戦争にしても、白人から圧迫されたために日本もベトナムも窮鼠猫を噛む状態にならざるを得なかったわけで、そこまで追い込んだロシアにしてもフランスにしても、アメリカにしても批判されるべきだ。

1793年1月21日、パリの「革命広場」にて。ルイ16世もギロチンで死んだ。

だいたい白人国家というのは、自分たちと違う文化や風俗じゃないと白眼視するところがある。つまり、下等であると言う見方をします。確かにヨーロッパの建築物とか見ると、凄いなと思うけど、アジアにしても立派な仏教建築がいくらでもあるし、風俗が違っても、インドも中国も大変古く優れた文明があるし、たまたま風俗が白人社会とちがうだけだ。日本の武士道精神は、ヨーロッパの騎士道精神と全く劣らない。僕は大変素晴らしいものだと思う。逆にフランス革命やロシア革命とかで革命側が旧権力に対して行った行いは、実に野蛮。人類の恥じゃないかとさえ思います。ちなみにギロチンは、フランス革命の時に登場したものです。

料理にしても、西洋に関してはイタリア料理、フレンチ、ロシア料理があるくらいで、アジアには中華、和食、インド料理、ベトナム料理、タイ料理などと全く引けをとらない実に素晴らしい文明を持っている。そういう優秀な食文化を持っている国を自分たちと違う風俗ということで見下している。食文化にいたっては、アメリカなどは劣等国家で、ハンバーガーしかない実に雑な舌をしている人たちであり、どうしてこうも雑な国家が世界を支配しているのが不思議でしょうがない。

それなのに、未だにアメリカに留学したり、どういうわけだか日本人なのにカルロスかなんだか知らないけれども、変なセカンドネームをつけてる人も日本人には随分いて、そういう人に限ってアジアを侮蔑している。馬鹿なやつらだと僕は思うし、普通に英語が話せる人は決してそういうことはしない。何か幼少時の時に嫌なことがあったんじゃないかとさえ僕は思う。

白人が他の人種に対して、いかに倫理観が欠けているかといえば、例えば日本に広島と長崎に原爆を落としたことでもわかる。日本と同様ドイツやイタリアも相当ひどいことをしているけれども、それらの国には落としてません。司馬さんは白人は他の人種に対して倫理観が欠如することがあり、もし日本人がヨーロッパの一員だったら、どんなに戦争で悪いことをしても原爆を落とされることはなかっただろう、日本だから落とされたんだと書いているのを読んだことがありますが、僕もそう思う。

そういう例は実に多くあって、例えば日本がポツダム宣言を受諾して降伏をすると、ソ連は日ソ不可侵条約を破棄して満州に侵攻をしてきたけど、鉄道で入ってくる部隊は、どういうわけだか列車の戦闘に全裸の日本人女性を貼り付けて入ってきたというおぞましい事実がありますし、近年であればベトナム戦争ではアメリカは枯葉剤というふざけたものを空から撒き散らしたりした。ここをクリックすれば枯葉剤がどれほど恐ろしい影響を人体に与えるかがわかりますよ。これ、アメリカもどうするつもりなんですかね。

これと同じ事を白人にしたらどういうことになるか。例えば、日本が真珠湾で奇襲攻撃したことを延々と未だに言われ続けてるし、アルカイダがテロを起こした時も、傍から見ると実に大げさだし、もちろんこういう攻撃をした日本もアルカイダも非難されるべきだけど、日本はもっとひどいことをされている。東京大空襲にしても、軍隊施設ならまだしも、一般市民まで攻撃対象とした。これは、一般市民が武器工場で働いているということがその理由。

とにかく西洋諸国は帝国時代において、自国の利益のために余計なことばかり、アジアに対して行なっています。ぜひ知ってほしい挿話もあって、日本が第二次大戦で負けて東京裁判が行われたのは、ご存知かと思います。

その際に旧関東軍を実質的に支配していた石原莞爾。彼が東京裁判において関東軍はどうしてもこうも勝手なことをしたのかということを、連合軍からヒアリングされます。それに対して石原は実に面白いことを言ってます。日本の軍国化は、西洋諸国のせいだと。それはどうしてかというと、幕末に呼んでもいないのに、ペリーが来航して日本国内が黒船騒ぎになり、ペリーも開国を徳川幕府に対して開国を迫った。結果、日本は外国から侵略されないためにも、近代化をせざるを得ず、結果的に明治維新が起こった。

それまで日本は本当に安全にのんびり生活をしていたのに、西洋諸国が自国の利益のために勝手に開国を強いるから、日本は最終的に軍事国家になった。その責任はどうなんだと聞いたそうです。今から振り返ると、ちょっと強引かなという気はするけど、現実的には間違ってない。ま、近代化しなければ、日本は弱小化していたことは否めないですけどね。

アジアは、その圧倒的に安い人件費によって、世界の工場になった。まだ、これも一部の国だけなので、これからさらに拡散してくと思う。そうなれば日本も含めた西洋諸国は、国内経済が空洞化し、更に不景気になっていくような気がする。それ以前にヨーロッパが、ギリシャ危機に端を発っして、スペインやイタリアといったラテン系の国が大変な事になってる。そのつけは誰が払うんですかね。

アジアの場合は、劣化しているのは日本ぐらいで後は人口増加がどの国でも進んでいて、消費する国家が中国を含めてどんどん台頭してきてる。白人が売るものをアジア人が圧倒的に消費する時代がもうすぐ目の前に来てるし、そのことで白人はアジア人に頭が上がらなくなる時代がきっと来ると思う。その時に、アメリカかぶれの方々はどういう顔をするのか、聞いてみたいところです。

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